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October 2014

October 31, 2014

金融緩和追加決定

先に「出口に足をかけた米国、出口が見つからない日本」と書いたが、今日は日銀が金融緩和の追加を決定したと報じられている。この決定で日本経済は出口を見つけられずに闇の中をさ迷っているという感がますます強くなる。

この夏以来、日銀と安倍政権は景気が回復しつつあると強調してきた。しかし、ここでの追加緩和決定はそれが事実ではなかったと認めるに等しい。

にもかかわらずこのタイミングで追加緩和を決めたと言うことは、消費税増税の最後のチャンスと考えたからだろう。消費税増税決定を繰り延べてきたが、この年末がタイムリミットだ。増税決定には少しでも景気回復の事実を示さねばならないが、そのための最後の賭に出たと言うことだろう。増税ができなければ、アベノミクスが成果を上げていない事を公式に認めるのも同じで、安倍政権は深刻な事態に陥るからだ。

追加緩和を受けて投機市場は高騰しているが、製造業が中心の実体消費はむしろ冷え込むだろう。実体経済に回復の兆しがないことを認めたも同然だからだ。

今までの長期間かつ大量の金融緩和で供給された資金の大半は投機市場に流れ込み、投機に参加できる富裕層の懐を豊かにしてきた。その結果高額票品の売り上げは増加したが、消費の大きな部分を占める一般労働者の消費は伸びなかった。実質賃金が増加せず、むしろ減少したからだ。これが偽りの景気回復の実態だ。

安倍政権周辺は金融経済を重視する者たちで占められているようだが、彼らはこの20年近く失敗し続けている。今求められているのは、直接的に実質賃金を上昇させる知恵を持つ者たちだ。そのためには新しい経済モデルが必要なのかもしれない。

October 30, 2014

爆発したロケットは「新古品」

28日に打ち上げに失敗した「アンタレス」ロケットのエンジンは、約40年前に旧ソ連で量産されたが未使用で保存されていた、いわば「新古品」を改造した物だと報じられている。

読売新聞記事;「ロケット爆発、旧ソ連製改造のエンジンに異常か」2014/10/30

製造後長期間保管されていた「新古品」を改造したことが原因であるとは決めつけられないが、コストカット目的で最重要部品をここまでお手軽に再利用しても良いのだろうかという思いがする。

打ち上げ再開には半年以上は必要だろう。下手をすればエンジン自体を変更しなければならなくなる。そうなれば、米国の民間による宇宙開発という政策に大きな遅延が生じる事になる。

ロシアがソユーズロケットやプロトンロケットによる輸送支援を申し出ているそうだが、ソユーズロケットにも最近数回の打ち上げ失敗があり全幅の信頼というわけにも行かない。

そんな状況であるので、日本が「こうのとり」の打ち上げ間隔を短縮できれば、商売のチャンスが拡大する可能性はある。また、重量物の打ち上げに「イプシロンロケット」を束にしたものを使う可能性はないのだろうか。ロケットを束にして使うのは旧ソ連の得意技ではあったが。

出口に足をかけた米国、出口が見つからない日本

FRBが景気が底を脱したとして量的緩和の終了を決定した。ゼロ金利は今後相当の期間続けるとしているが、来年夏にはこちらも終了させるのではないかという観測が多い。

これは米国経済が異常事態の出口に足をかけたと言うことだ。ゼロ金利が終了すれば完全に不況を脱したといえる。

これに対し日本は、華やかだが中身のないキャッチコピーばかりでいっこうに不況の出口が見つからない。その理由はなぜか、金融のプロ達が投機市場重視の時代遅れのマネタリストばかりで、実体経済を軽視しているからかもしれない。いずれにしても、投機にたよる市場経済から生産に基本を置く実体経済へと政策の重点を移さない限り労働賃金の上昇はなく、消費依存の日本経済の再生はないだろう。

首の絞め合い

いつまで経っても繰り返される政治資金不適切処理疑惑。対立政党議員の不適切処理が表面化する都度、お互いに鬼の首を取った様な大騒動を繰り広げる。

相手方の首を締め上げてダメージを与えれば喜ばしいかもしれないが、それは結局自分の首を絞めることにも跳ね返ってくる。言ってみれば、どちらが絞めても両方の首が絞まると言う状態での首の絞め合いだ。

政治資金の不適切な処理は根絶しなければならないが、いつまで経っても改善の兆しが見えないのにもうんざりする。この際、根本的な解消策を講じるべきだ。

そのためには会計のプロの力を借りるのが良いだろう。これまでトラブルになった事例を含め、大半の政治団体では会計の素人が会計責任者になっている。これでは処理が甘くなっても致し方ない。そこで、政治資金団体の会計は会計士か税理士のような会計のプロによる監査を義務づけ、不備があれば会計責任者だけでなく監査責任者にも責任を取らせるようにするべきだ。

会計のプロと言っても政治資金に関する法には詳しくない場合もあるだろう。その場合には法の講習を受けさせればよい。

October 28, 2014

検疫隔離

エボラ出血熱患者の国内2次感染防止のため、米国のニューヨーク州とニュージャージ州が、流行地で医療行為に従事した医療関係者が帰国した場合3週間の検疫隔離を義務づけるとして議論を呼んでいる。反対理由は「人権侵害」、「ボランティアを減少させる」などだが、国内一般人の安全との兼ね合いをどう取ればよいかは考えなければならない。

