キレる子供はばい菌不足?
しばらく前に「腸内細菌で性格が支配される?」という記事で、性格が腸内細菌に影響されると言う最近の研究を紹介した。
この記事で紹介したNHKの番組によると、マウスの性格が腸内細菌の種類によって影響されているのだという。たとえば、積極的なマウスの腸内細菌を消極的なマウスに与えると積極性が増したという。
また、米国などでは鬱病などの治療に腸内細菌混合物を投与して症状の改善が見られているという。
だとすると、キレる子供はキレないような性格にする腸内細菌を持っていないのかもしれない。また、最近子供ばかりではなく大人もキレやすくなっているのは、除菌や無菌ばやりで環境常在菌を体内に取り込む機会が減少しているからかもしれない。
人類は長い進化の過程で様々な細菌と共存してきた。そして環境常在菌の多くは病原性が無く、一部は腸内細菌としても存在している。人体はこのような細菌を腸内に住まわせて消化を助けたり、体内で合成できない微量成分を生産させて利用している。その様にして腸内細菌を精神活動の調整にも利用してきた可能性は大いにある。
ジョキン、ジョキンは子供をキレ易くし、社会適合性を失わせることに繋がっているもかもしれない。
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