March 2023
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

« May 2014 | Main | July 2014 »

June 2014

June 30, 2014

知事の報酬

兵庫県の特別公務員や議員の昨年の収入が公表された。

それによると、兵庫県知事の収入は約1700万円で、そのうち葯1600万円が知事報酬だという。これは大手企業の中級部長クラスの給与にほぼ等しい。

これを高いと見るか、負わされている責任に比べて安いと見るか。

さてあなたは?

レジでカードを使うなかれ

毎日新聞がPOS方式のレジスターにウイルスが感染する事件が多発していると報じている。

毎日新聞「POS:ウイルスまん延 レジと一体、カード情報危険に」2014年06月30日 15時00分(最終更新 06月30日 17時37分)

記事によると、レジに付属するPOS端末にウイルスが感染した事例が端末メーカーによって確認されているという。また、ネット上にはPOSを狙うウイルスがぞうかしているそうだ。このような端末が接続されたレジスターでクレジットカードなどを使うとカード内の情報が抜き取られ悪用される可能性がある。

今のところ国内での被害の報告はないらしいが、米国では大手小売業者で大量の情報が流出した時間があったと言う。安易にPOS機能付きレジスターでカードを使うのは考え物だ。クレジットカードでなくともクレジットカード情報を含むような会員カードも同じ危険がある。

いつも言うことだが、インターネットのセキュリティを信ずるなかれ。

STAP疑惑;理研の検証実験は失敗か?

理研は、STAP検証実験に小保方氏を参加させる事にしたと報じられている。

朝日新聞「小保方氏、STAP検証実験参加へ 理研が処分検討停止」2014年6月30日19時25分

これは、今まで今まで断片的にも成功をにおわせる情報リークがなく、中間報告も秋以降に繰り延べられそうな事と考え合わせると、検証実験が全て失敗に終わり事実上再現を断念した事を認めた考えて良い。

小保方氏が袖の中にどんなカードを忍ばせているかは想像するしかないが、小保方氏が隠している何かでSTAP現象が再現できることに希望を託したと言うことだ。しかし小保方氏が実験に参加することで、検証実験の透明性と信用度は大幅に低下する。理研外の第三者の立ち会いなしには信用できないとする意見も出るだろう。

小保方氏の参加する検証実験の透明性を以下に担保するか、理研にはそれが求められることになる。

June 29, 2014

ドラム缶破裂事故

読売新聞の記事「ドラム缶破裂、50m飛ぶ…屋根と電線を破損」によると、2014/06/28午後姫路市の住宅街の空き地でドラム缶が破裂し、50mほど飛んだという。

このドラム缶は不要になった水性ウレタン塗料と硬化剤を固めて処分(恐らく埋め立て)するため、両者を混合して蓋を閉めて放置していたという。記事では何らかの原因で樹脂が膨張して高圧になったとしているが、これは廃液処分時に良くある混合発熱による破裂爆発事故の典型例だ。

この場合は異種の廃液ではなく塗料主剤と硬化剤だが、これをを混合すれば当然反応熱が発生し温度が上がる。そうなると樹脂組成物中のモノマーのような揮発性成分が蒸発する。このときドラム缶の蓋が密閉されていると内部の圧力が上昇し、最後にはドラム缶の鏡板を吹き飛ばすか胴が裂けることになる。

つまりドラム缶が破裂して飛んだ事故の原因は、栓を閉じて圧抜きができない状態にしていたためと考えられる。余った塗料を含め、廃液を混合して処分する場合には発熱による事故が多いので、栓は密閉せず多少圧が外に抜ける状態に保つことが求められる。これが廃液処理時の常識だ。

追記(2014/06/30);
様々な機関の化学研究施設では日々様々な種類の廃液が出る。それらは器具の洗浄に用いた溶剤であったり、化学反応を行った後の濾液のような複雑な組成の物であったりする。ただ共通しているのは、個々の廃液は数十mLから数L程度と少量のことが多い事だ。このため一般にこれらの廃液はドラム缶などにまとめて混合して一時保管する事が多い。

発熱事故が多いのは廃液を一時保管用ドラム缶に加えて数時間から半日程度経ってからだ。私が在籍した事がある研究所でも、口からの吹き出し事故やドラム缶が破裂して飛んだという事故は何度か発生した事がある。このため化学薬品を取り扱う研究施設では研究員や作業員に、廃液の混合危険についての危険予知教育や訓練(KYK,KYT)を行う。

今回の事故もこのような訓練が行われていれば起きなかったと思われる。主剤と硬化剤を混合して用いる接着剤や塗料は化学反応を利用しており、硬化の過程で発熱があることを強調して教えておく必要がある。

June 28, 2014

SIMロック解除勧告;通信とサービスの分離も検討すべき

総務省が有識者会議の勧告を受けて、携帯電話のSIMロックの解除の検討を始めると報じられている。

SIMロックによって、携帯電話とSIMの関係が1:1に固定され、契約時と異なる端末を使えないようになっている。これにより電話会社は契約時に販売した自社端末と自社回線以外を使用できないようにして独占的地位を得ている。

総務省は、SIMロックの解除を義務付けることで通信料金が安くなるとしているがこれだけでは難しいかもしれない。さらに踏み込んで通信回線とサービスの分離も見当すべきだと考える。

なぜならば、現在の携帯電話会社は基本的な回線使用料以外に様々なサービスを押しつけて利益を上げているからだ。回線とサービスを分離し、携帯電話会社は回線利用のみに特化し、各種サービスはそれぞれのサービス提供会社と個別に契約すれば、不要な料金の支払いを押しつけられる事が亡くなり、料金の総額を低く抑えることが可能になるだろう。

June 27, 2014

STAP検証中間報告

理研によるSTAP検証実験はどの程度進んでいるのだろうか。ちらほらとメディアに漏れてくる情報では中間報告の時期が当初の7月始めから8月中にずれ込んでいるようだ。

と言うことは、これまでの結果が否定的なのか、あるいは実験そのものが進んでいないのか、そのどちらかなのかもしれない。少しでも肯定的な結果が出ていれば、大々的に報じられているはずだと思うからだ。

このままうやむやにされなければよいのだが。

iPhone値下げ

と言ってもこれは米国の話。

CNNが2014/06/27付けの記事で「米ウォルマート、iPhoneを値下げ」と報じている。この記事によると、ウオルマートはiPhone5S(16GB)を$149から$99に、5C(16GB)を$49から$29に値下げするそうだ。

