放射能より危険なもの
いわゆる危険ドラッグの使用者が増えていると報じられている。危険性がよく知られていて、法律でも明示的に禁じられている麻薬や覚醒剤程には毒性が広く知られていないためだろう。
薬事法の認可を受けた医薬や医療用の麻薬とは異なり、定められた手順で毒性の評価を行っていない危険ドラッグはどのような毒性があるかの確認がされていない。ねずみを使った急性毒性ぐらいはデータがあるのかもしれないが、慢性毒性や発がん性の評価が行われているとは考えられない。高い毒性がある可能性は高い。また、薬事法で管理されないいい加減な製法や品質管理のもとで製造される危険ドラッグには、どんな有害不純物が含まれているか分からない事にも留意すべきだ。
つまり、危険ドラッグには高い健康リスクがあると考えるべきであり、現在居住が禁止されている放射の汚染地域の健康リスクを上回る可能性もある。
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