下品の時代
最近の政治家達を見ると、昭和の時代の大物政治家達は決してしなかったような下品な言動が目立つ。意見の異なる政治家を口汚くののしるような発言が多いのだ。
かつての政治家達は、下っ端や一部のヤジ係を除くとそんな発言はしなかった。大物政治家としての沽券に関わると考えていたのだろう。しかし最近は、ののしりあいが売り物のワイドショーコメンテーターの影響か、用語の質が大きく低下している。その上、投げつけあっている言葉の中身も空疎で、ただの非難のための非難でしか無くなっている。困ったことに、それをメディアが大げさに脚色して報道し、民衆の中にもそれを喜ぶものがいる。
これが政治家、メディア、そして国民の知的水準の低下の反映でなければ良いのだが。
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