日本でも昨日(2014/10/27)に、エボラ出血熱の疑いがある旅行者が入国したとして騒ぎになっていた。今回は検査の結果が陰性とのことで騒ぎは収まったが、検査態勢や疑いがある患者の移送や隔離に不十分な点があることが露呈した。

今後もエボラ出血熱に限らず、感染性が強い、あるいは致死性が高いなどの新しい感染症は次々と出て来るだろう。そこで入り口対策として、国際空港に隔離病室の設置を義務づけるのはどうだろう。

感染者の可能性があれば、直ちに空港内の隔離病室に収容して検査と治療を行うのだ。こうすれば人口密度の高い都市内を、封じ込め機能がない救急車で運ぶ必要はない。また転院させる場合にも、封じ込め機能を持つ救急車を用意する時間的余裕が持てる。

かつて、疫病の疑いがある病人を乗せた船は入港時に黄旗を掲げ、検疫泊地に入ることが義務づけられていた。今はそんな時代ではないと言うだろうが、致死性が高い感染症の拡散を防ぐためには、ある程度の自由制限は行われても良いのではないだろうか。やり過ぎや政府の恣意的な運用を許すと、ファシズムに通じる危険はあるのだが。

October 27, 2014

蓼食う虫

「蓼食う虫も好き好き」という。「たでみそ」などに使う辛い蓼の葉だが、それを好んで食う虫もいると言うことで、一風変わった好みの人を評して言うことが多い。

現実に葉を食べる虫もそれぞれ好き好きがあり、私は最近ゼラニウムの葉を食われてしまった。あの臭いゼラニウムの葉を好む虫がいるとは考えにくいのだが、葉が食い荒らさていたので調べてみると、土の中に夜盗虫がもぐり込んで隠れていた。これは早速、隣の公園の茂みへEXILEした。最近群れ始めている雀の餌用だ。

近くの鉢のローズゼラニウムにも古い食害痕があるので、こちらから移動したのかもしれない。全く油断も隙もない。

発電コストの比較

読売新聞が各方式による発電コストの比較に関する記事を載せている。

Web記事;「どの発電方法が一番安い?民間試算で最安は…
                 2014年10月26日 22時18分

計算を行ったのはエネルギー問題を研究する民間研究機関「地球環境産業技術研究機構」(理事長=茅かや陽一・東大名誉教授)で、原子力発電や再生可能エネルギーなどについて、それぞれどれくらいの発電コストがかかるかの試算をまとめた。

これによるともっとも低価格な方式は石炭火力で「7.8円/kW」で原子力が「8.0円/kW」でそれに次ぐ。原子力は事故が起きた際の賠償などの費用を上乗せしても「8.4円/kW」にとどまる。これに対して天然ガスは「12.5円/kW」で風力は[21.2円/kW」、メガソーラーは「30.6円/kW」になるそうだ。

この結果は、再生可能エネルギーへの依存が電気料金の大幅値上げに繋がることを示している。

October 25, 2014

大学入試改革

またまた大学入試改革の提言が出されるらしい。

私が受験生だった50年前から、何度も改革は行われたがいずれも成功したとは言い難い。もっとも大きな制度変更であるセンター入試も,結局は偏差値による大学の序列化を進め、受験テクニックを売り物にする受験教育業者を喜ばせたに過ぎない。また、知識偏重を廃し個性を重視するとした制度変更も、試験を使わないAD入試など入り口の多様化はされたが、大学での教育に耐えるだけの知識を持たない者を多数入学させ、大学の知的水準を下げるだけに終わったように思える。

そこで提言だが、センター試験は知識評価に徹し大学入学資格試験とする。これによって、大学教育に耐えられる最低限の知識があるかどうかを評価する。その代わりこの試験の受験資格は設けず、誰でも何度でも受験できることにする。

そして、大学入試は一切の基準を設けずに、個々の大学がその教育方針に基づいて自由な方法や方式で行えるものとする。これにより大学の多様性が保たれ、競争も盛んになるだろう。場合によっては、大学の判断で資格試験に合格していない者の入学を認めても良いだろう。

これでは大学の水準がばらばらになって不都合だと言う者がいるかもしれない。しかしこうすれば大学の評価は社会的声望で自ずから定まる。国が定めた基準による序列格付けより、遙かに柔軟で鋭敏な評価になると考える。

国による統制的改革よりも、各大学の自主性に任せる改革の方が良い。

太陽に大黒点(2014/10/25)

NASAなどが、太陽に大黒点が現れて、地球に影響を与える巨大フレアを発生する可能性があると報じている。そこで以前金環食の撮影に用いたフィルターを持ち出して撮影してみた。

それがこの写真。右下に大きな黒点の固まりが見える。

2014/10/25 15:00頃撮影。
Cannon Powershot SX30is
Kenko ND10000 フィルター使用

黒点は、フレアと呼ばれる爆発を起こし大量の帯電した粒子や放射線を噴出することがある。黒点が大きくなれば噴出量も大きくなり、巨大な黒点が起こす巨大なフレアになると噴出量も膨大になる。地球に向いた位置で巨大フレアが発生し、噴出した大量の帯電粒子が地球に到達すると地磁気が大きく歪み、その結果電力送電網や通信網に強力な誘導電流が流れるので、デジタル機器に深刻なダメージが起きると予測されている。このダメージによって大規模な停電や通信障害起きるので、社会的混乱が心配されているのだ。

この巨大黒点は、太陽の自転によって地球に向いた位置からそれつつあるが、一回転して再び地球に向くことになる。そのときにもまだ巨大なままである可能性もあり、しばらくは安心できないようだ。

October 23, 2014

閣僚連鎖辞任の悪夢再び?

