ロシアがISS撤退
ウクライナ問題で欧米から非難を浴びているロシアがISS(国際宇宙ステーション)から撤退すると表明したそうだ。CNN(2014.05.14 Wed posted at 12:27 JST)「ロシア、国際宇宙ステーションからの撤退表明 20年までに」
いずれ言い出すだろうと思っていたが、これで米国はスペースシャトル計画の後継の開発を怠ったつけを払うことになる。もっともこれで米国がロシアに譲歩することはないし、ロシアもそれを期待するほど愚かではない。単に腹いせの捨て台詞と言うだけのことだ。
これによって、米国はISS等に人員を輸送する後継システムの開発を急がなければならないが、米国の宇宙企業はこれを喜んでいる可能性がある。いままでソユーズがあるからと予算支出が絞られていたが、これで注入される国家資金が急増する可能性があるからだ。
現在の技術水準では、民間企業でも資金さえあれば3年ほどで宇宙往還機を実用化することは可能と思われる。従って、ロシア撤退による国家資金の増大は事業チャンスと考える起業家や投資家は少なくないはずだ。
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