データーキューブ
日立製作所が石英ガラスにレーザーで情報を記録する技術を開発したという(日立制作所ニュースリリース)。
これによると、超短パルスのレーザーを使って石英ガラスの内部に屈折率の異なる領域を形成することで記録ができるという。さらに、石英ガラスは1000℃以上でも溶けず、物理的にも化学的にも安定であるので数億年以上も情報を保存できるのだそうだ。
現時点では厚さ2mmの板に4層の記録が行えるようだが、もっと厚みのあるブロックにより多くの層で記録ができるようになれば、これはSFにしばしば登場するデーターキューブ(あるいはメモリーキューブ)そのものだ。
さらに石英ガラスは200nm近くまでの紫外線を透過するので、そのような短波長のレーザーが開発されればさらに記録密度は上がるだろう。
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