シリア情勢の不都合な事実
シリアの内戦は膠着状態が続いている。欧米側は軍事直接介入を模索しているが、その大義名分が得られずにいる。
何とかシリアの現政権側を悪役にしようと、化学兵器の使用や非戦闘員の殺戮などを非難しているが、そのそばから国連関係機関などから反政府側の化学兵器使用や非戦闘員の殺戮など欧米にとって不都合な事実が報じられる事態になっている。
さらに、反政府側への反キリスト教勢力の参加や、イスラエルやパレスチナを巻き込もうとする動きなど、欧米のキリスト教国にとっては混乱させられる情報が乱れ飛んでいる。このため、反政府勢力への大規模な武器支援が反欧米勢力への武器供給になる恐れがあり、これも欧米各国にとっては動きにくい状況だ。
と言うわけでまだまだシリアの膠着状態は続きそうだ。
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