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April 20, 2011

ギリシャの肉体美

昨日、神戸市立博物館で開かれている「大英博物館 古代ギリシャ展―究極の身体、完全なる美―」を見に行ってきた。中学や高校の歴史や美術の教科書に掲載されていて有名な「円盤投げ」の像が展示されているというので、これは是非とも見なければならぬと雨の予報の中歩いて出かけた。

平日の為か会場内はすいていて、押し合いへし合いはせずにゆっくりと自分のペースで見ることができた。展示内容は、ほとんどが大理石の彫像と赤い生地に黒い上薬を使った絵付き陶器で、神話でよく知られている物語の一場面が多い。解説によると、彫像はローマ人が愛好したのでローマ時代の複製が多数存在するそうだ。今回の展示でもオリジナルが失われて、複製(模作?)が多い。目的の「円盤投げ」もローマ時代に作られた大理石製の複製の一つで、オリジナルのブロンズ像は失われているという。

この像に限らないがギリシャ人は肉体美を追求したと言われるように、男性像、女性像ともプロポーションはすばらしい。

男性像は肩幅と胸の厚みが大きく、尻が小さく手足がたくましい。今のボディービルダーが追求している肉体美の原型だ。これに対し女性像は豊かな尻と太腿、そして垂れ下がらない形の良い乳房が特徴だ。今回展示されていたアフロディテ像も、かの「ミロのヴィーナス」ですらも、現代流の意味で胸が大きいとは言えない。しかし張りのある乳房が、ゆるむところのない肉体の線の美しさを際立たせている。

ギリシャ彫刻の男女像が現代でも人々を魅了するのは、このようなたるみのない体の線の美しさ故だろう。

たっぷり楽しんだ後、外に出るとやはり雨。ポケットにねじ込んでいた折りたたみ傘を広げて帰途についた。

お土産のスフィンクス像

博物館への寄付のつもりで買ってきたお土産。
ガチャポン式で全6種類。
一個400円也。

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