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April 2014

April 30, 2014

サプリメントの不適切宣伝

サプリメントの宣伝には不適切な表現や表示が多い。某大手飲料品メーカー子会社が行っているEPAとDHAサプリメントを例に挙げてみよう。

この会社の宣伝では厚労省がEPAとDHAを合計で1g/日以上摂るよう進めているとしている。そしてそれを食品で摂取するには、クロマグロの刺身を例にすると9人前が必要だとし、摂取が困難だからサプリメントで獲るべきと主張している。

しかしこの宣伝の表現は適切とは言い難い。そもそもクロマグロの赤身は油脂分が少ない方の代表だからだ。これは食品成分表を調べてみれば確認できる。

食品成分表から計算すると、クロマグロの赤身にはEPAとDHAが合計で100gあたり0.14g含まれている。刺身一人前は約100gだそうだから1.0g÷0.14g=7.1つまり約7人前必要と言うことになる。これに対して多い方の代表であるクロマグロのトロではEPAとDHAが合計で100gあたり4.6g含まれている。つまりトロにはEPAとDHAの合計量が赤身の32.8倍含まれている事になる。これは人数前で計算すると約0.2人前、切り身で約2切れに相当する。

トロ2切れでは宣伝にならないから、わざわざ含有量が少ない方の代表の赤身を持ち出してミスリードしようとしているわけだが、このような例は他にもアミノ酸サプリメントで比較相手にわざわざアミノ酸を少なく作る食酢を持ち出すなど数多く見られる。

健康食品は宣伝に対する規制が甘いので不適切な表現がまかり通る。サプリメントの宣伝はこのように不適切なものが多いので、鵜呑みにしたり知ったかぶりをして恥をかかないように。

追記(2014/04/30);
参考に他の魚の例をあげておく(いずれも食品成分表からの計算値)。
 まさば(焼き切り身一切れ、約100g) 約1.7g(全部位の平均値)
 まいわし(焼き一尾、約80g) 約1.6g
 さんま(焼き一尾、約150g) 約1.5g

April 29, 2014

「竹田」は縄文語由来?;二つの天空の城

この数年、雲海に浮かぶ「天空の城」として播州竹田城がもてはやされいる。特にこの一年は、観光客による荒廃が問題になっている。

しかし私には。「天空の城」と聞くと思い浮かべるもう一つの城がある。それは、「荒城の月」との関連で知られる豊後竹田の岡城だ。私がこの城を見たのはもう50年近く昔の学生時代、大分から長崎に向かう豊肥本線の車中だ。窓から景色を眺めていると、険しい山の上にそびえ立つ堅固な石垣が見え、そのとき私は「これは空中の城だ」と感じたのだ。播州竹田城も通りすがりに見た事はあるのだが、岡城の印象があまりにも強烈だったために、播州竹田城が話題になるたびにもう一つの「天空の城」として岡城を思い浮かべてしまう。岡城と竹田城は小盆地にそびえる地形が似ているので、岡城も雲海に包まれることはあるかもしれない。

ところで、この二つの「天空の城」はともに「竹田」にある。この「竹田」と言う地名について不思議に思うのは、その多くが似た地形にあるように思えることだ。

私が行ったことがある「竹田」は4カ所有るが、京都市伏見区の「竹田」以外はいずれも山間にある。いずれも下流から狭い谷を遡って、谷が開けた小盆地と言えるような場所であることが共通しているのだ。他にもインターネットで検索してみると、上流から下流に向かってか下流から上流に向かってかの違いはあっても、谷が開けた場所にある「竹田」がいくつもある。

そこで私が思うのは、「竹田」と言う地名は、「谷が開けたところ」というような意味の縄文語に由来するのではないかと言うことだ。機会があったら古代日本語の専門家の意見を聞いてみたいと思っている。

追記(2014/08/12);
最近、兵庫県にもう一つ雲海が美しい天空の城があることを知った。その城は、丹波市(旧春日町)にある「黒井城」で福知山線の「黒井駅」近くにあるそうだ。

この城の北には「丹波竹田」と言う駅があり、由良川の支流である「竹田川」を遡って谷が開けた小盆地にある。ここも他の「竹田」と同じ地形上の特徴があり、「竹田」という名がこのような地形をさすのではないかという感をさらに強くする。

April 28, 2014

政官民癒着

韓国のフェリー沈没事故の背景に、政官民癒着が大きく浮かび上がっている。

政官民の癒着は日本のミステリドラマでしばしば背景として設定されているし、水戸黄門シリーズ等の時代劇ではメインテーマの一つと言っても良い。韓国でも同様のようだが、時代劇よりもむしろ現代劇で大企業のオーナ経営者と政官界との癒着が状況設定として多用されているようにみえる。

今回の沈没事故でもオーナー経営者と政界、そして事業を監督する官庁との癒着が浮かび上がっている。金で政治家を動かし、政治家を通して監督官庁が違反行為を見逃すよう圧力をかけると言うわけだ。日本でも同じような事例は少なくない。しばらく前に大阪府で起きた違法廃土処分場の崩壊事故などその典型に見える。どう見ても大阪府の担当部局が見逃すよう圧力を受けていたと思えるからだ。

と言うわけで、日韓とも同じような不正が横行しているようだ。

April 27, 2014

ロング・グッドバイ

NHKで始まっているテレビドラマのタイトルだ。最初に番組欄で見たときは有名なミステリ小説のタイトルをパクったのだろうと思ったが、それを原作として日本を舞台に翻案した物のようだ。

