爆発事故(台湾、高雄)
大規模で奇妙な爆発事故が台湾で発生した。
爆発後の事故現場の映像を見ると、大通りが長い距離に亘って陥没している。その範囲は3kmに及ぶそうだ。道路の下にはエチレンやプロピレンを輸送するパイプラインが埋設されていたそうだが、通常のガス漏れによる爆発とは全く様相が異なる。
通常のガス漏れ爆発では、パイプが破損した場所の付近で漏れたガスに引火して点状に爆発と火災が発生するのだが、今回の事故はパイプラインそのものが爆発したように見える。あたかも、空気を混合して爆発限界内に調整したガスをパイプライン内に充填しておいて火を付けたように見えるのだ。爆発は時間をおいて間欠的に発生したそうだが、パイプの直径がパイプ内で次々と爆発混合気を生成するのにちょうど良かったのだろうか。
追記(2014/08/01);
NHKの現地からの報道画像を見ていると、崩壊した道路の地下が共同溝になっていたように見える場所がある。可燃性ガスが地下の共同溝に漏れだしたのであれば、このような爆発もあり得るだろう。
最初の爆発で破損したパイプから流出したガスが地下溝内で爆発混合気を作り、それに引火して再び爆発が起きると言う構図だ。これが繰り返さされれば今回のような広範囲での間欠的連続爆発もあり得る。
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