鳩山氏と亀井氏;同じ勘違い
先に書いた記事で予想したとおり、亀井氏が離党に追い込まれた。
原因は亀井氏の勘違いにある。「俺が中心になって設立した政党だから、俺の好きなように運営できる」、それが間違いなのだ。これは鳩山氏が犯した(今も犯し続けているが)「民主党は鳩山家の政党だ」と同じ間違いだ。たとえ自分が中心になって作ったとしても、政党は設立した瞬間に公共のものとなる。もはや個人の思うままにはできないのだ。
それが通用するのは、ナチスやソ連共産党のような独裁者によって運営される政党だけだ。
補足;
もっともこれらの独裁政党は、構成員の意志を超えた党そのものの意志による独裁だと言う人もいるだろうが。
党そのものの意志はなぜできるか?それは他人と違うことを恐れて、「普通」であろうと互いに空気を読みあっているうちに生まれてくるのだ。言い換えると、批判を恐れて他人に迎合しようとしているうちに、各人の意志とは無関係に党の意志が生まれ、党員を縛るようになる。それは多くの場合、独裁者自身をも縛るのだ。
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