これと比べると日本での端末価格がいかにも高く見える。携帯電話会社が取る利幅が大きいのだろう。

追記(2014/07/07);
先日、auの販売店の前を通りすがりに見ると、iPhone5C(容量は見落とした)の本体価格が¥55,800となっていた。米国の実に20倍近い価格だ。この価格差は何だろうか?米国用とはインストールされているソフトが異なっていて高機能だなどというのだろうが、その高機能に5万円以上もの価値があるのだろうかと疑問だ。

フィッシングメールの動向

ここのところ銀行の偽メールが破れかぶれの手当たり次第状態に見える。

「三菱東京UFJ」がしばらく続いた後、立て続けに「りそな」、「三井住友」と届いている。この調子だと次は「みずほ」あたりか。あるいは全銀協加盟行総当たりか。

それとも次はクレジットカード会社を順番に名乗るかもしれない。

いずれにしても、メールソフトはテキスト表示にして、リンク先をしっかりと見極めることだ。もっとも、偽メ-ルに書かれているような、個人情報の確認入力を求める内容のメールを金融機関が送ってくる事は決してないのも、しっかり頭に入れておかねばならないが。

それにしても「YahooJP」が、詐欺グループにフリーメールアカウントを次々と提供して協力しているのも困ったものだ。日本のフリーメールサービスで詐欺に利用されているのは「YahooJP」しかない。ほとんど無審査でフリーメールアカウントを提供している物と思われる。

偽銀行メール;三井住友銀行

三菱東京、りそなときて今度は三井住友の偽メール。中身は全て同じなので詐欺グループも破れかぶれの手当たり次第と言ったところだろう。次はみずほ銀行だろうか。それにしても、YahooJPはいつまで詐欺協力を続けるのだろうか?ここまで来ると詐欺協力も確信犯と言いたくなる。

ついでに言うと、表示されている宛先は私の物ではない奇妙な物になっている。宛先の実アドレスと表示アドレスは別々に設定できるが、踏み台に使われたPCの物かもしれない。

以下にメールの詳細を示しておく。

送信者名;「三井住友銀行」;本人認証サービス
送信者(ReturnPath);<kodakman99@yahoo.co.jp>
偽サイトドメイン;<http://www.wantongzx.com/js/>
ドメイン情報;
Domain Name: WANTONGZX.COM
Registrar: HICHINA ZHICHENG TECHNOLOGY LTD.
Whois Server: grs-whois.hichina.com
Referral URL: http://www.net.cn
Name Server: DNS17.HICHINA.COM
Name Server: DNS18.HICHINA.COM
Status: ok
Updated Date: 07-may-2014
Creation Date: 31-may-2013
Expiration Date: 31-may-2015
>>> Last update of whois database: Fri, 27 Jun 2014 02:28:11 UTC <<<

本文(テキスト表示);

お使いのメールアドレスを確認してください

本人認証サービス <http://www.wantongzx.com/js/>


HTML表示では下記のように「本人認証サービスのバナーが表示される。これは「そな銀行」の偽メールの使い回しだ。詐欺グループも焦っているのか最近は手抜きが目立つ。

本文(HTML表示);

お使いのメールアドレスを確認してください

June 26, 2014

マイクロソフトがウインドウズを捨てる日が来るか?

携帯情報端末の小型化と高機能化が急速に進められている。

最近もアップルやグーグルがめがね型や腕時計型の情報端末を発表している。これらは身につけられると言う意味でウエアラブル端末と呼ばれるようだが、私のような老SFファンにとってはおなじみだ。

現在までに発表されているウエアラブル端末はまだまだ操作しにくそうだが、SF中では声や脳波などの思考で操作するものが多い。操作性が改善されれば、業務などに広く使われるようになるだろう。ただし、現状の(少なくとも日本の)携帯端末の用途としてはゲームの比重が高い。ゲーム用途にはある程度大きな画面が必要なので、この点の改良も求められそうだ(補足1)。

それはともかく、データ通信の分野において携帯端末の比重が高まるにつれて今のパソコンの利用は減少するだろう。そして超小型端末に使うには重すぎるウインドウズのシェアもそれに伴って減少するだろう。

いずれマイクロソフトがウインドウズに見切りを付ける日が来るかもしれない。

補足1;フルカラーホログラムなどを利用して、空中にディスプレイを投影する様な技術ができるかもしれない。

補足2;すでに実用の可能性が示され、実用化研究が進められている脳波による入力技術が発展すれば、音声入出力を兼ねたヘッドセットだけで良くなり、タッチパネルも不要になりそうだ。盲人に空間情報を伝える目的で研究されている、直接脳内に情報を送り込む技術もいづれ可能になるだろうが、これは半端な開発状態で利用するのは怖い気もする。

四面楚歌

橋下氏が次第に四面楚歌になりつつあるように見える。

公明党に代わって連立与党になろうと改憲論を放棄してまで合併を画策したが、新規参入者より離反者の方が多く完全に目算外れになった。また、大阪都構想を進めようにも委員会で議論してもらえず、委員を入れ替えて翼賛委員会にしようとしたがこれも暗礁に乗り上げつつある。さらに関西電力を威嚇して話題を取ろうとしたが、これも取り合ってもらえず株を手放さざるを得なくなりそうだ。関西電力の方は株を手放してもらう方が良いと言わんばかりの態度を示す始末。

手当たり次第にけんかを売って相手を悪役に仕立て上げ、人気取りをすると言う手法を繰り返した結果、誰からも相手にされなくなったわけだが、まさに四面楚歌に近い状態だ。今更路線を変更して媚びを売っても相手にされる可能性は低い。

さて次はどのような行動に出るのか?地方自民党にもけんかを売ってきただけに、自民党にすり寄ろうとしてもいい顔はされないだろう。元来が吉本系だけに、最近は笑いたくなるような行動が多いので楽しみだ。

June 25, 2014

Firefoxが現実に

Firefoxと言ってもMozillaのウエブブラウザのことではない。かつて軍事SFに登場し、映画化もされたパイロットが考えるだけで飛行する超高性能戦闘機のことだ。

このfirefoxはソ連製なのでロシア語で考えなければ動いてくれなかったが、こんどはドイツ製でドイツ人がイメージを思い浮かべるだけでその通りに飛行するシステムが完成されたという。記事;「想像するだけで飛行機を飛ばす研究、ドイツ」2014年06月25日 21:24 発信地:ベルリン/ドイ

このシステムを使ったシミュレータを用いて、熟練度の異なるパイロットで実験したところでは、未経験の操縦者でもパイロット試験に合格できるほどの飛行ができたそうだ。

今のところ、搭乗者が思考で航空機を操縦することを想定している様だが、これはすぐに無人機を遠隔操縦することに転用しうる。すぐに地上部隊を遠隔操縦された軍用機が攻撃することになるのだろう。

