止めどなく増える閣僚ポスト
原子力関係の庁が二つ新設され、またまた大臣と副大臣のポストが増えることになる。官僚のポストも当然増える。
一度整理された省庁の数だが、大臣のポストが減った分は副大臣と言う役職を新設して閣僚のポストの数は逆に増やした経緯がある(副大臣に相当する政務次官というポストはそのままだ)。その後、国が責任を持って取り扱うべきだと言う要求が出る度に新たに「庁」が作られ、政治家と官僚のポストが増やされている。
この調子では、「国が・・」という声が上がる度に止めどもなく省庁が増えて行くだろう。国民の声が渡りに船というわけだ。
かくして政治家と官僚に対する役職手当も増え続ける。議員歳費や政党助成金の削減に触れた与党幹部(たまたま閣僚の一部でもあったが」に対し、野党出身の参院議長が「立法府に対する行政府の干渉だ」と抗議したのを見ても、国家財政改善に対する最大の反対勢力は政治家だと言っても良い。
我が国では高級官僚を含めて政治家の利権が最優先される。
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