爆発事故(中国江蘇省、昆山)
江蘇省昆山の金属加工工場で大規模な爆発事故が発生し、60人以上が死亡したと報じられている。
爆発した工場はカーホイールを製造する台湾系企業の工場で、成形したアルミホイールの表面を研磨したりメッキしたりする加工を行っていたのだそうだ。この過程で発生して溜まっていたアルミの微粉塵が、何かの弾みで舞い上がり着火したことが考えられる。
作業場の清掃が行き届いていないと、研磨装置の周辺には金属の微粉塵が大量に蓄積している。その一部が着火し小規模な粉塵爆発を起こすと、それがさらに大規模に粉塵を舞い上がらせて大規模な爆発を引き起こす。
今回の200名以上を死傷させた爆発はかなり強力で、蓄積していた粉塵の量も多かったものと思われる。このような大爆発を防ぐには、加工機械の内部や周辺をこまめに清掃し、粉塵が溜まらないようにすることだ。そのためには、KYK(危険予知活動)を継続的に行って、作業場に潜在する危険の洗い出しと対策の立案を、継続的に行わなければならない。
日本でも、中国でも、韓国でも、KYKが事故を防止する。
« 台風多発(2014/08/01) | Main | 新記録続出 »
Comments