天然ガスの地下貯蔵で地震?
スペインの西海岸で地震が群発して、天然ガスの地下貯蔵がその原因ではないかと疑われているとAFPが報じている。
記事;「スペイン東部沿岸で地震多発、原因は海上ガス貯蔵施設か」
記事によると、震源付近では枯渇した海底油田跡の地層に天然ガスを圧入して貯蔵する施設が稼働を開始しており、これが原因として疑われて政府が圧入の中断を命じたそうだ。
そう言えば、「チャーリーズエンジェル」に,カリフォルニア州のサン・アンドレアス断層の地下に、大量の水を注入して大地震を発生させると言う話がありました。実際に断層に大量の水を注入して地震を起こした実例は聞いたことがないが、理論としては古くから言われている。
今回の群発地震の原因が天然ガスの圧入だと断定されれば、地層に液体を注入して地震を発生させることの最初の実証例になるのかもしれない。そうなれば、欧米各地で行われているフラッキングによるシェールオイルやガスの採掘に対する反対運動が強まりそうだ。日本が輸入する天然ガスの価格に影響するかもしれない話題なので、今後の経過をフォローしておく必要がありそうだ。
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