政治資金スキャンダルで辞任した優子姫の後釜に座ったばかりの、宮沢氏にも政治資金スキャンダルになりかねない事態が発生している。

それは、政治資金の支出先としては不適切なサービス業者の領収書が見つかったと言うことだ。接待相手のリクエストなのだろうが、政治家の品格に傷が付くような業者で、違法行為ではないが政治家としては不見識として、最悪の場合には辞任に追い込まれることもあり得る。宮沢氏の政治団体の誰が誰を接待したのかの詮索が、しばらくゴシップ紙を賑わすことだろう。

安倍氏には連続辞任再現の悪夢で眠れぬ夜が続きそうだ。

文字化けで読めない詐欺メール;【三菱東京UFJ銀行】メールアドレスの確認

久しぶりに三菱東京UFJ銀行を騙る詐欺メールが来たがひどい文字化けで意味不明。

送信元は「christymarchand@comcast.net」で、「冒頭部にサッカーの試合の感想と思われる文章があるが、意味不明の文字がちりばめられていてまるで作り損ないの暗号文だ。その後も意味不明の文字がちりばめていて判読困難だ。Outlook expressで作成されていて、私が使用しているメールソフトと異なるためだろうか?

例によって偽装されたリンクが付いているが、表示されているアドレスと実際のリンク先は異なる。これは、表示されているリンクにマウスカーソルを重ねると画面下部に実際のリンク先が表示されるので比較してみればすぐに確認できる。

ちなみに、表示されているリンク先は「https://entry11.bk.mufg.jp/ibg/dfw/APLIN/loginib/login?_TRANID=AA000_001」だが、実際のリンク先は「http://nvxie.dianputui.com/plus/img/」だ。

このドメインの登録情報は下記の通り。
Domain Name: DIANPUTUI.COM
Registrar: HICHINA ZHICHENG TECHNOLOGY LTD.
Whois Server: grs-whois.hichina.com
Referral URL: http://www.net.cn
Name Server: DNS21.HICHINA.COM
Name Server: DNS22.HICHINA.COM
Status: ok
Updated Date: 17-jul-2012
Creation Date: 17-jul-2012
Expiration Date: 17-jul-2015

登録者の「HICHINA ZHICHENG TECHNOLOGY LTD.」、北京にあるウエブサイトやネット通販サイトなどの場所貸しを行うホスティングサービス企業のようだ。

なお、宛先は私の物ではないアドレスになっている。Bccで送られたのだろうか?

October 20, 2014

政治家の会計管理

このところ地方議会から国会まで、政治家や政治団体の不適正会計処理ご次々と露見している。

その様なニュースを聞いていつも不思議に思うのは、それらの例では会計管理を素人が行い、会計士や税理士による監査を受けていないことだ。素人が管理を行っていれば間違いもあるだろうし、このぐらいは良いだろうという不適切な支出に待ったを掛ける事もしにくいだろう。

しかし会計のプロである会計士や税理士であれば、不適切な支出も権威を持って止められる。また小沢一郎氏得意の、適切ではないが違法でもない会計処理も上手に行えるだろう。

会計管理や監査をプロに依頼し、その謝礼を政治資金から払う事は違法ではないと思うのだが。

姫の失墜(小渕優子氏の大臣辞任)

かつて小泉氏にすり寄って名を売ったギャルズの影が薄れて行く中、颯爽と登場したブランド品の優子姫が失墜した。

小渕家の優子姫は、女性登用を売り物にした安倍改造内閣最大の目玉商品だったのだが、結果として安倍氏の体面が丸潰れになってしまった。原因は、父親から受け継いだ組織の管理が行き届かなかったことにあると思われるが、先代から受け継いだ家臣は厳しく監督できなかったのだろう。親の衣鉢をそのまま受け継いだ場合には、老臣達が後継者を軽視するのはありがちなことだ。また、そのうちに自分の個人的な利益を優先させる者が出てくるのもよくあることだ。今回もその例に当てはまるのかもしれない。

今後、後援組織内で誰に腹を切らせるのかが議論になるだろう。この手のゴシップで良くあるように、捜査を止める目的で全責任をかぶって自殺する者も出るかもしれない。

同じ事は後を追って引責辞任した団扇大臣にも言える。女性登用だからと言って、「女性であれば誰でも良い、ブランド品で見目が良ければさらによし」では、政府を預かる総理大臣として無責任に過ぎる。

政府や企業を動かすための手続きやルール(社会における合意形成の手順と言っても良い)は、人間が集団生活を初めて以来数万年の試行錯誤の末に生み出された物で、生物としての人間の習性の根幹に関わっている。男だから、女だからと簡単に変えられる物ではない。だから女性の登用とは言え、女であれば誰でも良いというわけには行かないのだ。

女性統治者の伝統がある西欧では、統治の手続きやルールは男であろうと女であろうと変わらない、変えてはうまく行かないことを経験している。千五百年の間、女性統治者がいなかった日本ではそのことが理解されておらず、女性自身もまた周囲も「女性だから」別の基準で、あるいは特別の待遇を受けられると言う甘えを生じがちだ。それが排除されない限り、同じような失態は繰り返されるだろう。

