小沢派のジレンマ?
政治献金問題で前原氏が辞任の意向を示しているという。しかし、これは小沢氏への当てつけのように見えなくもない。道徳的不正を避難あされても居座り続ける小沢氏に対して、「私は出処進退をわきまえている」と言うことで小沢氏の行動の見苦しさを際立たせようというわけだ。
一方、小沢氏やその取り巻きにとっては、前原氏の問題を非難すれば自分たちにそのまま跳ね返ってくる。従ってこの問題については知らぬ顔を決め込むほかはない。菅氏に対する攻撃材料には使えないのだ。これは小沢派にとって大いなるジレンマといえるだろう。
また、他党、特に自民党にとってもあまり調子に乗って非難をしていると、いつどこで自分たちの陣営から同じ問題が露見しないとも限らない。自民党にもいくつもの前例があるだけに、どこで矛を収めるのかということが難しい。
孫子の言うように、戦いは始めるよりも終わらせる方が難しい。どう納めるのかの段取りをつけてから始めなければならない。
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