このような技術はコピーするのは簡単だ、10年たたないうちに両勢力が遠隔操作の無人機で地上勢力を殲滅しあうことになるのだろう。

惨敗サッカーは出直しを

実質的には三戦全敗で終わった日本のワールドカップサッカー。浮ついた報道ぶりに違和感を感じていたが、実力通りの妥当な結果といえるだろう。

最近の試合ぶりを見ても、パスサッカーと言いながらも、相手をどう動かすかの意図が感じられない漫然としたパス回しが目立っていた。その結果パスを回しながら次第に追い込まれて、苦し紛れのロングパスやシュートで相手にボールを奪われる事の繰り返しだ。これでは脅威を感じないので、相手はじっくりとボールを奪いに来る事ができる。こんな状態では勝てるわけがない。

今回の惨敗を実力通りの結果と素直に受け止め、きれい事のお題目に惑わされない地道なサッカーに変身することを期待する。

WebMoneyの偽メール

ハンゲームの偽メールとほとんど同じ内容で、WebMoneyの偽メールが時折来るようになった。Thunderbirdでの文字化け状況が全く同じなので同じグループだろう。
送信元も同じYahooJPだ。相変わらず、YahooJPが詐欺グループに無料ールアカウントを次々と提供して協力しているのは困ったものだ。

メールタイトル;WebMoneyー安全確認(Thunderbirdでは文字化けして読めない)
送信者名;ウエブマネーメンバーサポート<members_support@webmoney.ne.jp>(Thunderbirdでは文字化けして読めない)
送信者(Returnpath);<hytjytk@yahoo.co.jp>

本文(テキスト表示。 HTML表示では青色で示した見せかけのリンク先アドレスだけが表示され、赤色で示した偽サイトへの実際のリンクは表示されない。);

お客様
株式会社营团社サービスシステムをご利用いただき、ありがとうございます。
システムはお客様のアカウントが異常にログインされたことを感知しました。
下記のログイン時間を照らし合せてご本人様によるログインであるかどうかご確認お願いします。

https://member.webmoney.ne.jp/
<http://webmoneya.tk/service.webmoney.jp/wallet/>


もし、ご本人によるログインでしたら、お手数ですが本メールの破棄をお願いいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ウェブマネー ウォレット

■ウェブマネー ウォレットに関するお問い合わせ
サポートセンター(平日 10:00〜18:00 土日祝祭日を除く)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2014-6-24


本文(HTML表示);
お客様
株式会社营团社サービスシステムをご利用いただき、ありがとうございます。
システムはお客様のアカウントが異常にログインされたことを感知しました。
下記のログイン時間を照らし合せてご本人様によるログインであるかどうかご確認お願いします。

https://member.webmoney.ne.jp/

もし、ご本人によるログインでしたら、お手数ですが本メールの破棄をお願いいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ウェブマネー ウォレット

■ウェブマネー ウォレットに関するお問い合わせ
サポートセンター(平日 10:00〜18:00 土日祝祭日を除く)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2014-6-24

June 23, 2014

リスクマネージメントの問題

石原Jr.の失言に続いて都議会でのセクハラ野次。河野談話の見直しを含めて、最近の政界では無用の発言や行動が多い。その背景にはリスクマネージメント能力の欠如がありそうだ。

KYを最大限に活用して、自分の行動に潜在する危険、言い換えると自分の行動に対する好ましくない反応を予測してさえいれば、今回の石原氏や都議会議員のように謝罪したり離党したりする必要も生じない。

今回のセクハラ野次では、当該の都議会議員は気の利いたジョークか軽い悪ふざけのつもりだったのかもしれないが、その結果次回選挙では立候補もできないだろうし、恐らく政治家生命を絶たれることになるだろう。ハマコー氏など、かつての野次将軍達は計算ずくでやっていたそうだが、現在の野次将軍達はそんな計算をしているようには見えない。

同じ事は若者の愚かな行動にも言える。軽い悪ふざけのつもりでやったことがネットで問題になり処罰される。そしてその処罰は一生ついて回る。その結果収入の良い職を得られくなり、最悪の場合一生を棒に振ることにもつながる。それも全てKYができず、リスクマネージメントの能力が無いからだ。

研究不祥事の根底にあるもの

最近研究不祥事が話題になることが多い。その根底にあるものは何だろうか?それは行き過ぎた成果主義だと思う。

研究不祥事の原因としてよく言われるのは名誉欲や派閥間の手柄争いだが、最近はそれとは異なる原因があるように見える。それが行き過ぎた成果主義だ。

最近の華やかな先端的研究は、高額で大がかりな設備や実験材料そして人手を必要とする。それはつまり多額の研究資金が必要になると言うことだ。その一方で国家の研究予算は縮減され、先端研究の多額の費用をまかなうために「選択と集中」を強いられている。

選択とはつまり「切り捨てる」と言うことだ。国家の研究資金補助は1~5年で期間を切られている。さらに研究を続けるためには再度研究資金補助を得る必要があるが、そのためには成果が上がった事を示さなければならない。それができなければ「選択」から外れ切り捨てられる。切り捨てられれば、自分が研究を続けられないだけでなく、研究員や補助員の人員整理も必要になる。従って、何が何でも成果があると見せかけねばならないこともあるだろう。

今回のものも含めて、不祥事の背景にはこのような研究界の経済的事情もあるように思えるのだ。

イラク内戦の行方;忍び寄る新たな石油ショック

イラクの情勢はますます悪化している。

シリアに拠点を得たスンニ派の軍事組織が政府軍を圧迫している。現状ではイラク政府支援のためにイランが大規模介入するのも目前だし、そうなればスンニ派支援のためサウジアラビアなどが公然と反政府側支援に出ざるを得なくなるかもしれない。戦闘が中東全域に拡がる可能性も出てきているのだ。そして米国はこの地域の混乱を収拾するだけの力がない。

米国に収拾する力がないのは、大規模な地上戦に介入するだけの軍事力も資金もないこと。そして、戦っている双方に親米・反米それぞれの勢力が参加しているので、下手に介入すれば全ての勢力が反米になりかねないことだ。

例を挙げると、米国が支援しているイラク政府はイスラム教シーア派が支配していて、これは反米イスラム国を代表するイランが支援している。逆に米国が反米テロリスト勢力であると見なしているイラクの反政府勢力はスンニ派が支配しており、親米イスラム国の代表とされているサウジアラビアが密かに支援している。また、シリアでは親西欧の反政府勢力が崩壊し、イスラム原理主義者の軍事組織と政府軍とが戦闘を繰り広げている。

つまり、イラク政府側を支援しようとすれば米国が仇敵としてきたイランやシリア政府側と手を結ぶ必要があり、サウジアラビアと対立する危険を冒さなければならない。さらにまた、イスラム教スンニ派国家全てを敵に回す危険もある。これは米国にとっては身動きがつかない状態だ。

