方針転換が必要な事故原発処理
福島第1発電所で早急に対策が必要なトラブルが続発している。しかしその内容を見ると、これまで速度重視で確実性や副作用を軽視してきたことの付けと思えることが多い。
とにかく早くという世論に押され、その場しのぎの拙速な対策ばかり行わざるを得なかったことには同情できるが、そのために収拾がつかなくなってきているように見えるのだ。ここは一度立ち止まって、実施する対策の確実性を高めるべきだ。メディアも急がせるばかりではなく、時間がかかっても確実な対策を求めるよう方針転換すべきだと考える。
一例を挙げれば、緊急に実施しようとしている「氷の地下ダム」にしても、上流側で地下水の流入を止めなければすぐに溢れることはわかりきっている。だから少々時間がかかっても、全体状況を把握し直して統合的な対策を立て直さなければ事態はいつまでたっても改善しないだろう。
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