エボラ出血熱の致死率は36%
WHOの発表によると、2014/11/16現在のエボラ出血熱の感染者は15,145人で、死者は5,420だと言う。感染拡大は一部で収まりつつあるが、全体としてみればまだ押さえたと言える状態ではない。
ただこの数字から計算すると、致死率は約36%で過去にメディアで喧伝された80~90%に較べると遙かに低い。この数字の差は、発症初期に適切な治療が受けられたかどうかの違いによるものだろう。医療体制が整備されている先進国に限れば、致死率は遙かに低いものになるだろう。
治療法の開発も急速に進められており、治癒率は今後急速に改善されると期待できる。早期に適切な治療を受けられる体制を整えることで、発症者が入国してもパニックになる必要はなさそうだ。とは言っても、なめてかかって発症早期に適切な治療を受けない者がいれば、蔓延する危険があることは肝に銘じておかなければならない。
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