原作はミステリファンなら知らぬ者はいないといえるほど著名なものだ。原題は「The Long Goodby」で邦訳のタイトルは「長いお別れ」だった。レイモンド・チャンドラーの傑作といわれるだけあって、いくつもの印象的な場面がある。

まず、フィリップ・マーロウシリーズ中でもっとも魅力的な女性「リンダ・ローリング」が登場する。そしてCMにも使われた有名な台詞「強くなければ生きて行けない。優しくなければ生きて行く資格がない。」は、リンダ・ローリングの質問「あなたはそんなに強いのに、なぜそんなに優しいの?」に対するフィリップ・マーロウの答えだ。(追記に訂正あり)リンダ・ローリングはシリーズ最終作の「プレイ・バック」の終盤にも登場している。おそらくシリーズの複数作中に登場する唯一の女性で、チャンドラーも気に入っていたのだろう。

また、フィリップ・マーロウの好きなカクテル「ギムレット」もフィリップ・マーロウ・シリーズで有名になり流行した。「長いお別れ」にはその作り方も登場する。ギムレットは私もどんな物かと作ってもらったことがあるが、淡い緑が美しいカクテルだ。付け加えると、日本発祥のカクテル「雪国」はグラスの縁に砂糖をつける以外は見た目がよく似ている。

ドラマの方はちらりと見ただけだが、原作がハリウッドの富裕層社会を舞台にしているだけに、舞台を日本に持ってこようとするとどの時代に設定してもしっくりこない。日本には欧米的な意味でまっとうな社交界(上流社会、ハイソサイエティ)が存在したことがないからかもしれない。このためか、原作の気だるくデカダンな空気を表現するのは難しいようだ。

追記;
久しぶりに原作(ハヤカワ・ミステリ文庫版)を十数年ぶりに引っ張り出して読み返し始めたが、活字が小さいのでなかなか読み進めない。前回は楽に読めたのに。古い文庫本を引っ張り出して読もうとすると、老眼の進行ぶりを思い知らされる。古い岩波文庫や角川文庫はさらに活字が小さいので、拡大鏡なしには全く読めないのでいやになる。

文庫本のそもそもの発祥は、岩波文庫の扉にあるように貧乏学生にも名著が読めるように安い価格で出版する事だった。従って、老眼など考慮せずに小さな活字で詰め込んだのは当然なのだが・・・・。それに比べると最近の文庫本の活字の大きいこと。高齢化社会対応で、老眼でも読みやすいようにと言うわけではないだろうに、優に一冊千円を超える文庫本を見ると考え込んでしまう。

追記(2014/04/28);
これは私の記憶違い。「強くなければ生きて行けない。優しくなければ生きて行けない。」リンダ・ローリングの問いへの答えではなく、「プレイバック」中でのベティ・メイフィールドの問いに対する答えだった。早川ミステリ文庫版初版では下記のようになっている。

「あなたのようにしっかりした男がどうしてそんなに優しくなれるの?」中略「しっかりしていなかったら生きていられない。優しくなれなかったら、生きている資格がない」以下略
出典;ハヤカワ・ミステリ文庫〈HM⑦-3〉昭和52年8月15日発行 P233

従軍慰安婦問題は韓国に完敗

韓国を訪問したオバマ大統領が、従軍慰安婦問題で韓国の立場を支持した。軍が自ら強制連行したかどうかはともかく、従軍慰安所が存在し、そこに慰安婦がいたことは否定のしようがない。

また、当時の日本には事実上の人身売買が存在し、借金で縛られた女達が強制的に売春をさせられていたことも事実だ。日本本土でも、親をだましたり親に金を渡して連れ出した少女を遊郭に売り渡す商売もあった。

これらを組み合わせると、親が承知していたかはともかく、本人には知らせずに売春婦として連れ出した事は多いだろう。本人にしてみれば、だまされて強制連行された事には変わりがない。

要するに日本が争いうるのは軍が直接に連行したかどうかだけだ。軍の要請を受けた売春業者が、軍が設置した慰安所に支配下の女を送り込んでいたことは間違いがないので、慰安婦問題に軍が全く関与しなかったと言うのは難しい。

日本ができることは論点のすり替えだけだ。外交音痴の外務省にそれができるとは期待できないが。

April 23, 2014

安全第一

ワイドショーでは韓国での沈没事故に関しての話題で持ちきりだ。何となく歯切れの悪い報道しかしにくくなっている小保方事件に比べ、こちらはひたすらたたけばよいので気楽にできるからだろう。

それにしても、事故の原因がコストカットにあることが明瞭になりつつあるのは情けない。安全対策に関する経費は直接には収益を生まないので、毎日経営に腐心する経営者にとっては最初に切り詰めたくなるところではある。しかし、過度の経費カットが重大事故に結びつき、その損害賠償や顧客離れよる損失で一気に倒産することも少なくない。

「安全第一(Safety First)」とは確かデュポン社が事故等による損失に苦しんだ末に出した結論だったと思うが、経費をかけても安全を最優先にする方が損失が少なくなり経営上も有利である事を端的に表現している。安全にかける経費は、企業自身、労働者、顧客を含む取引先等の全てにとって保険料のようなものだ。安全経費の切り詰めが「一銭惜しみの百銭失い」にならぬよう、経営者は肝に銘じておかなくてはならない。

April 21, 2014

議論のすり替えとすれ違い;小保方騒動

議論のすれ違いとすり替えで、STAP騒動が小保方騒動になりつつある。

そもそも理研の調査委委員会が対象としたのは、小保方氏が行ったデーターの改変が報文として許される範囲内であるかどうかと言うことだった。しかし、メディアがそれをSTAP現象の実在の有無に取り違えてしまったので議論がかみ合わなくなった。理研の判定は、データーの改変が科学者として許容される範囲を逸脱していると言う事のなのだが、メディアはこれをSTAP現象の否定とかき立てた。

