ベネッセ事件が教えるもの
ベネッセから顧客名簿が流出した事件は、私たちにいろいろなことを教えてくれる。
その一つは、業務を安易に外注して身元や信頼度を把握できないものが情報に近づけるような状況を作ってはいけないと言うことだ。データーベース管理に関わる作業者の信頼度を自信で確認しなかった点で、今回の事件の最大の責任者がベネッセ自身であることは免れられない。
また、あちこちで行われているアンケートにむやみに応じないと言うことだ。アンケートの多くは宣伝目的であると同時に、住所氏名、年齢、メールアドレス、電話番号などの個人情報の収集も目的としている。自分の個人情報を守りたければ、アンケートや懸賞などで自分から個人情報をばらまかないことだ。
ところで、ベネッセから流出した情報はいくつもの名簿情報業者に転売されたことが明らかになってきた。ベネッセ自身もこれらの業者とは取引をしているだろう。買った情報の中に、ベネッセ自身から流出した情報も含まれていたが、それに気づいていなかったと言うような間抜けな事もしているかもしれない。
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