LCCの落日
このところLCC(低コスト航空会社)の経営不振がいくつか報じられているが、今度はLCCの先駆けの一つである英国のヴァージン・アトランティック航空が米国線以外から撤退すると報じられている。
LCCは低価格で搭乗率を高く保つことで利益を確保する。しかしLCCの乱立による過当競争で、最近は搭乗率が低下して経営が苦しくなっているところもあるようだ。LCCを設立すれば儲けられる時代はすでに過去のものとなり、正規運賃の航空会社同様の経営資源の集中が求められるのだろう。
また、路線の整理に伴ってLCCは機材の整理も行わねばならないが、それにはリースの解約金なども必要だ。また、市場に出る中古機体が増えることによって売却価格も下がるだろう。
それやこれやでLCCの事業モデルは行き詰まりつつあり、落日の始まりと言っても良い環境になりつつあるようだ。
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