さらに小保方氏と弁護士が、これに便乗して改変が許容されるかどうかからSTAP現象の実在の有無に論点をすり替えようとしているのでもはや議論が全くかみ合わない状態だ。小保方氏がいくら再調査でSTAP現象の実在を認めよと言っても、報文の当事者である理研はその立場にない。実在の確認は、当事者ではなく第三者が行う検証実験で再現されるかどうかにかかっているからだ。

第三者(複数の方が望ましい)が検証実験でSTAP現象を再現できれば、世界中の科学者がSTAP現象が実在すると認めるし、再現できなければ認められない。当事者である理研が再現できたと主張しても第三者ではないので不十分だと言うことだ。まして小保方氏がそれに関与したのでは全く意味がない。

従って理研と小保方氏がいくらやり合っても、世界中の科学者に認められる為の役には立たないし、まして弁護士がいくら法律を振り回しても科学者の判断に法律論が入り込む余地は全くない。弁護士がいくら違法性がないと叫んでも、第三者の検証実験で再現できない限り科学者からは全く相手にされないのだ。

弁護士が小保方氏の名誉回復を目指すのであれば、科学的方法論と物証による証明を目指さなければならない。また相手は、理研ではなく世界中の科学者達なのだと言うことを忘れてはいけない。メディアを利用して情に訴えても何お役にも立たない。

出だしは良くても・・・・;オリックスとヴィッセル神戸

今年(2014)はオリックスとヴィッセル神戸が好スタートを切っている。

神戸市民としてはうれしい限りだが、振り返ってみると出だしが良かった年は過去に何度もあった。しかし毎回シーズンが進むにつれ勢いを失い、終盤にはどん尻の指定席を争っていた。今年もそうなる可能性はあるので先行きの予測がつかない。

途中失速の都度思うことなのだが、選手の意欲が目に見えて低下して何かしらけたムードが漂い出すのは何故だろうか。私は球団の経営陣に問題があると思っているのだが、皆さんはどう感じてきただろうか。

ハンゲームの偽メール

久しぶりにハンゲームの偽メールが来た。ただし表題は文字化けしているのか全く意味不明の文字列。これではフィッシングメールでございますと言っているようなものだ。

メール送信元はヤフーのフリーメールサービスで、偽サーバーの所在はニュージーランド領(自治領?)のトケラウ諸島だ。最近、偽サーバーが中国やインドからオセアニアの小国に都落ちする例が増えている。偽名でのドメイン取得やサーバー開設が難しくなっているのかもしれない。

なおメールの本文は去年からいくつかの偽メールで使い回されているおなじみの物だ。

追記(2014/05/26);表題の文字化けは、私が標準として使っているメーラー特有の現象のようだ。別のメーラーに読み込ませてみると日本語として表示された。

April 18, 2014

三菱東京UFJ銀行の偽メール

三菱東京UFJ銀行の偽メールの新バージョンが届きました。

タイトルは「三菱東京UFJ銀行】メールアドレスの確認」で、メール送信元は台湾のYahooに偽装しているが実際はシンガポールのYahooで、偽装サーバーは今回も中国の「哈尔滨得莫利矿泉水有限公司」の「dmlgroup.cn」になっている。この企業は哈爾浜に実在する飲料水販売業者だが、サブドメインが付いていないのでドメイン登録者自体が偽者かもしれない。

メール本文は下記の通りだが、相変わらずヘンテコリンな文章だ。

【メール本文】(プレーンテキスト表示 HTML表示では赤文字部分が表示されない)
こんにちは!

2014年「三菱東京UFJ銀行」のシステムが安全性の更新がされたため、お客様はアカウントが凍結?休眠されないように、直ちにアカウントをご認証ください。

以下のページより登録を続けてください。

https://entry11.bk.mufg.jp/ibg/dfw/APLIN/loginib/login?_TRANID=AA000_001
<http://www.dmlgroup.cn/Img/>

――Copyright(C)2014 The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ,Ltd.All rights reserved――

April 16, 2014

韓国版紫雲丸事件

韓国の珍島沖で旅客船が沈没したニュースを見て紫雲丸事件を思い出した。

紫雲丸は昭和30年に濃霧の瀬戸内海を航行中に衝突して沈没した宇高連絡船だ。乗客には修学旅行の小中学生が多数乗船しており、そのうちの百人以上が死亡したため戦後の代表的な大船舶事故の一つとして記憶されている。今回の韓国での事故でも多数の修学旅行生が乗船していたので思い出したのだ。

4/16夜現在まだ300名近くが行方不明と報じられているが、不思議に思うことがある。

それは、報道された写真を見ると膨張式救命筏が全て固定されたままで、全く解放されていないことだ。膨張式救命筏は船が沈むと自動的に解放されて膨張して浮上するように作られているはずだが、転覆後の写真にも浮いている様子がない。また、大傾斜する前であれば手動でも放出できるはずだがその様子もない。

ヘリコプターで何人もをつり上げて救助する時間があったのだから、救命筏を放出して移乗させる時間もあったはずだ。なぜ使用しなかったのかが不思議だ。

難解すぎ?;理研笹井氏の記者会見

笹井氏の記者会見の一部を見ていたが、ひたすら情に訴えようとした小保方氏とは逆に、一般人にはちんぷんかんぷんと思われる専門用語のオンパレードだった。

会場に集まった記者たちの何分の一が理解できたろう。おそらく、科学・技術分野を専門にする記者以外には理解できなかったろう。まして、小保方氏に対する反論を期待して集まった、ゴシップ・芸能分野の記者には全く理解できなかったろう。

