改造と言うほどのことではないが、グラフィックボードの放熱が悪いのでその対策を試してみた。
現在使用しているグラフィックボードはファンレス方式のものだが、GPUの温度が70℃前後まで上がる。このためか、電源を切ると20分ほど再起動できない持病がある。CPUは40℃前後までしか温度が上がらないので、GPUのサーマルプロテクターが働いて再起動できなくなっている可能性がある。
と言うわけで、グラフィックボードのヒートシンクの一部(排気部)に排気ダクトを付けてその効果を試してみた。
排気ファンにはケース背面のファンを利用し、ダクトは古いファイルフォルダーの厚紙で作成した。
 | 写真の上が取り付け前、下が取り付け後の状態。
取り付け前後のGPU温度を調べてみると、取り付け前は70℃前後であったものが、取り付け後は65℃前後と約5℃温度が低下している。
一応の効果はあるが、予想通り満足できるほどのものでは無い。ボード下面のほぼ全体を覆っているヒートシンクの大部分から熱気を吸い出すような工夫が必要なようだ。 |
それにしてもいつも思うことだが、発熱源を下面に配置しなければならないPCIスロットの構造は、熱処理の点からは具合が悪い。規格上仕方がないと言うことだろうが、上下を逆にするようなデザインが許容されても良いのではないかと思う。
追記(2011/11/05);
再起動できるまでの時間は12~13分に縮まったがまだまだ十分ではない。またそれとは別に、3ヶ月ほど前から起動時ロゴ画面一面にノイズが出るようになっている。どうやらグラフィックボード上のBIOS回りに異常が起き始めているようだ。
とは言うものの、来年には更新を考えているこのPCにはもうあまり金をかけたくない。さてどうしたものか・・・・。
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