ソ連の崩壊で、米国は自分が唯一の超大国であり世界を支配する力を手に入れたと考えた。しかしそう思い込んだ米国がキリスト教的規範をグローバルスタンダードだとして世界中に押しつけようとしたことが、イスラム圏などの反発を呼び各地での反米活動やキリスト教国への大規模破壊活動につながった。

そして今、経済大国として復活しつつあるロシアが反米色を強め、イスラム教勢力による反米活動を傍観するようになった。中国も自国内イスラム教徒や周辺国とのトラブルを抱え、周辺国を支援する米国に協調する意志は全くない。また、西欧諸国も唯一の超大国ではなくなった米国に唯々諾々と従うことはなくなった。湾岸戦争やアフガニスタン戦争の頃とは全く状況が違うのだ。

いまや国連の安全保障理事会では、拒否権を持つ3大国の対立で軍事行動に関する何らかの決議が成立する可能性は全くない。冷戦体制が復活したと言っても良い。その結果、米国が軍事行動を行おうとすれば、国連決議なしに、言い換えると国際的な大義名分なしに自国の責任で自国軍を投入しなければならない。国連決議なしにはNATO諸国も軍隊を派遣する大義名分を立てにくいからだ。

と言うわけで、米国が身動きがつかない状況の中、中東地域の混乱はますます拡大するだろう。そして、産油施設が戦闘で破壊されて供給が滞るようになれば、それはかつて日本経済を崩壊の瀬戸際に追い込んだ石油ショックの再現にもなりかねない。当時は高度成長でため込んだ技術力と資金力が日本を救ったが、今の日本には当時のような体力はない。天然ガスを含めてもエネルギーの半分以上を中東に依存する日本にとっても深刻な問題になり得るのだ。

安倍政権は、世界経済が危うい瀬戸際にいることを認識し、石油の供給不足と急激な値上がりにどう対処すれば良いのかを入念に検討しておくべきだ。

新顔偽メール;「そな銀行」

三菱東京UFJ銀行の詐欺メールグループが、偽メールをバージョンアップしたようだ。

今度は「そな銀行」! またまた吹き出してしまった。某大手銀行のつもりなのだろうが、これでは「うそ(嘘)な銀行」だ。これでも引っかかる人がいるのだろうか?

以下に偽メールのタイトルや本文を挙げておく。
それにしても、Yahoo JP.は詐欺への協力をいつまでたっても止める気がないようだ。

タイトル;「そな銀行」本人認証サービス
送信者;そな銀行<noeliam_fuji@yahoo.co.jp>
送信サーバー;ns503-vm8.bullet.mail.kks.yahoo.co.jp [183.79.57.78]
偽サーバー;<http://www.shishiluntan.cn/css/>
偽サーバーのドメイン情報;
(ドメイン管理組織CINNICのWHOISでは英語での検索では該当なしになる)
WHOIS查询结果
域名 shishiluntan.cn
域名状态 ok(正常)
注册者 张伟峰
注册者联系人电子邮件 13959889713@qq.com
所属注册服务机构 成都西维数码科技有限公司
域名服务器 f1g1ns1.dnspod.net
域名服务器 f1g1ns2.dnspod.net
注册时间 2014-04-10 16:30:48
到期时间 2015-04-10 16:30:48


本文(テキスト表示);

お使いのメールアドレスを確認してください

本人認証サービス <http://www.shishiluntan.cn/css/>


同(HTML表示);

お使いのメールアドレスを確認してください

June 22, 2014

全く異なる談話検証への河野コメント

政府の検証報告書に対する河野氏のコメントを読売新聞と毎日新聞が報じているが、そのニュアンスは両紙で正反対だ。

読売は談話の調整があったことを踏まえて、河野氏が内容は正しいと認めたと強調し、毎日新聞は河野氏が強制があったことを認めた事を強調している。ただし、現時点(2014/06/22 00:00)では朝日新聞の記事は発表されていないのか見つからない。

June 20, 2014

アンネ本毀損事件は責任能力なしでフタ

アンネ本毀損事件は被疑者を責任能力なしで不起訴にするようだ。精神異常者の犯行とすることで、親ナチスと言う国際的な非難を避けたいと言う意図が透けて見える。

第二次大戦前のファシズム日本を養護する発言を繰り返し、国際的な非難を浴びた安倍政権としてはくさいものに蓋をするための最も無難な選択なのだろう。

遅れる除染

中間貯蔵施設用地が決まらない事が原因で除染作業がどんどん遅れているようだ。さらに石原Jr.発言の様な、真実ではあるが公の場では言ってはならない不規則発言があると、その追究でさらに遅れる。

早期の帰宅のためには除染を急ぐのは当然だが、こんな調子であと数年遅れると自然減少で多くの場所では除染が不要になりそうだ。それでも利権が絡むので、不要になった場所でも帰宅は認められず除染作業が行われるのだろう。

全くもって、避難者にとっては時間の無駄だし、納税者にとっては税金の無駄遣いだ。

June 18, 2014

大破事故

今朝方(2014/06/18)、北海道の旭川市郊外で自転車を巻き込んだ自動車衝突事故があり、自転車の高校生を含めて3人が死亡したと報じられている。

衝突の直接原因は、対向車の高齢の婦人が不注意に右折しようとした事にあると報道されているが、衝突した車両の破損状況に首をかしげてしまった。原因とされた車両は前部が多少壊れた程度だが、もう一方は電柱に衝突して大破していた。その壊れ方が尋常ではないからだ。

この車両は「深海魚」スカイラインだが、電柱に左側から側面衝突してほとんど二つ折りにまで折れ曲がっている。さらに、電柱が運転席まで食い込んでいると言う状態で、搭乗者2名が死亡した。

この状況からは、電柱への衝突速度が相当に速かったと考えられる。速度が50~60kmではとてもこうはならない。おそらく、100km近い速度で電柱に衝突しなければこうはならないだろう。接触後スピンしながら衝突したはずだから、走行速度はさらに速かったはずだ。120~130kmぐらいは出していた可能性がある。それとも「深海魚」スカイラインのボディは50~60kmの側面衝突でこのように大破するほどヤワだったのだろうか。そうは思えないのだが。