しかし今回の記者会見でも、笹井氏は実験ノートを見ていないし特許申請に差し障りがあるとのことで詳細な実験記録の開示を行うと言う言明はなかった。だがこれには同意できない。理研と小保方氏が研究者・研究機関としての信用を回復するためには、彼らには全く関わりのない第三者による検証が不可欠だ。その検証実験によって再現できない限り、STAP現象が科学的に認められることはない。

第三者による検証は科学における新発見や新理論に不可欠だ。地動説も万有引力の法則も相対性理論もみな、第三者の実験や観測によって確認されて初めて認められたのだ。小保方氏は再現した者がいるが名前は公表できないと主張しているようだがなぜだろう。再現した者に名乗り出てもらうことは、彼女が信用を回復する為に最重要であるのだが・・・。

April 14, 2014

不安をあおってもうけよう!

テレビのCMから強く感じることがある。

それは、風評を利用して不安をあおってもうけようとする商売が横行していることだ。健康食品やサプリメント食品しかり、エイジングケア化粧品しかり、そしてブルーライトや放射線もだ。

知ったかぶりが風評を流し、それに便乗して役にも立たない賞品を売って金儲けをする。多少の景気対策にはなるのかもしれないが、現代社会にはこんな怪しげな商売があふれている。

April 12, 2014

4Kテレビでも敗北する日本メーカー

日本の家電メーカーは4Kテレビでも高機能・高価格で収益改善を図るのだそうだ。2Kテレビはそれで韓国や中国のメーカーに敗北したのだが、全く学習していない。

製品には販売数量は少ないが高価格高収益率のいわば嗜好性の強い「おかず」と、低価格低収益率だが大量に販売できる「主食」がある。「主食」に当たる製品は低収益率でも固定費を下げる効果が大だ。そして固定費が下がることによって「おかず」に当たる製品の原価も下がり、こちらの収益率も良くなる。見方を変えると、「主食」なしでは「おかず」の原価が上昇してしまう。

ソフトウエアによる高機能化など簡単に追随できるし、ソフトウエアは特許化が難しい。従って、高機能は簡単にまねされてしまう。そうなると、「おかず」しか製造しない高固定費のメーカーは、「主食」の大量生産もする低固定費のメーカーに対して価格で対抗できない。これが1K、2Kテレビでや携帯電話で日本メーカーが中韓のメーカーに敗北した理由だ。

どうやら4Kテレビでも日本メーカーは同じ敗北への道を選んだらしい。

はらん(葉蘭)の花

鉢植えの整理をしていて奇妙なものを見つけた。何年も放置して、すっかり根詰まりした「はらん」を鉢から引き抜こうとして、花らしきものに気がついたのだ。調べてみると他の鉢にもある。どうやらこれが「はらん」の花らしい。

これがその写真。左が開花したもので右はつぼみのようだ。開花後の直径は15mmほどで、色合いが暗紫色で地味なため今まで気づかなかった。地際に有るのでキノコの「つちぐり」や「ほこりたけ」のようだ。

April 10, 2014

小保方氏記者会見の評価

昨日の小保方氏の記者会見は失敗だったと思う。

大組織に虐げられているか弱い女性という印象を与えようとした様子が見えたが、萌え系のファンと芸能メディアはともかく、研究者や科学者に対してはかえって不信を植え付けたように見える。原因は、小保方氏の弁護人自身がインタビューに答えてコメントしていたとおり、科学的根拠の説明が無かった事につきる。

科学的発見や発明には、第三者によって実証(再現)可能な事実が不可欠だ。科学誌における偉大な科学理論は、全て第三者による実験や観測によって実証された事によって広く認められるようになった。小保方氏の主張するように「私がやればできるんです」ではダメなのだ。

小保方氏が現状を抜け出すためには、これまでの記事にも書いたように、実験記録の全てを公開して第三者の検証を受けることが必要だ。秘密の研究も書かれているから公開できないなどと言っていられる状況ではない。そんなことを言っていては言うことがいい加減で信頼できない人物とのレッテルが貼られてしまう。第三者による検証を行えば、小保方氏が影響がないとして見落としていた必須要素を見つけてくれるかもしれない。そうなれば、報告書が不完全であったが、少なくともSTAP細胞はできていたと言うことになり、小保方氏が虚偽の発表をしたと言われる状況からは抜け出せる。データー管理がいい加減で信用できない研究者という評価が固まるが、チャンスは少なくても下級研究者としては採用してもらえるかもしれない。

April 09, 2014

スクエアエニックスの偽メール;「アカウント確認のお願い」

またまたDQ10名義での新バージョン登場。

今度使っているメールサーバーは韓国Korea TelecomのKORNETで、偽サーバーはバヌアツのTelecom Vanuatu Limitedのco.vuで、vrek.co.vuではない。こんな短いドメイン名は初めて見たが、バヌアツには****.co.vuと言う形式のドメイン名はないようだ。

このグループも今やさすらいの詐欺師という風情で、そのうち南米やアフリカからのものも出てくるかもしれない。

メールの文章はほぼまともなビジネス文に見える。ネット上で見かける若者の文章よりはましかもしれない。文章がまともに見えるからといって、引っかからないようにご注意を。

【メールタイトル】;アカウント確認のお願い
【メール本文】(プレーンテキスト表示。赤文字と青文字の意味はいつもの通り);
いつもお世話になっております。

お客様のアカウントは何らかの取引に利用されている恐れがありますので、お手数ですが、システムにログインして、異常がないかご確認いただきますようお願いします。 :

http://secure.square-enix.com/account/app/svc/Login.htm?cont=account=112&cg=1&no=856
<http://hiroba.dqx.jp.vrek.co.vu/index.html?app=wam&ref=http://secure.square-enix.com/account/&eor=0&app=bam/>

株式会社スクウェア·エニックス

2014年4月9日

補足;本文の日本語部分は、三月中旬に「常確認のお願い」で使われていたものと改行が異なる他はほぼ同じだ。

弁護能力がない弁護士?