October 18, 2014

高すぎる日本製CD

私が最近オンライン購入したCDは輸入盤ばかりだ。理由はとにかく安いからだし、日本では出版されていない伝統音楽系の曲目をよく聞くと言うこともある。

好みのジャンルについては置くとしても、私には日本製CDの価格は高すぎると思う。同じ内容のCDの輸入盤と日本製の価格を比較すると、日本製は輸入盤の2~3倍と言うことがごく当たり前だ。先日もオンラインショップでリストのピアノ曲を探していた際、10枚セット¥3,600と言う例もあったし、2枚組3枚組でも1枚あたり¥500程度というのは珍しくない。こうなると一曲ずつダウンロード購入(1曲あたり¥150程度が多い様だ)するより遙かに安い。

輸入盤が安いのか、日本製が高いのか、価格差の理由が知りたいものだ。

解説リーフレットが無い、あるいは解説が読めないなどの理由で輸入版は嫌いだという人もいるが、よく知られた曲をよく知られた演奏家が演奏している場合、私は解説リーフレットは不要だ。また未知の演奏家に関する情報も、今ではインターネットで簡単に調べることができるので、リーフレットが無くても困らない。

と言うわけで、今後も輸入盤を優先で買う事が続きそうだ。ついでに言えば、日本人演奏家のCDも輸入盤で買える物がある。

付け加えると、販売店で棚に並んだCDの中から面白そうな物をあさる楽しみはオンラインにはない。しかし最近は、私が好むクラシックや世界各地の伝統音楽系のCDの品揃えが減って、棚をあさる楽しみが大幅に減ってしまったのが残念だ。

October 16, 2014

北朝鮮に呼びつけられた安倍政権

拉致被害者調査に関して、先日の会談ではゼロ回答だった北朝鮮。オマケに詳細が知りたければ平壌まで来いと要求。これではまるで呼びつけられたに等しい。

しかし安倍氏はしっぽを振って、担当の高級官僚を平壌に派遣すると言う。何をそんなに焦るのか?恥も外聞も誇りもないように見える。

北朝鮮にしてみれば、拉致被害者調査は始めから真面目にするつもりなど無い。制裁解除を急ぐ安倍政権に名分をやったと言うスタンスであることは見え透いている。にもかかわらず北朝鮮にすり寄り、成果があったように見せかけようとする安倍氏の態度は情けない限りだ。

October 15, 2014

女児はなぜ死んだのか

神戸市長田区で行方不明になり後に遺体で発見された女児が、なぜ死ななければ(*)ならなかったのかについて感じたことがある。

*現時点では被疑者が自供しておらず、警察も殺されたと断定していないので「殺された」ではなく「死んだ」にしておく。

その1は、女児のまわりに親の気配が希薄だとお言うことだ。両親とも仕事を持ち、帰宅が遅いので日中は祖母の家で過ごし、親が帰宅する夜までは自宅に帰らないよう指示されていたようだ。しかし、祖母もまた自分の用事で外出し女児が一人で取り残される事もあったようだ。そんなとき女児が孤独を感じていたであろう事は推察できる。

その2は、失踪時の女児の服装がいかにも人目を引きたいと言う様子に見えることだ。大きなぬいぐるみが付いたザックを背負い、お洒落な服装で日傘をさして幼い女児が歩いていればいやでも目立つ。どうしても、「私を見て!私をかまって!」とアピールしている様に見える。

失踪直前の女児の行動を見ると、祖母の家に帰宅しても祖母が不在だったため、女児が孤独を感じて友達の家に出かけたが友達が不在だと断られている。そしてその後、行き先を失った女児がかまってくれる相手を求めて歩き回っていたのではないかと思える。そこでやはりかまってくれる相手を求めていた被疑者に出会い、その家について行った可能性は高い。そして夜になり、女児が帰ろうとして騒いだため、軽度の知的障害がある被疑者がパニックになり女児を殺したとしても矛盾はない。

事件の原因は、周囲から一種のネグレクト状態に置かれた女児と、社会からネグレクトされた被疑者の不幸な出会いにあるのではないかと思えるのだ。

October 13, 2014

防災情報乱発?

台風19号が近畿地方を縦断中で、一時風が静まっていた神戸市街地では20時頃から再び風が強まってきた。風向きも北東から北西に変わり、音から判断すると21時現在では平均風速で15m程ありそうだ。

それにしても、安全優先とばかりに防災情報が乱発気味だ。名古屋のような大都市の全域に避難準備情報が発表されたりするといささか首をかしげる。あとからの非難や訴訟を気にして、早めにできるだけ広範囲に出しておこうと言うかのようだ。乱発が常態化すると、オオカミ少年のように無視されることになりかねない。出してあるから責任はないと言うことにはなるのだろうが、そうなるとまた上位の警報や情報を作らねばならなくなる。出す方も受ける方も節度を持って振る舞って欲しい。

また、今回は鉄道も早々と運行停止した。従来であれば減速間引き運転を続けているような状況だったが、これも土砂崩れに乗り上げて人身事故になることを避けたかったのだろう。人身事故で死者が出ればメディアや評論家達からごうごうたる非難を浴び、訴訟にもなりかねない。特に福知山線事故の訴訟を抱えるJR西日本としては、その様な事態は絶対に避けねばならない。その点は理解できるのだが、やはりやややり過ぎの感は否めない。

