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September 13, 2012

米国大使館襲撃

注リビア米国大使館が襲撃され、駐在大使など数人が死亡したと報じられている。襲撃の現委員は例によって米国人によるイスラム教侮辱らしい。

いつものことだが、米国人の多数派にとってはキリスト教の教義が絶対であり他教の教義は不道徳あるいは悪で否定されるべきものとされる。従ってキリスト教の教義に従わない異教徒(キリスト教にとってはユダヤ教徒イスラム教のことだ)や不信心者(旧約聖書を聖典としない宗教の信者や無神論者)を非難したり侮辱することは、米国人のキリスト教徒の大多数にとっては良い行いなのだ。これは米国の国是(「アメリカの大儀は神の正義」米ドル紙幣の裏に印刷されているスローガン)でもある。

だからキリスト教以外の宗教を排斥したり侮辱する例が米国では後を絶たない。また、他教徒によってキリストやマリアが侮辱されたらキリスト教徒はどう感じるかなど我が身に変えて考えることもしない。キリスト教徒から見て基本的に悪である他教徒の立場など、考える必要もないことなのだ。

今回の事件によって、米国人がイスラム教を侮辱する例はますます増えるだろう。そして、イスラム諸国における反米感情はさらに高まるだろう。しかし米国人は決して自分たちの非を認めはしない。基本的に原理主義である米国のキリスト教徒にとって、反キリスト教は根源的な悪であるからだ。

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