朝日新聞阪神版の2014/04/09朝刊に、裁判員裁判で敗北が多いため大阪弁護士会が弁護技術の研修を義務づけることを検討しているという。終了後に裁判員に対して行ったアンケートで、検察側の弁論の方がわかりやすかったと言う感想が多数を占めたのだという。

これに驚いた大阪弁護士会は、検察に対抗できる弁護技術を身につけてもらうために研修を行い、それに参加しなければ裁判員裁判の国選弁護士になれないようにする事を検討しているのだそうだ。これに対しては、弁護士の開業の権利を侵害するという反対論もあるそうだが、まともに勝負ができない弁護士が付いた被告は始めから有罪が決まったようなもので悲劇としか言いようがない。また、弁護能力の不足した弁護士は、検察の主張の弱点を裁判員や裁判官に明示する事ができない故にえん罪の原因になりかねない。えん罪は検察だけの責任ではないのだ。従って、検察官に弁論で対抗できる能力がない弁護士は法廷に立つ資格がないと言える。

法手続の代行しかしない弁護士ならいざ知らず、法廷に立とうとする弁護士はすべからく弁論の訓練を十分に受けるべきだろう。さらに言えば、弁護士や検察官を目指すものは、学生時代から弁論部に参加して弁論技術を磨くことが望ましい。法廷で検察官と弁護士は弁論を戦わせるのだから、弁論技術は職業上必須のツールだといえるからだ。

April 08, 2014

STAP疑惑とその余波

小保方氏のファンが理研に的外れな非難を浴びせ続けているようだが、今回の騒動について私なりに整理してみた。

まず疑惑の本体である、報文に掲げられた写真が今回の研究のものではない、また、加工されたものであると言う疑いについてだが、これは本人も認めている。ただ本人は、「悪意がない、見栄えを良くしただけだ」と主張しているが、報文でそのような事をしてはならない事は研究者の常識だ。(ただし、素人向けのプレゼンテーションでは、理解を助けるための多少の「お化粧」は本質をゆがめない範囲で許される。)従って、悪意がなかったとしても研究者の倫理に反するものとして非難されても仕方がない。また、今後小保方氏の研究者としての信用が大きく傷ついた事も否定できない。

次にSTAP細胞が実在するかどうかについてだが、これについては小保方氏が本人の実験記録で証明できなかったので存在しない可能性が増している。ただし、完全に否定する根拠も今はない。小保方氏がSTAP現象を見た事が事実であるとしても、それが実はSTAP細胞ではなかった、あるいは小保方氏が見落として報文に記載しなかった重要な要因が有り、それが未知のままになっている、などが考えられる。後者の場合、STAP細胞発見の栄誉は、その未知の要因を発見した者に帰することになり、その現象にはまた別の名がつけられるだろう。

第三者による再現ができていない現状では、小保方氏がSTAP細胞を見た事を実証するためには、実験記録を見直して、見落とした要因がないかどうかを徹底的に洗い直す必要がある。しかし、実験記録が極めてずさんだと報じられているのでそれが難しいかもしれない。そうなると、小保方氏はできる限りの記憶を掘り起こして、実験操作の詳細と見落とした可能性のある要因を公表して検証を求めることが必要だろう。

ただ、そのような検証には長い時間と多額の費用がかかる(*)ので、現状で喜んでそれを行おうとする研究者は少ないだろう。見落とされた要因を発見して、名誉を自分のものにする可能性があるとしてもだ。最大の障害になるのは研究費で、それはすでに得ている研究費は支出目的が決まっているからだ。研究者が自由に支出できる研究費は通常ごくわずかしかないので、それだけで検証研究の費用をまかなうのは無理だろう。また、理研は、自分の信用がかかっているだけにせざるを得ないが、STAP細胞の検証のために新たに多額の研究予算の計上を承認する研究機関は他にはほとんどないだろう。

ところで、STAP疑惑は思いもかけないところに飛び火しているようだ。小保方氏が博士号を得た早稲田大学大学院の研究科で、学位論文に他人の研究報告が盗用されているという指摘が相次いでいるのだ。日本の私大理工学系のトップである早稲田大学理工学部と大学院研究科の信用と権威に関わることだけに、当該研究科の学位論文の全てを調査するという騒ぎになってしまった。指摘が事実であれば、信用回復のために当該研究科で論文審査に当たった教授や指導教官たちに対する処分もあり得るだろう。

(*)研究室の運用に必要な用役費や間接費、実験補助者1~2名の労務費、薬品・消耗品代(小保方論文によればさほどかからないだろうが)、実験動物代そして実験を指導監督する研究者本人の費用などを合わせると、毎月百万円を下ることはないだろう。そして検証実験の間は、研究者は自分本来の研究がほとんどできない。現状では検証に取り組もうとする研究者が出てこなくても致し方がない。

April 07, 2014

北朝鮮製無人機?