それにしても、近年は災害への対処で後手に回ると訴訟を起こされかねない。先だっての広島の土砂崩れや福知山の浸水などについても、訴訟を請け負おうと走り回っている法律事務所や弁護士が少なくないだろう。乱訴もまた弊害を引き起こす。誰かの責任にすれば気が済むとはいうものの、防災情報の乱発による弊害を裂けるためにはこちらもまた節度が必要だ。

電子メールに即時性は保証されていない

最近、災害対策として避難情報などを電子メールで一斉送信するとしている自治体が目立つ。

しかしこれには問題がある。なぜならば、これは電子メールが即時に受信されることを前提としているが、電子メールは即時性が保証されているシステムではないからだ。

右の図は私のメールアカウントの一つの着信リストだが、赤線を引いたメールは送達に1時間以上かかっている。私の経験では送達に半日以上かかった例もある。

送受時刻

もっとも送信時刻はパソコン内蔵の時計の時刻のようなので、これが狂っているとずれが生じる。特殊な例では、10年以上昔の日付で送信された事になっていたこともある。しかしこれはパソコンの日付が故意に変えられていたと考える方がよい。

このような例もあるが、通常パソコンの内蔵時計は自動的に調整される設定になっているので、1分以上ずれていることはないと思われる。従って、上図内の長時間かかっている例は、電子メールの送達システムの本質が関わっていると考えるべきだ。

それは、電子メールの送達システムは即時性を保証するように作られてはいないからだ。防災情報のメールは全てが短時間で届かないことを考慮しておかなければならない。

October 11, 2014

沖縄県の人口構成

BS1のワールドニュース中で、米国PBSが今年度世界最強の暴風として台風19号を報じていた。

その際、「米軍50万人が駐留する」沖縄に今後接近すると述べていた。別の資料に当たってみると、実際の駐留軍とその関係者の人数は約5万人のようだが、沖縄県の集計によると、沖縄県の2014/09/01の推計人口は1,421,793人となっている。これは沖縄県居住者の3%が、米軍とその関係者と言うことを意味する。

実に驚くべき数字だ。

October 10, 2014

安倍氏にお祝いを

ノーベル平和賞に憲法九条が選ばれなかったことについて、安倍氏にお祝いを言わなくては。

それにしても、村上春樹といい憲法九条といい、日本人と日本メディアのうぬぼれと世間知らずにはいつもの事ながら感心します。

アベノミクスの矢は折れた?

為替と株式の市場が混乱の様子を見せ始めているようだ。円安=株価高とならずばらけた動きも時折見せる。日経の記事に円安=株高の公式が崩れ始めたのではないかという見解もある。

実際株価の揚げ足は遅く、ただ円安だけがだらだら続いている様に見える。経済団体からも円安が景気の足を引っ張るのではないかと言う不安も出ていると報じられてもいる。

現実に円安で国内物価は値上げ続きで、一般消費の足を引っ張っている。経済指標などでは集計に現れる時間差などにより、生活感覚とはかけ離れた物価上昇が公表されているが、現実に円安が消費減退圧力になっていることは否定できない。

円安は金融緩和と並びアベノミクスの三本の矢の一つだが、このように円安が景気刺激にならずむしろ景気の足を引っ張っているとすると、政策の前提が崩れてしまっていることになる。

もう一本の矢である賃上げは、大手企業の一部で実施されたが広く実施されたとは言い難い。その理由は、かつて輸出の中心的役割を占めていた大手製造業は、輸送コストや労働コストの削減やFTAなどの囲い込みによる貿易障壁を回避するために生産を海外に移転している。従って円安は輸出の増加に繋がらず、海外子会社利益の円換算送金額をふっくらませる役にしか立たない。送金額が増えれば会社の損益は良くなるが、これは株主絵の配当と役員報酬を増やすだけで、収益改善に寄与しない国内の賃上げにまわることはない。従って一般消費の刺激にはほとんど役に立っていない。

一方、で中小企業は景気が本格的に回復していない現時点では賃上げの余力がない。むしろ中小企業は円安で経営を圧迫されている。その理由は、原料高と人件費削減のため中国などに製造工場を移転させた中小企業が輸入価格の上昇に悩んでいるからだ。このまま中小企業の業績が上がらなければ賃上げは広く行き渡らない。その意味で賃上げという矢はできあがる前に折れかかっていると言っても良い。

と言うわけで、アベノミクスの三本の矢ののうち2本は折れてしまった様に見えるのだ。

さらに言えば、金融緩和も供給した資金が投機市場に流れ込むだけで、実体経済を刺激する力を失って久しい。従ってアベノミクスの第一の矢はそもそも存在しなかったと言っても良いだろう。

ノーベル平和賞に憲法九条?

