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May 29, 2011

トンデモ科学者の疑問;天文編(ダークマター3)

ナショナル・ジオグラフィックが紹介している最新の説によると、極小のブラック-ホールが日常的に地球を通り抜けているのだという。

この極小ブラックホールは宇宙誕生直後に生まれたもので、質量は自動車千台分ほどで、大きさは原子よりも小さいのだそうだ。あまり小さいので、原子と衝突してもそれを飲み込めずそのまま通り抜けてしまう。従って人間の体を通り抜けても無害だとのこと。また、成長もしないという。

そこでいくつかの疑問が。

  1. これはブラックマターの一部ではないのか?
    宇宙創生時にどのくらいの数が作られたのか見当がつかないが、ブラックホールであるからには質量がある。また、このような小さなブラックホールは、重力レンズ効果で検出することもできない。従ってダークマターの候補にはなり得ると思うのだがどうだろう。
  2. このような量子サイズのブラックホールが原子を突き抜ける際、全く質量を持ち去ることがないといえるのだろうか?
    量子物理学レベルでは、エネルギーや質量の交換は量子単位でしか起きない事になっているが、原子中の量子を吸収して奪い去ることはないのか。奪い去ることが可能であれば、ブラックホールはしだいに成長するし、奪われた原子核は不安定化して放射線を発するだろう。
  3. 極小ブラックホールといえども、宇宙空間に飛び交っている素粒子と衝突し、それを飲み込む事はあるのではないか?
    そうだとすると、この場合もブラックホールは成長する。
  4. このような極小ブラックホールが、恒星や惑星の重力場に捕獲されてその周囲を回っていることはないのか?
    これほど小さいブラックホールは、人類が現在利用可能な観測手段では観測できないだろう。地球の周囲にも多数が捕獲されているかもしれない。
  5. このような極小ブラックホールが集合して、大型ブラックホールのように見えることはないのか?
  6. 極小ブラックホール同士が衝突すると合体するのかどうか?
    銀河中心の巨大ブラックホールは、極小ブラックホール集合体内部での衝突から始まった可能性もある。極小ブラックホール同士が衝突するとどのようなことが起きるかによるのだが。

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