先日報道された韓国が北朝鮮製無人機とする機体の写真と解説を見て感じた事がある。

まず、写真の機体には動力として模型用エンジンが取り付けられていた。子供の頃にあこがれた、Uコンやラジコンの模型飛行機に使われていたものと形状がほとんど変わっていない。日本製の模型用(おそらくグロー)エンジンかなと思ったが、それを確認する記事(「北」無人機に日本の模型用エンジン…燃費よく)が読売新聞のウエブサイトに出てきた。

また、外形や作りがかなり粗雑であまり熟練していないものが作った模型飛行機程度に見える。つまり今回報道された「無人機」は大型模型飛行機と同等と考えて良い。

さらにまた、GPSなどを使った自律飛行技術は研究者や一部の模型マニアが開発を進めており、すでに模型飛行機や模型ヘリコプターを使った災害地や火山の写真偵察や放射線測定などが試みられている。

と言うわけで今回の北朝鮮製「無人機」は特別に高度な技術を使っているわけではない。むしろ日本を含む大半の国は、軍事用無人機を作る技術をすでに有していると言うべきなのかもしれない。

模型用エンジンにはレシプロのほか、ジェットエンジンもあり入手に制限はない。GPSやマイクロコンピューターも簡単に入手できる。模型飛行機サイズの無人機は、使用している材料(木材、布、プラスチックがほとんどだ)のためもあってレーダーには捕まりにくいだろう。日本国内の過激派やテロリストが、そのようなパーツを使って無人攻撃機を作らない事を祈ろう。

渡辺代表のぼやき;群小政党は代表の集金力次第

選挙の時は、俺が集めてきた金を喜んで受け取っておきながら、今更素知らぬ顔をして非難する。この図々しさはなんなのだ!

群小政党の政治資金は代表(または党首)の集金力に依存している。だからこそ群小政党の代表はこれは俺の党だと言う。

集金力のある代表を引きずり下ろした群小政党は、いずれ資金的に行き詰まり他党との統合を模索する事になるだろう。群小政党の分裂や統合は、資金問題が背後にある。

ブラックボックスの手がかり発見?

行方不明のマレーシア航空機の手がかりに関する情報が錯綜している。

先日の中国の巡視船がブラックボックスの信号を探知したという報道に続き、今日は豪州の捜索船がブラックボックスの可能性がある信号を探知したと報じられている。二つの信号は約550km離れた場所で受信されているので別物の可能性が高い。

中国はすでに二回チョンボをしているので、ブラックボックスのものと思われる信号を探知した事についても信頼度は低い。これに対し、豪州は米海軍からかり出した探知装置を使っているので、捜索範囲に関してはかなり信頼できる情報を持っている可能性がある。

信号の分析には数日かかるそうなので、行方不明機のブラックボックスものであるかどうかはまだ待たねばならない。

それにしても、大型機が墜落したにしては破片が見つからないのはどういう事だろう。すでに一週間近く、漂流物に関する報道が途絶えている。報道規制がかけられているのか、捜索範囲が間違っているのか?行方不明になってからすでに一月たつ。海流が3ノットとしても2,500km近くは流されている事になる。さらに北、または北東のインドネシア近海を探すべきなのかもしれない。

あるいは大破せずに着水し、乗員はどこかに拉致されているのか。または高空の低酸素症で乗客たちを殺し、その後着水して跡を残さないようにしたのだろうか。機体があまり破損せずに沈めば、ただですら漂流物が多い現在の海洋で漂流物を見つけるのは難しいだろう。

またこのところ、マレーシア政府が沈黙を守っているのは不可解だ。

有りそうで無いもの;両側microBのUSBケーブル

安価なタブレットPCを、デジタルカメラの画像チェック用モニターに使う可能性を検討していて、両側miniBやmicroBやminiB-miciroBのUSBケーブルの商品が存在しない事を発見した。

デジタルカメラのUSBコネクターはminiB型かmicroB型だし、タブレットPCのUSBコネクターも大半がmicroB型だ。現状ではA to miniBやA to microBの変換アダプター使わねばならない。しかし小さなコネクターに大きなアダプターを差し込んで使うと、てこの原理で大きな力が加わって壊してしまう危険性がある。

すでに、ノートパソコンをデジタルカメラの画像チェック用に使用している人は少なくない。今後、軽量でかさばらないタブレットPCを屋外での画像チェックに利用したい人は増えるだろう。すでにマーケットはあると思うのだが何故商品化されないのだろう?

追記(2014/06/06);
無線LAN機能があるカメラや無線LAN機能があるメモリカードを使えばよいと言う考え方もあるが、無線LANは電力を食うのでバッテリーの持ちが極端に悪くなる。

スクエアエニックスの偽メール新タイトル

スクエアエニックスの偽メールに新バージョンが登場。やはり内容が少しずつ過激化している。

新タイトルは「ゲームコインの交渉」で少しずつ「告訴するぞ!」に近づいている様に見える。将来、「告訴する」あるいは「刑事罰を受ける」と書かれるようになっても慌てふためく必要はない。実際に裁判を起こしたり刑事告発したりするのは、彼らには不可能だからだ。

今回メールの送信に使われたのは韓国京城(ソウル)のネットサービス会社「LG DACOM Corporation」が運営する「BORANET」のサーバーで、偽サイトのサーバーは中国成都の「CHENGDU FLY-DIGITAL TECHNOLOGY CO., LTD」のものだ。

タイトルと本文は以下の通り;
【タイトル】ゲームコインの交渉
【送信者】autoinfo_jp@account.square-enix.com
【本文】(プレーンテキスト表示。青文字は見せかけのリンク先で、赤文字が実際のリンク先である偽サイトのアドレス。それにしても相変わらず変な日本語だ。)

ユーザ様:

いつもお世話になっております。
ドラゴンクエストXのユーザサービスセンターでございます。

突然のメール、申し訳ございませんが、
このたびは、ユーザ様のドラゴンクエストXのアカウントが
ゲームコインの交渉をなさった疑いがございますので、
お手数ですが、ご確認させていただきたいと存じます。

こちらのリンクをクリックして、ご確認ください。

https://secure.square-enix.com/account/app/svc/Login?cont=account
<http://secure.square-enix.com.d.dqxfi.com/account/app/svc/Login.htm?cont=account>

ご協力ありがとうございます!

