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August 29, 2011

民主党代表選挙

民主党の新代表が決まった。現在の民主党の無能ぶりから、決選投票でも過半数をとれる者がおらず、延々と投票の繰り返しになることも想定していたが、そうはならずに済んだ。

今回の選挙は「親小沢」と「非小沢」の対決だったが、勝ち馬に乗ろうという小沢氏の目論見通りにはならなかった。小沢氏としても最有力候補を支持したかったのだろうが、「親小沢」派にそれだけの力量のある者がいなかったと言うことだろう。これはある意味、周囲を「イエスマン」で固めたがる小沢派としては当然と言えよう。「イエスマン」から「人物」は育たないからだ。

今回の選挙で失望したのは「小沢派」以外にもいる。それは朝日新聞社だ。朝日新聞社は「反自民」、「反官僚」そして「反検察」の立場からと思われるが、これまでも小沢氏を強く支持し、民主党内の「非小沢」派を非難してきている。今回の代表選挙で、小沢氏の権勢に影が差し始めたことで恐らく落胆しているだろう。

それにしても、代表候補の演説は前回衆院選の栄光を懐かしむ者が多く、参院選の大敗北を踏まえて新しい方向性を打ち出そうとする者はいなかった。小沢派が衆院選の大勝利にしがみつくのは分かるが、他派にも参院選の敗北原因を検証しようとする姿勢がないのよろしくない。

前回の衆院選は「自民でなければ何でも良い」という空気で大勝したのであって、椀飯振る舞いで実現性を考慮しなかった「小鳩マニフェスト」が寄与したわけではない。そのことに目覚めない限り民主党の再生はないだろう。

追記(2011/08/29);
朝日新聞社は早速「野田氏けなし」を始めた。朝日新聞社の「反・非小沢派」ぶりは大手新聞社の中で突出している。しかし、自民党政治がもっとも金権色を強めた時代の政治手法を再現しようとする小沢氏への支持は、朝日新聞社の伝統的政治姿勢にはそぐわないように見える。かつての「朝日ジャーナル」の編集者達であればこのような姿勢はとらないとおもうのだが。

追記(2011/08/29 2);
新代表として野田氏が選出されたことは、民主党の「非小沢派」が手堅い選択をしたといえるのだろう。世論で人気が高かった前原氏は、「チョンボ」の前科がいくつもあるだけに党代表としては不安だという思いがあったと思われる。

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