現実にはありそうもない話だが、メディアがしきりに取りざたしている。それを受けて、安倍政権がうろたえているようだ。改憲派に対するダメ〇字が大きいと考えるのか、しきりに「政治的だ」と非難する談話を出している。実際に受賞もせぬうちからこんなにうろたえるとはみっともないことだ。

しかしながら過去の例を振り返ってみると、「ノーベル平和賞」の多くが北欧的価値観に基づいた政治的な意図を持って出されていたことが分かる。ダライラマしかり、オバマしかり、そして佐藤栄作もまたしかりだ。

政治的意図のない「ノーベル平和賞」など無いと心得ていれば、どんな相手に出されようとあたふたとすることもない。

村上春樹がノーベル文学賞を取れない理由

予想通り、村上春樹は今年もノーベル文学賞を取れなかった。

予想通りと言う理由は村上春樹のジャンルにある。彼は商業出版に乗ったロウワーインテリ向けの作家で、このジャンルの作家にノーベル文学賞が与えられた前例がほとんど無いからだ。

過去の受賞者のリストを眺めてみると、受賞者の大半がハイインテリが好む哲学、評論、詩や戯曲、そしてインテリ向けの小説の著者達で、ロウワーインテリ向けと分類できる作家はヘミングウエイぐらいだろう。ヘミングウエイにしても、ロウワーインテリ向けと分類できるのは簡素な文体(*)が理由だが、内容にはハイインテリの読書にも耐える精神性がある。

つまり、ノーベル文学賞選考委員の好みは明らかにハイインテリ向けの著者に集中しており、ロウワーインテリ向けの商業作家は軽視されると言うことだ。村上春樹が受賞候補になるためには、作品に盛り込む精神性を以下に高めるかが課題になるだろう。販売部数を度外視して、ハイインテリ向けの作品をいくつか書くのも効果があるかもしれない。

*モームとスタインベックに歯が立たなかった高一の私にも、「老人と海」は楽に読めた。始めの10ページ以後は辞書も必要が無かったぐらい、文体が簡素で使われている単語も少なかったからで、このあたりが大衆向け作家と言われた理由だろう。

経済モデルの革新を

社会の構成が大きく変化しているのにも関わらず、経済専門家や政治家は時代に合わなくなった経済モデルにしがみついているように見える。

なぜならば、経済成長、言い換えると消費拡大が見込めなくなった時代に、成長モデルにしがみついているからだ。

これまで用いられてきた経済モデルは、消費拡大を基盤にしている。しかしこれは産業革命以来の都市人口、あるいは都市的生活をする人口の増加による消費拡大に支えられている。日本の「驚異の高度経済成長」もベビーブームによる人口の急増と、都市への人口流入によって支えられていた。しかし今の日本では人口が減少に転じ、地方も枯渇して都市に人口を供給できなくなっている。つまり日本国内では人口増による消費拡大は無いので、一般消費者の所得が伸びない限り消費拡大の可能性がないと言うことだ。言い換えると、戦後の高度成長を支えた基盤が、今の日本では消滅している事になる。従って高度成長時代の経済成長モデルはもはや通用しない。

高度成長を支えたのは輸出だという意見もあるだろう。確かに戦争で荒廃した西欧の復興支援特需で潤っていた米国への輸出は、朝鮮戦争特需とともに敗戦直後の日本の経済復興を支えた。

しかし近年、政府は経済の中心を製造業から流通業やサービス業に変更する旗振りをしてきた。その結果、輸出の担い手である製造業が国内総生産中で占める割合が低下してきている。それに加え、高度成長時代の後半以後輸出の多くを担ってきた大手製造業が、域外からの輸入を抑制するFTAなどの貿易障壁の拡大回避や輸送コストの低下を目的として、海外へ製造・出荷の拠点を移してきた。これも国内総生産に占める輸出の比重を低下させている。そのため、高度成長時代と異なり円の外為レートの輸出への影響力が低下している。この二つの理由から、円安による景気刺激効果は輸出増によるメリットよりも輸入原材料や輸入製品の価格高騰によるデメリットの方が大きくなりかねない状態になっている。

つまり、人口減少と産業構造の転換にって生じたGDPにおける輸出比率の低下、この二点によって高度成長時代の経済モデルは時代に合わなくなったといえるのだ。言い換えると、高度成長時代の成長の方程式はもはや通用しない。同じ式が使えるとしても各項のパラメーターは変更しなければならない。

October 09, 2014

流行拡大と治療の進歩;両方が進むエボラ出血熱

エボラ出血熱は流行地での感染拡大を食い止める事が困難になりつつあると報じられている。それとともに、旅行者の移動や感染した医療援助従事者を母国に連れ帰る動きなどで、地域的封じ込めもいつ破綻してもおかしくないという。人類は拡大阻止という戦いではいぇぶれつつあるのかもしれない。

その一方で、いくつかの医薬品による治療の成果も報じられている。それらはいずれもまだ、エボラ出血熱の治療薬として承認されていないが、緊急特例として実験的に投与されたものだ。こちら側の戦いでは光明が見え始めたと言っても良さそうだ。

今後はどちらが早く進むかの勝負になりそうだ。

ただ、未承認薬の実験的投与については人体実験は許されないとして反対する勢力もある。試験投与が拡大すると薬害反対組織もこれに加わるかもしれない。未承認薬の緊急使用の拡大に反対する、これらの勢力による投与の反対運動が起こりはせぬかと少々気にかかる。

極小テントウムシ

先日、網戸に小さな丸い甲虫が止まっているのを見つけた。花によく来る青黒い光沢のある小甲虫かと思ってよく見ると違っていた。体長は3mm弱しかないが、左右の黒い羽に赤い丸斑があるごく小さなテントウムシなのだ。

手元の図鑑には無いのでインターネットで調べてみると、岐阜大学のサイトで見つけた「フタモンクロテントウ」によく似ている。

岐阜大学のウエブサイト;「フタモンクロテントウ
http://chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html/kyo/seibutsu/doubutsu/09kochu/tento/futamon/index.html

October 08, 2014

皆既月食(2014/10/08)

2014/10/08の月食を撮影してみました。
これはかけ始めて間もない18:37の様子です。

かけ始めの月

Canon PowerShot SX30 IS
f/5.8 1/200秒(AUTO)±0EV
ISO-400
150mm(35mm換算約840mm)
トリミング無し

こちらは皆既状態の19:53の様子です。お馴染みの赤い月の状態。

皆既状態の赤い月

Canon PowerShot SX30 IS
f/5.8 1秒(AUTO)+2EV
ISO-800
150mm(35mm換算約840mm)
トリミング無し

October 07, 2014

「イスラム国」志願事件は「やらせルポルタージュ」目的?