ドラゴンクエストX ユーザサービスセンター
2014年4月7日


これも一日二日で潰されるだろう。最近は依怙地になって採算を度外視しているようにも見えるが、次はどこから来るのか楽しみにしていよう。

April 05, 2014

「ログインして確認しないと告訴」、「ログインして確認しないと刑事罰」;エスカレートするフィッシングメールの脅迫文

毎度おなじみの偽スクエアエニックスによるフィッシング詐欺メールだが、内容が少しずつエスカレートしている。次バージョンあたりから、「ログインして確認しないと告訴されます」、あるいは「ログインして確認しないと刑事罰を受けます」と言ったような脅迫を始めるかもしれない。(詐欺の手口としてはよく知られているもので、一時期流行した。)

実際には、詐欺グループによる告訴も刑事罰も法律上不可能なので、慌ててログインしないように。

このようなメールを受け取っても放置しておけばよい(目障りなら即削除)が、心配になる人はフィッシング対策協議会のフィッシングメール転送先に転送すると良い。フィッシングメールかどうかを判別して回答してくれる。

フィッシングメール転送先;info@antiphishing.jp

転送は当該メールを表示した状態で「転送」をクリックし、転送ウインドウが開いたら「宛先」に上記のアドレスを入力して、「送信」をクリックすればよい。

このアドレスも鵜呑みにしない人(すばらしく賢明な人だ)は、「フィッシング対策協議会」か「フィッシングメール転送先」で検索すれば転送先のアドレスが見つかるのでそれを使用すればよい。

フィッシング対策協議会からの回答例の一部を下に示す。

【回答例】
こちらはフィッシング対策協議会です。
いつも情報をご提供いただきありがとうございます

お送りいただいた内容を拝見したところ、フィッシングメールであることが
確認できましたので JPCERT/CC に報告いたしました。

今後とも当方の活動にご協力いただけましたら幸いです。

以上、よろしくお願いいたします。
【以下略】

スクエアエニックスの偽メールに新バージョン登場;アカウント違法行為に関するお知らせ

しばらく同じ文章が使われてきた、スクエアエニックスの偽メールに新バージョンが登場した。

今日は送信者名を変えて2通届いた。タイトルとメール本文は下記の通りだが、一方は少しこった事をしようとしたのかHTML文が丸見えでみっともない事になっている。よく笑わせてくれる連中だ。

タイトルに「違法行為」とあるが、次のバージョンあたりでは「刑事罰を受ける可能性があるので、至急アクセスして確認手続きをせよ!」と書いてくるかもしれない。それを鵜呑みにして慌てふためかないように。

どちらも偽サーバーは北京にあるXIN NET TECHNOLOGY CORPORATIONのものだ。

【送信者名】DQ10(実アドレス;[218.240.43.117]これは中国のネットサービス会社Beijing Neteon Tech Co, Ltd.のサーバーだ。)
【タイトル】アカウント違法行為に関するお知らせ
【本文】(プレーンテキスト表示。赤文字にした部分が偽サーバーのアドレスで、青文字にした部分は本物のサーバーのアドレス。)
ユーザ様:
いつもお世話になっております。
ドラゴンクエストXのユーザサービスセンターでございます。
突然のメール、申し訳ございませんが、
このたびは、ユーザ様のドラゴンクエストXのアカウントが
違法行為をなさった疑いがございますので、
お手数ですが、ご確認させていただきたいと存じます。

こちらのリンクをクリックして、ご確認ください。

https://secure.square-enix.com/account/app/svc/Login?cont=account <http://secure.square-enix.a.dqxaccount.com/account/app/svc/Login.htm?cont=account>

ご協力ありがとうございます!


ドラゴンクエストX ユーザサービスセンター

【講評】日本語が少し進歩したが、敬語の使い分けは相変わらず間違っている。大人が読めばすぐに変な文章と気づくが、子供では気づかないかもしれない程度にはなっている。


【送信者名】autoinfo_jp@account.square-enix.com(実アドレス;[1.226.83.183]これは韓国のネットサービス会社SK Broadband Co Ltdのサーバーだ。)
【タイトル】アカウント違法行為に関するお知らせ
【本文】(プレーンテキスト表示。赤文字にした部分が偽サーバーのアドレスで、青文字にした部分は本物のサーバーのアドレス。)
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transitional//EN">
<HTML><HEAD>
<META content="text/html; charset=gb2312" http-equiv=Content-Type>
<META name=GENERATOR content="MSHTML 8.00.7601.18392"></HEAD>
<BODY>
<P>ユーザ様:</P>
<P>いつもお世話になっております。<BR>ドラゴンクエストXのユーザサービスセンターでございます。</P>
<P>突然のメール、申し訳ございませんが、<BR>このたびは、ユーザ様のドラゴンクエストXのアカウントが<BR>違法行為をなさった疑いがございますので、<BR>お手数ですが、ご確認させていただきたいと存じます。</P>
<P>こちらのリンクをクリックして、ご確認ください。</P>
<P><A href="http://secure.square-enix.a.dqxaccount.com/account/app/svc/Login.htm?cont=account">https://secure.square-enix.com/account/app/svc/Login?cont=account</A></P>
<P>ご協力ありがとうございます!</P>
<P><BR>ドラゴンクエストX ユーザサービスセンター</P>
<P> </P></BODY></HTML>