首をかしげたというのはこういう理由からだ。

外国人家事労働者

安倍政権が、女性の就労増を目的に外国人家事労働者の受け入れを検討している。受け入れ自体は問題でとするに値しないが、果たして需要がどれだけあるのかの方が疑問だ。

今でも家政婦紹介所があり、介護や家事の代行などに家政婦を派遣しているが、毎日となると報酬を払えるのは富裕層だけなので需要はさほど多いと言えない。外国人労働者を低賃金で雇えば良いと言うのかもしれないが、富裕層以外でも毎日利用できるようにするためには、現在の最低賃金の半分以下にする必要があるだろう。だが、外国人だからといって最低賃金保証の対象外とするのであれば問題だ。労働者の労働者の生活経費を十分にまかなえないだろうし、労働者の国籍差別として国際的な問題になるだろうし、日本の国際評価を低下させる原因になる。また、現在働いている家政婦達の仕事を奪うことにもなる。

安倍政権はその様な点をどう考えているのだろうか。常々思いつきの浅知恵が多いだけに首をかしげてしまう。

June 17, 2014

小保方疑惑の背後にあるもの

存在を確認しようとして追えば追うほどSTAP現象の姿が薄れて良く。

昨日の若山教授の記者会見(一部を実況中継で見ていた)でも、結局は否定的な証拠しか得られなかったとされた。さらにはマウスの血統が異なっていた点について、不注意による取り違えだとしても通常の研究者であればあり得ないとまでコメントされた。

また、理研の組織改革委員会からは「世界三大研究不正」の一つと決めつけられる事態になっている。不存在を科学的に証明することは通常は不可能だが、今までに提出された証拠からは刑事裁判であれば有罪判決が出ても致し方ない状況だ。

さらに、発生・再生科学総合研究センターの解散を提言までしていることを考え合わせると、組織改革委員会が表だっては公表できない相当に深刻な問題が背後にあるのではないかとの疑惑すら抱かせる。

一つ考えられるのは、上司の笹井氏やその後援者に2013年度中に大きな成果を上げたことにしなければならない事情があり、小保方氏に強い圧力がかけられた可能性だ。理化学研究所だけでなく、文部科学省すらもそのことに触れられるのを避けているように見える。背後の事情が明らかになると困った事態に陥る科学界か政界の大物がいるのかもしれない。

また今回の会見から、この問題の真の中心人物が小保方氏の上司である笹井氏ではないかという疑惑も見えてきた。小保方氏の採用に関する疑惑や、報酬が高そうな有名弁護士がすぐに付いた事などを考え合わせると、背後に何かあると言う疑惑をぬぐいきれないのだ。

いずれにしても今回の疑惑で一番迷惑しているのは、利用された共同研究者や、発生・再生科学総合研究センターで他のテーマの研究に従事している研究者達だろう。今回の疑惑とは無関係な彼らの研究成果にも、不信のまなざしが向けられることは避けられないだろうからだ。

マレーシア機手がかりなし

行方不明のマレーシア機の手がかりは、相変わらず途絶えたままだ。

散発的に出てくることもあるが、捜索当局から相手にされなかったりしてそれらについて詳細な検討は行われていないようだ。しかし事ここに至っては、これまでに提示された全ての情報の信頼性について吟味し直してみるべきだろう。

私は特に、通信途絶直後の航跡について強い疑問を持っている。なぜならば、行方不明機がアンダマン海に出るにしてもルートが不自然だからだ。

シャム湾からアンダマン海に出るのであれば、タイ領を横切る方が近いし、マレーシア軍の発表したルートであればタイ軍のレーダーにも捕らえられていたはずだ。今回、飛行ルートに関してタイ軍のコメントは一切ない。隣国上空のどこまでが探知できるかについては重要な軍事機密であるにしても、マレーシア軍の発表を裏付けうる(あるいは否定する)情報は持っているはずだ。そしてタイ軍の探知にかからなかったとすれば、マレーシア軍が発表したルートは通らなかった可能性が高い。

はたして行方不明機はインド洋に出たのか?エンジン監視装置の信号は本物なのか?情報の全てを詳細に吟味し直すべきだ。

最後のよりどころとして使用されたエンジン監視装置の信号については、受信したとされる衛星が一つだけなので、データのタイムスタンプと受信時刻のずれから発信場所の推定を行っている可能性が高いと考えている。しかし、監視装置の内蔵時計の時刻合わせ精度によっては簡単に数百km以上もの違いが出る。GPS衛星でもない、位置測定を目的としないエンジン監視装置の内蔵時計が、1/1,000秒(300kmに相当する)以下の高い時刻合わせ精度を持っているとは思えないのだ。

「最後は金目でしょ」

石原ジュニアの発言がもめている。

確かにそれは真実だ。しかし世の中には口にしてはならない真実というものがある。

その様な真実は他にも多数あるので、政治家は発言に気をつけなければならない。

June 14, 2014

イラク政府軍をイランが支援か?

ますます戦闘が激化するイラク内戦。米国にとって中東の情勢はますます好ましくない方向へ向かっているようだ。

別記事「米国の矛盾」(2014/06/13)にも書いたが、イラクの反政府勢力がシリアの反政府勢力を支援しており、イラク政府を支援しての反政府勢力をたたくことは間接的にシリア政府を支援することになる。これに加えて、今日報じられているようにイランがイラク政府軍を支援する事になると、米国にとって事態はますます複雑になる。

だからといって、イスラム教徒同士勝手に殺し合いをさせておけと言うわけにも行かない。米国が中東から完全に撤退すれば、イスラム過激派を押さえるものがなくなり、イスラム過激派のテロリスト封じ込めという米国の大義名分が崩壊する。

冷戦終了後、米国は唯一の超大国として「パクス・アメリカーナ」を誇ったが、それが崩壊して久しい。今や世界の情勢は、米国が一国でコントロール可能なものではなくなってしまった。

June 13, 2014

小保方疑惑は組織ごとリセットに?

理研の小保方疑惑は改革委員会が、発生・再生科学総合研究センター(CDB)の解体を提案する事態に発展した。

小保方氏の採用が、外部の力が働いた可能性すら考えられる不公正な手続きで行われた事が明るみに出るに及んでは、上層部を一掃して新組織に改組するしかないと言う判断だろう。同じCDB内で行われているiPS細胞の研究などは新組織で継続されるのだろうが、他のチームのメンバーにとっては迷惑な話だ。

CDB解体には抵抗もあるようだし、研究の世界ではつきものの学閥や人閥の権力争いが絡んでいないとは言い切れない。しかし、事ここに及んでは上層部総入れ替えで新組織に移行する方がすっきりする。結果として、東日本系の研究者が冷や飯を食わされることになる可能性はあるが。