「イスラム国」志願事件は、「やらせルポルタージュ」をもくろんだ不良ジャーナリストが仕掛け人のようだ。

英雄を夢見る馬鹿な若者を「イスラム国」の戦闘組織に送り込んでそれを独占取材してルポルタージュ記事を書く、それをもくろんだジャーナリストが警視庁などの捜査を取材妨害だと抗議しているという。どうやら、この不良ジャーナリストがお馬鹿な若者をイスラム国シンパのイスラム法学者に紹介して、やらせるポルタージの取材対象にしようとしたと見える。

戦場で活躍してヒーローになる事を夢見る若者はいつの時代にもいる。ガンダムやマクロスなどのアニメが人気を集めるのも、自分をその主人公に投影して自己陶酔したいと言うことだ。

世間知らずの夢見る若者が、金儲けをもくろむ不良ジャーナリストに利用されて悲惨な末路にならないようにして欲しいものだ。

昔聞いた話(2);「武力革命派」と「イスラム国」

「イスラム国」の武闘集団に参加しようとした若者と、それを利用しようとしたジャーナリストなどが事情聴取を受けている。これもまた、昔聞いたような話だ。

50年ほど昔、社会の現状に不満を持つ若者が町にあふれていた。その大部分はデモや言論によって社会を変えようとしていたが、一部には武器を使う武力革命にあこがれる者たちもいた。そしてその中で極端に走ったものが「パレスチナ解放戦線」を支援する義勇兵だとして現地に向かい「日本赤軍」などのように銃撃事件を起こしたりした。

社会の現状に不満を抱き、武力闘争や戦争にあこがれる若者はいつの時代にもいる。その様な若者にとっては、武力闘争に参加する事は「美しい行為」であり陶酔感が得られることなのだ。求める物は薬物によって得られる物と大差はない。薬物と戦場とどちらをとるかと言うだけのことだ。

と言うわけで、これもまた「昔聞いた話」と同じだ。

昔聞いた話(1);「ミドリムシ」と「クロレラ」

最近注目されて言われている物に「ミドリムシ」がある。「ミドリムシ」は、時には赤潮の原因にもなる植物プランクトンのグループで、属名「ユーグレナ」で万能補助食品のように宣伝されている。

しかし、これと同じ話は40年ほど昔にも盛んに宣伝されていた。それはやはり植物プランクトンで「アオコ」の原因ともなる「クロレラ」で、万能食品であるとかこれで将来の世界の食糧問題は解決できるなどと宣伝され、培養が容易であることから多くの企業が参入しようとした。また有望な投資対象としての宣伝も盛んにされた。しかしそれもほんの5年ほどのことで、すぐに飽きられ建設された培養施設は次々と放棄されていった。主な原因は消化吸収の悪さと食味の悪さで、様々な加工食品が考案されたが結局広く受け入れられることはなかった。

今回の「ミドリムシ」の話も、「クロレラ」の時に聞いた話とよく似ている。歴史は繰り返すと言うことだろうか。

嘗て東京には4本のテレビ塔があった

私が中学高校時代、東京には4本のテレビ塔があった。今も残る東京タワーの他に、千代田区の3番町と紀尾井町、そして港区の赤坂に一本ずつだ。

3番町にはNTVの放送塔が、紀尾井町にはNHKの放送塔が、そして赤坂にはTBSの放送塔があったのだ。これらは高さが120~150m程だったが、1km以内の間隔で立ち並び、まだ高層ビルがなかった都心の空にそびえていた。

その後送信が東京タワーにまとめられると、これらは次々に解体され今はその面影はないし、記憶している人も少なくなった。しかし、その一つの足下にある学校に通っていた私には懐かしい風景だ。

October 06, 2014

台風一過の虹

明け方まで台風18号の強風が吹いていた神戸も、午後には青空が覗き始めました。夕方近く、塩害防止に鉢植えの葉を洗っていてふと気がつくと、東の空に見事な虹が出ていました。

すぐにカメラを持って見通しの良い場所を探しに出かけました。その頃には虹は薄れていましたが、雲の様子を見ながら公園のグラウンドで粘っていると再び見事な姿を現してくれました。

これがその写真ですが、28mmレンズでは虹の全体は収まりませんでした。

October 05, 2014

その数字はなぜ覚えやすいのか;イグ・ノーベル賞候補になれる研究

身の回りでは、電話番号や各種の会員番号やパスワードなど、様々な数字が使われている。そして面白いことに、それらの数字の中には覚えやすいものと覚えにくいものとがある。これは一体なぜなのだろうか?

