新SETI
すでに1950年代に始まり、今も続けられているSETI(地球外知性探査;Search for Extra-Terrestrial Intelligence)に新たな計画が加わるそうだ。
様々な手段で地球外の知的生命体を探そうとする、計画はこれまでに幾つも存在した。中でも1960年頃から始まった「オズマ計画」などの先行計画のアイディアを引き継いだ、宇宙から届く電波を解析して地球外の知的生命体を探す計画は今も幾つかのグループによって続けられている。報道によれば今回、ロシアの富豪の出資によって、イギリスを中心に新たな活動が始まるのだという。
これは10年間に約120億円の出資を得て、これまでよりも高感度な受信設備を利用して探索を行うのだそうだ。成果が確実とは言えないが、これまでより探索範囲が拡がることは間違いない。
ところで、SETIはインターネットに繋いだコンピューターがあれば誰でも参加できる事をご存じだろうか?それは米国のカリフォルニア大学バークレイ校のグループが中心となってボランティア的に行われている「SETI@home」だ。これは映画にもなったアレシボの巨大アンテナで受信した電波を、各家庭にあるパソコンを使って分散コンピューティングで解析して知的生命体を示す信号を発見しようというものだ。解析に必要なプログラムは各種OSに対応したものが公開されていて、これをダウンロードして利用できる。解析作業は、裏作業としてパソコンがアイドル状態の時に行われ、参加者の業務を妨げないように考えられている。
興味がある人はこちらへ。(日本語の説明あり);http://setiathome.berkeley.edu/
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