米国の矛盾

イラクで活動を激化している武装組織を押さえ込むと、イラクの武装組織の支援を受けているシリアの反政府武装組織が弱体化し、シリア政府を支援することになる。

また、どちらの地域においても反米感情が強まる。これはシリアの親西欧反政府組織を弱体化する。

June 12, 2014

水不足にもご用心

神戸は今日も日が照っている。雲もあるので晴れたり曇ったり、ところによりにわか雨と言うところなのだが、梅雨に入ってからまともな雨は降っていない。

ここ数年、梅雨の雨は降るところには繰り返して豪雨となるが、降らないところにはほとんど降らないという傾向が強い。いわば豪雨と空梅雨のモザイクだ。

従って、すでに号があった地方では今後も豪雨に対する警戒が必要だが、まだまとまった雨がない地方では空梅雨による水不足に対する備えも必要だ。

June 11, 2014

新着三菱東京UFJ銀行の偽メール

久々に届いた三菱東京UFJ銀行の偽メール。一目で分かるおかしな日本語はいっこうに改善されていない。

以下にメールの詳細をのせておく。

送信元;<chad2959620@yahoo.com.tw>
送信サーバー;smtp125.mail.sg3.yahoo.com

偽サーバー;<http://www.womehome.com/js/>
ドメイン情報;
Domain Name: WOMEHOME.COM
Registrar: NAME2HOST, INC. DBA NAME2HOST.COM
Whois Server: whois.name2host.com
Referral URL: http://www.name2host.com
Name Server: DNS1.51.NET
Name Server: DNS2.51.NET
Status: clientDeleteProhibited
Status: clientRenewProhibited
Status: clientTransferProhibited
Updated Date: 19-apr-2013
Creation Date: 19-apr-2005 Expiration Date: 19-apr-2015

Registar情報;
Registrar Name: NAME2HOST, INC. DBA NAME2HOST.COM
Address: 18719 20th Dr. SE, Bothell, WA 98012, US
Phone Number: (206) 617-3008
Email: tianshanzhang@yahoo.com
Whois Server: whois.name2host.com
Referral URL: www.name2host.com
Admin Contact: Tianshan . Zhang Phone Number: 011-86-10-8288 4235
Email: support@name2host.com
Admin Contact: Li . Ma Phone Number: 2066173008
Email: ma_li26@yahoo.com Billing Contact: Li . Ma Phone Number: 2066173008
Email: ma_li26@yahoo.com
Technical Contact: Frank . Li Phone Number: 011-86-1391 0830049
Email: liyufa@gmail.com

タイトル;【三菱東京UFJ銀行】メールアドレスの確認
メール本文(テキスト表示);

************************************************************

         三菱東京UFJ銀行Eメール配信サービス

************************************************************

2014年「三菱東京UFJ銀行」のシステムセキュリティのアップグレードのため、貴様のアカウントの利用中止を避けるために、検証する必要があります。

以下のページより登録を続けてください。

システムアップグレードアカウント認証<http://www.womehome.com/js/>

――Copyright(C)2014 The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ,Ltd.All rights reserved――

メール本文(HTML表示);

************************************************************

         三菱東京UFJ銀行Eメール配信サービス

************************************************************

2014年「三菱東京UFJ銀行」のシステムセキュリティのアップグレードのため、貴様のアカウントの利用中止を避けるために、検証する必要があります。

以下のページより登録を続けてください。

――Copyright(C)2014 The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ,Ltd.All rights reserved――

ヘッダーを調べると、ヤフーのメールサーバーには下記から送信されているようだ。偽メールではおなじみのネットワークサービスだが、ドメイン情報を書いておく。このサービスは、しばしば偽サイトの開設にも利用されている。

inetnum: 175.148.0.0 - 175.151.255.255
netname: UNICOM-LN
descr: CHINA UNICOM Liaoning province network
descr: China UNICOM
descr: No.21,Jin-Rong Street,
descr: Beijing 100140
country: CN   → (中国)
admin-c: CH1302-AP
tech-c: CH1302-AP
status: ALLOCATED PORTABLE
remarks: service provider
mnt-by: APNIC-HM
mnt-routes: MAINT-CNCGROUP-RR
mnt-lower: MAINT-CNCGROUP-LN
remarks: -+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-++-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
remarks: This object can only be updated by APNIC hostmasters.
remarks: To update this object, please contact APNIC
remarks: hostmasters and include your organisation’s account
remarks: name in the subject line.
remarks: -+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-++-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
mnt-irt: IRT-CU-CN
changed: hm-changed@apnic.net 20100108
source: APNIC
irt: IRT-CU-CN
address: No.21,Jin-Rong Street
address: Beijing,100140
address: P.R.China
e-mail: zhouxm@chinaunicom.cn
abuse-mailbox: zhouxm@chinaunicom.cn
admin-c: CH1302-AP
tech-c: CH1302-AP
auth: # Filtered
mnt-by: MAINT-CNCGROUP
changed: zhouxm@chinaunicom.cn 20101110
changed: hm-changed@apnic.net 20101116
source: APNIC
person: ChinaUnicom Hostmaster
nic-hdl: CH1302-AP
e-mail: abuse@cnc-noc.net
address: No.21,Jin-Rong Street
address: Beijing,100033
address: P.R.China
phone: +86-10-66259764
fax-no: +86-10-66259764
country: CN   → (中国)
changed: abuse@cnc-noc.net 20090408
mnt-by: MAINT-CNCGROUP
source: APNIC
% Information related to ’175.148.0.0/14 (マスク範囲)AS4837’
route: 175.148.0.0/14 (マスク範囲)
descr: China Unicom Liaoning Province Network
country: CN   → (中国)
origin: AS4837
mnt-by: MAINT-CNCGROUP-RR
changed: abuse@cnc-noc.net 20100108
source: APNIC
% This query was served by the APNIC Whois Service version 1.69.1-APNICv1r0 (WHOIS2)

June 10, 2014

悪いインフレと良いインフレ

ユニクロが全製品を5%値上げするという。これについて評論家の中には、インフレを加速して経済によい影響を与えると述べているものが居る。しかし私に言わせればこれは経済を衰退させる悪いインフレだ。

ユニクロの説明によれば、値上げの理由は原材料価格の上昇および輸入価格の上昇だそうだ。これは悪いインフレの典型的な例だ。なぜならば、今回値上げされた分の金は直ちにほとんどが国外に流出してしまい、国内の勤労者の収入を増やす事にはならない。むしろ国内の勤労者の収入を減少させる方向に働く。故にこれは悪いインフレだ。

これに対し良いインフレとは、賃金上昇によるコストインフレであり、インフレ率が妥当な範囲に収まっていれば、賃金上昇とインフレが両輪となって景気を加速する。これが良いインフレだ。

現在兆しが見えているインフレが良いインフレになるためには、ユニクロに代表される安物輸入で日本人の職を奪い、財を国外に流出させる企業をボイコットする必要がある。また、大手家電メーカの製品の大半を占める偽国産品も買ってはいけない。

初めての人工知性体?