数字の音なのか画像的イメージなのか、それとも他に要因が有るのか。さらには異なる言語ではどうなのか。特に系統が異なり、使う文字も発音も異なる言語間の比較は面白そうだ。これはなぜ覚えやすいかの理由を探る上で大いに参考になるはずだ。

候補言語としては話者が多い言語、たとえばヨーロッパ語の3系統(ラテン系、ノルマン系、スラブ系)からいくつか、アラビア語、ヒンディー語、中国語、日本語、アフリカ語(スワヒリ語、バンツー語など)のいくつかはどうだろうか。

これに取り組む研究者が属する分野としては、心理学、脳生理学、社会学(社会心理学)などが向いているだろう。もし何らかの結論が導き出せれば、イグ・ノーベル賞の候補には十分なる可能性は十分にある。

そうそう、適する研究者の分野がもう一つあった。多数の言語を扱うと言う点から比較言語学者の参加は大いに助けになるだろう。

October 04, 2014

本末転倒

メガソーラーを建設するため、森林を無許可伐採した業者が摘発された。

何のための再生可能エネルギー利用かを考えれば、炭酸ガス固定化プラントである森林を伐採整地してメガソーラーを建設するなど本末転倒だ。このような事業は許すべきではない。

バブル時代に開発整地されてそのまま利用されていない工業用地が、全国には多数ある。さらに長期不況で閉鎖された工場の跡地もある。それを利用することから始めるべきだ。

October 03, 2014

日本人と外国語

イタリア語の歌を聴いていて思ったことが一つ。

日本人が英語が下手な原因は、明らかに氾濫しているカタカナ語だ。カタカナ語のイメージが邪魔をして英語が聞き取れないのだ。

しかし、イタリア語やスペイン語では結構カタカナ語が通用する。母音も日本語と同じ5種と言って良く、発音するにも聞き取るにも楽だ。やたらに早口で巻き舌のスペイン語に較べて、イタリア語はさらに楽だ。

その様な点で、日本人の第一外国語にはイタリア語が最適かもしれない。イタリア語かスペイン語で西欧語のリズムや抑揚に耳を慣らし、第二外国語として英語を学べばよい。西欧語には語幹が共通の単語が多いので、一つに慣れておけば他の言語を学ぶのも楽になるはずだ。

Windows10 テクニカルプレビュー公開

Windows10のTechnical Previewが公開され始めた。

入手は下記
一般向け;「Windows 10 の開発にご協力ください」http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/preview
企業、プロ向け(Enterprise);「Windows 10 Technical Preview for Enterprise のダウンロード」http://technet.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/dn781239.aspx?ocid=wc-mscom-wol

現在私は、テスト用の予備機がないので組み立てることを考えなくては・・・。

October 02, 2014

相場反転

「円相場底抜けか?」と書いたとたんに相場が反転して、株価は急落、円は急騰した。

昔私にこう教えてくれた為替ののプロの叔父がいた。「プロの予想は必ず外れるから、私の予想の逆を買いなさい。」と。その叔父の言ったとおり、昨日あたりから「120円/ドルが見えてきた。」と言うアナリストなどの発言が出始めていた矢先に、その全く逆の動きだ。

評論家やアナリストは、相場が動いてからなぜそのように動いたのかを語るのが商売で、予想は全くへたくそと考える方がよいらしい。

October 01, 2014

秋進む

10月に入って、さすがにセミの声も聞こえなくなりました。雀が群れ始め、ヒヨドリの高鳴きも聞こえるようになりました。

金木犀も盛りを過ぎつつあり、また一歩秋が進んだ様です。

Windows9を断念したマイクロソフト

本日(2014/10/01)マイクロソフトがWindows10を発表した。これにより、Windows8はVistaやMEなどと同様の短寿命の失敗作だったとマイクロソフトが認めたことになる。

名称をWindows10にしたのは、Windows9では新鮮味がなく、新次元のWindowsと言うイメージを作りたかったからだそうだ。MEやXPなどの以前のバージョンでも聞いたような話だし、安倍政権の「異次元の金融緩和」にも通じる。自信のなさの裏返しととれなくもない。お題目だけで中身がないバージョンアップでなければよいのだが。

Windows10での売りとなる変更点はXPに似たスタートメニューと、タブレットやゲーム機など複数のプラットフォーム上で同じWinodows10が使えるので、アプリケーション開発者は一種類だけを開発すればよいと言うことのようだ。もっともマルチプラットフォームはそれなりにリスクも増える。マルチロール・マルチプラットフォームを狙って、構造の複雑さと重量増のため開発が進まないF-35の例もある。ユーザーは発売時の完成度を慎重に見極める必要がありそうだ。

関連サイト(USA)
Microsft News Center;http://www.microsoft.com/en-us/news/
Announcing Windows 10;http://blogs.windows.com/bloggingwindows/2014/09/30/announcing-windows-10/
関連サイト(日本語)
Windows 10 Technical Preview、間もなく登場;http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/preview-coming-soon

ブログ内のテクニカルプレビュー関係記事はこちら;
          「Windows10 テクニカルプレビュー公開

円相場の底抜けか?

本日(2014/10/01)も円相場が下がり、一時110円/ドルを割り込んだ。

この夏から円はズルズルと低下を続け、低下速度は加速している。

円安が安倍政権に対する信任を意味するのか、不信を意味するのか。投機筋の気分次第では円相場の底が抜け、暴落する危険がないとは言えない状況になってきた。

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