補足;二通とも偽サイトは昨日届いた「アカウント確認のお願い」(送信者名autoinfo_jp@account.square-enix.com)と同じだ。こちらのメールはKorea Telecomから送信されている。送信者のアドレスを示すReturn-Pathは偽装できるので信用しないようにして欲しい。
ヘッダーにあるいくつかのRecieved行の一番下の行の先頭に「from account.square-enix.com ([1.226.83.183]) by(以下略)」にある[ ]内の数字が本当の送信アドレスを示しているので、これをWhoisで検索すれば正体がわかる。

Whois検索ができるサイトは「Whois検索」で検索すればすぐに見つかる。。

April 04, 2014

ダイオウイカは日本の名産?

一年ほど前までは「幻の」という形容詞付きで語られていた「ダイオウイカ」だが、この冬から春にかけて10体以上も捕獲され、特別に珍しいものではなくなった。過去に捕獲されたり死んで発見された分を合わせると、日本にある「ダイオウイカ」の標本は世界一かもしれない。

昨年放送されたNHKの番組で、生きている姿が初めて撮影されて放送されたのだが、この3ヶ月ほどの間に生きている姿も大勢に目撃された。中には手銛で捕獲した人までいる。かつては大型帆船を沈める事もあると信じられ、「白鯨」でもその巨大さが描かれている「ダイオウイカ」としては驚異的な事だ。

もはや「ダイオウイカ」は日本の名産と言って良さそうな状況だ。研究も日本を中心に進む事になりそうだ。

物価統計のトリック

消費税が上がったが、増税分は物価統計に反映されない。

消費者が支払う代金は、1.08÷1.05=1.029つまり2.9%増えているのに、統計では物価上昇としては扱われない。関税など他の税金の変化も通常は反映されないし、為替レートの変動も「補正」して反映されない。

かくして、物価統計は消費者の支払うべき代金から次第に乖離してゆく。

途絶えた不明マレーシア機情報

この二日ほど、行方不明のマレーシア機に関する情報が途絶えている。外国通信社のサイトにも新しい記事はほとんどない。捜索が成果を上げていないと言う事なのだろうか。

そんな中で、またまた爆発物によるテロ説も浮上しているようだ。乗客の身元の再調査が行われたり、熱帯果物のマンゴスチンが大量に積まれておりこれに爆発物が仕掛けられた可能性があるなどが、外国通信社サイトに現れては消えて行く。どれも信頼度の高い情報ではないようなので、とりあえず報じておくと言った扱いなのだろう。

何日か前にインド洋で船が拾い上げたと報じられた漂流物もその後の情報がない。もう最寄りの港に届いていても良いと思うのだがどうなったのだろうか。また、他の船が何かを回収したとの情報もない。やはりまだ捜索すべき海域が間違っているのかもしれない。

April 03, 2014

綾波状津波

チリ沖から押し寄せた今回の津波は、東日本大震災の津波とはかなり様子が異なっていた。それは、波の高さがモザイク状になっていたことだ。

東日本大震災の津波は一列になって押し寄せてきたが、今回の津波では太平洋のあちこちで波が反射したり屈折したりして、日本には様々な方向からやってきた。この様々な方向から来た波が干渉して複雑な波高のパターンを作ったのだ。いわば津波版綾波だ。

もし、太平洋の海面の高さを高解像度でスナップ状に測定できる人工衛星があれば、太平洋の海面が複雑なパターンで凸凹になっているのがわかっただろう。

April 01, 2014

安倍氏と橋下氏の共通点

格好良いつもりでぶち上げて、批判を浴びるとなし崩しに後退して最後はうやむやにする。この点が共通している。

戦前回帰も、慰安婦問題反論と河野談話取り下げも、威勢良くぶち上げてみたが、米国から米国の大儀に反するとして不快感を示されると、へなへなと腰が引けてすっかりしぼんでしまった。

最初に米国などの反応を考慮せず、批判され、不快感を示されて始めて慌てると言う予測能力(KY)のなさが情けない。

STAP問題;あり得ない単純ミス

理化学研究所が、STAP論文を捏造と断定した。小保方氏はあれは単純なミスで、故意の捏造とは言えないと反論しているが、多くの研究者は故意でなければ起こりえないミスだと感じるだろう。

さらにまた、あれが単純ミスだとすれば小保方氏の研究者としての資質に疑問が持たれる。自分の研究に誇りを持つ研究者であれば、自分のデーターをあのようにいい加減に取り扱う事はないからだ。つまりあれが故意でないとすれば、小保方氏の研究姿勢が極めて無責任でデータの取り扱いもいい加減だと言う事になる。

私も現役時代は民間企業の研究者兼技術者だったが、民間企業でこのような事をすれば、会社に重大な損害を与えるミスを犯したとして、降格、あるいは解雇などの処分は免れられない。それほどの重大なミス、あるいは無責任さなのだ。

かわいい容姿に舞い上がった萌え系ミーハーファン以外に、小保方氏を支持する者はもうほとんどいないだろう。

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