AFPが「露スパコンに「知性」、史上初のチューリングテスト合格」(2014年06月10日 10:35 発信地:ロンドン/英国)と報じている。

「チューリングテスト」とはコンピューターと人間の区別が付くかどうかを判定する古典的なテストで、戦後間もない頃にアラン・チューリングが提唱した考え方に基づく。このテストでは、課題(質問)に対する反応が人間のものと区別が付くかどうかが試される。

つまり、実際に知性があるかどうかは問題ではなく、人間と区別が付くかどうかが問題とされる。言い換えると、区別が付くかどうかだけを問題とすることで、意識や知性が人間以外にあっても良いのかと言う(キリスト教の)神学的あるいは哲学的な問題を回避している。この問題は突き詰めて行くと、知性や意識(自己認識)とは何か、自分以外の他人にもそれがあるのかと言う問題にまで突き当たってしまう(注)。

この記事によれば、試験者が33%の確立で13歳の少年と設定されたロシア製のスーパーコンピュータを人間と判定したのだという。試験を行った英王立協会はこれが初めてのチューリングテスト合格だとしているという。

これが最初かどうかは議論があるようだが、人工知能が人工知性に近づいていることは確かなようだ。「アトム」の様にロボットに搭載できるようになるにはまだまだかかりそうだが、遠からず巨大コンピューターがかのHAL2000のように振る舞い始める日が来るかもしれない。コンピューターや人工知性の反乱はSFの古くからのテーマであり、欧米人にとっては悪夢なのだが・・・・。

そういえば、多数のコンピューターがつながった世界規模のネットワークに知性が生じて人間のコントロールを受け付けなくなると言うSFのテーマもありましたっけ。

June 09, 2014

山道の自転車事故

良くあることで、梅雨入り宣言後すぐの上天気。豪雨に見舞われているところもあるようですが、神戸は連日の晴天続き。昨日も良く晴れたので、午後から裏山の神戸市立森林植物園に「こあじさい」の写真を撮ろうと出かけました。

その途中、表六甲ドライブウエイを上っている途中のこと。ダブルヘアピンから少し上の深い左ターンにさしかかると、パトカーと救急車、そして消防の救助作業車が止まっていました。さらに派手なウエアを着た自転車乗りも数人。様子から見ると、仲間の一人が道路下の急斜面に転落して救助作業中と思われました。深刻な様子はなかったので、命に別状はなく、急斜面で上ってこられないために救助を要請したのかもしれません。

表六甲は大部分が急斜面で、しかもドライブウエイのガードレールは高さが60~70cmしかありません。道路の勾配もきついので、下りで速度が出すぎた状態で急カーブに入ると危険です。急ブレーキでふらついたりスリップしたりしてガードレールと接触すると、道路の外に投げ出される可能性があります。道路の谷側はほとんどが40度近い急斜面ですので、転落すると命に関わることがあります。また、それなりの装備がないと登るのも簡単ではありません。

最近、六甲山中でもスポーツ用自転車で走る人が増えましたが、調子にのって急カーブで道路外に転落したりしないようご用心を。また、ブラインドカーブが多いので自動車との正面衝突の危険もあります。バイクは前照灯が明るいのでカーブミラーで確認しやすいのですが、自転車の前照灯は点けていても暗くてほとんど見えませんので対向車が見落として高速で突っ込んでくることもあり得ます。

また、見通しが悪いカーブが連続する場所が多いので、急な登りで懸命にこぐあまりふらついているため自動車が追い越せず、後ろに渋滞の列ができていることもあります。後方の状態への目配りもお願いします。

June 07, 2014

豪雨の季節

あちこちから豪雨のニュースが報じられている。今年も豪雨の季節が始まった様だ。

近年の気候変化で極端希少が増加し、世界各地から干ばつや豪雨による洪水が発生している。太陽活動が低下しているためか平均気温の上昇は一服しているようだが、その代わりに極端気象は急増している。極端気象による大災害が起きないことを祈ろう。

そのためになすべき事は、先進国での電力需要の抑制と火力発電の制限だ。

June 06, 2014

ノルマンディー上陸記念日

ノルマンディー上陸から70年の記念祭だそうで旧連合国は盛大に祝ったようです。しかしそれを敗戦国である日本のメディアが、賑々しく報じているのには強い違和感があります。

戦後にさんざん見せられた米国賛美の映画で条件付けされているのか、この記念日を祝うようなアナウンサーのおしゃべりが気になります。戦中戦後に作られたドイツ兵を虫けらのように殺す映画同様に、日本兵を虫けらのように殺す映画も作られました。これらの中には実写もあり、フィリピンや硫黄島そして沖縄で日本兵が米兵の機関銃や火炎放射器でばたばた死んで行く様子が写っています。

戦争は太平洋戦争前の、どこか分からない外国に勇ましく出かけていって現地人を何人も殺し賑やかに楽だつ品を持って帰ってくるものから、ほとんどの兵士が死にその遺体は野ざらしにされるものに変質した。そして、さらには、国内の軍需工場や住宅をそこで働いているものを焼き捨てるものになった。これが戦争の真実だが、自己の利益のため戦争を望むものがいつでも居る、そして彼らは、自分が戦争の被害を受けないと信じている。

戦争の惨禍は自分に関係ない。これは常に戦争推進派が信じていることだ。

被疑者が犯罪捜査?

小保方疑惑に関して、検証実験に小保方氏を参加させるべきと文科相が主張しているがこれには同意できない。それは、被疑者を当人に容疑がかかっている犯罪捜査に参加させるような物だからだ。

小保方疑惑を徹底的に解明し日本の科学研究への信頼性を回復するのであれば、小保方氏だけでなく理研も参加させるべきではない。全くの第三者による解明が望ましい。

もっとも現時点で、STAPにそれだけの資金と手間をかけるだけの価値があると考える研究者と研究機関を見つけることは難しいかもしれない。信頼性が崩壊した報文の再現に時間をかけるのは無駄と考える者が大半だろうからだ。

June 05, 2014

小保方氏採用に疑惑

小保方氏の理研への採用に疑惑が持ち上がってきた。

締め切り後の応募、必要な推薦書類無し、研究成果は特許のコピペとか。まるで、政官民癒着で悪事をやりたい放題の財閥令嬢がお約束の韓ドラじみてきた。ここまで採用条件無視が並ぶと、背後から小保方氏を採用するよう圧力をかけた勢力があるような気がしてきた。

韓ドラのわがまま令嬢はやり過ぎで破滅するのもお約束のようだが、小保方氏もそこは似ている。

June 04, 2014

不明マレーシア機の新手がかり?

行方不明になっているマレーシア機の行方に関する新しい情報が出てきたとCNNが報じている。記事;「水中音の観測データに墜落の手がかりか マレーシア機不明」(2014.06.04 Wed posted at 18:50 JST)

記事によると、オーストラリアの研究機関が核実験監視システムとして設置している水中聴音機が、マレーシア機が墜落したときに発生したかもしれない低周波音を観測していたのだそうだ。もっとも、オーストラリアの捜索当局は可能性はないとしているし、公表した研究機関も可能性があるかもしれないと言う程度にとどまっている。

今回の低周波音の発生源は、インド洋からアラビア海にかけてモルディブを横切って南東から北西に伸びる線状の海域だ。その南東端はインド洋の中央部に位置し、人知れず姿を消すには絶好の海域だろう。飛行する方位としても、オーストラリア沖の円弧状海域よりは自然だ。また、私が身代金目的のハイジャックだとすればこのあたりに向かうのではないかと考えた海域も、今回の推定海域の南東側半分に重なる。

このあたりの海流は西に向かって流れている。捜索当局はこのあたりからアフリカに書けての海域を調査する考えはないようだが、もう一度各種の地表観測衛星の観測データを見直しても良いのではないかと思う。

それはそれとして、捜索の対象となった円弧状海域はどの程度信頼できるのだろうか。送信されたデーターのタイムスタンプと通信衛星の受信時刻のずれから計算した可能性があるが、だとするとエンジンのデータ送信装置の時計の精度の正確度があの狭い幅に限定できるほど正確なのだろうかと思う。

光速は30万km/秒なので1/10,000秒で30kmずれる。時計の時刻の正確度によっては、発信源までの距離は大きく狂うはずだ。データ送信装置の目的から考えて、正確度(設定時刻のずれ)は一般的なコンピューターと大差ないと思うのだがどうだろう。

STAP論文取り下げ

次々と疑問が出されて収拾が付かなくなったSTAP論文が取り下げられることになったと報じられている。取り下げに反対していた米国の医師も取り下げに同意するという。

取り下げの意向表明は弁護士団に相談無く行われたとのことで、何とか取り繕う努力をしてきた弁護士団ははしごを外された形だ。面子を潰された弁護士団が今後どう動くのか、穏便に蓋ができるのか、今後の展開が決めにくいことだろう。いずれにしても、報酬が高そうな有名弁護士を動員したが収拾に失敗した形になる。

論文の取り下げで、学術的にはSTAP論文が不適切だったことを認めたことになる。またこれによって、今後第3者による検証実験の実施が期待しにくくなる。分化細胞をリセットするとされたSTAP現象の方がリセットされて振り出しに戻ったとも言っても良いだろう。

ただ、ウイルスを使って遺伝子操作を行う手法では外界から隔離された生物実験室が必要なため、再生医療の低コスト化がしにくい。STAP同様に一般実験室で実施できる方法が早く実用化される事を望みたい。

追記(2014/06/04);
分裂する細胞が分化細胞になるのを妨害する酵素を用いれば良いのだろと思うが、iPS法で用いる遺伝子が作るタンパク質(酵素)を遺伝子操作によってバイオ合成し、それをリボゾーム化して細胞培養液に添加するような事ではどうだろうか?

追記(2014/06/05);
今日の報道によると、取り下げはネイチャー出版側から「自発的に取り下げないなら強制取り下げ処分にする」との最後通告を受けてのことらしい。強制取り下げされると、事実上研究者の社会からは追放される。これを避けるために受け入れざるを得なかったと言うことだろう。

年金の将来

厚労省が年金の将来見通しを発表した。ところがこれに関する主要紙の見出しが分かれている。

読売は「平均的経済成長なら…年金100年後も「安定」」としているが、朝日は「年金給付水準、30年後に2割減 経済成長見込んでも」、日経は「年金、現役収入の5割割れも 厚労省が財政検証 」、産経は「公的年金、48年度に現役収入の50% 低成長ケース、政府公約危機」、毎日は「厚生年金:給付水準50%試算、成長頼み」と「厚生年金:給付水準50%維持…現在より2割目減り」の2本。

評価が出そろうとまた印象が変わるかもしれないが、読売は楽観的に解釈しており、朝日と毎日と日経は悲観的に解釈している。産経はややぼかした書き方だ。さてどちらの見方を取るべきか。各紙の記事を熟読して比較してみなければならない。

付け加えると、同じ発表資料によっていても記事にこれだけの違いが出る。時々芸能スポーツ紙がやることだが、出所が分からないインターネットの風評によって年金記事を書いたらどうなることか。とんでもない記事が出てくるだろう。

June 03, 2014

市街地の津波避難計画に対する疑問

巨大地震に伴う大津波対策として、次々に市町村から災害予測が出されている。それには避難計画が問題と言う意見がつけられることが多い。しかし大都市の市街地に関する避難計画上の問題として、避難場所が無いという所見には疑問がある。

なぜならば、大都市の市街地中心部にあるオフィス街や繁華街の地表は、大部分が4~5階以上の大型コンクリート建築物で埋め尽くされているからだ。わざわざ避難場所など作らずとも、手近のビルの4~5階以上に逃げ込めばよい。わざわざ津波避難ビルの指定などする必要もないし、何百メートルも走って逃げる必要もない。

同じような事は各地で計画している津波防潮堤にも言える。10メートル以上の防潮堤を、巨額の費用を投入して延々と作るより、津波の進行方向と平行に向いた中高層住宅をある程度の距離内で複数造る方がよい。巨大津波が来れば上層階に移動するだけでよいので、遠くまで徒歩で逃げる必要もない。これなら海岸近くの低地にも住めるし、防潮堤は低いものでも良い。さらに、屋上を簡易ヘリポートとして使えるよう強化しておけば、避難者の搬出にも物資の補給にも楽だ。

連日のフェーン

昨日(2014/06/02)は本州の日本海側でフェーンが起きて、太平洋側とは10℃ほどの温度差ができていた。今日は北海道で阿寒山地を挟んで20℃もの温度差が生じている。これには釧路地方の海霧の影響もあるのだが、何ともすさまじい気温差だ。

フェーンが起きると高温になるだけでなく、空気の乾燥が激しくなるので火災に注意が必要だ。特に山林では雪が消えて地面が乾き始める頃なので、火が付くと燃え広がるのが早い。山林に限らないが、この時期も火の用心が欠かせない。

June 01, 2014

エルニーニョもなんのその

今年の夏も猛暑から始まった様です。エルニーニョの兆しがあるので冷夏になるとの予想もありますが、西日本は猛暑との予想も。

エルニーニョも何のその、今年も高温と極端気象の夏になりそうです。豪雨や暴風などの気象災害対策に抜かりがないようにしなければ・・・・。

« May 2014 | Main | July 2014 »