けなしてばかりでは楽しくないので、私の腕の範囲でうまくとれた画像をいくつか紹介します。 |
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接岸作業中の「飛鳥Ⅱ」 焦点距離=24mm相当 撮影モード P,ISO=80 f=4.5,1/1,250 スポット測光,補正+2/3 |
広角端が24mm相当と短いので、このような構図は気分良く狙えます。 白飛びを避けるため、スポット露光にして+2/3EV補正しました。 露光不足気味にすると、周辺部の色収差も目立たないようです。 |
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同上 焦点距離=約50mm相当 撮影モード P,ISO=80 f=6.3,1/1,250 スポット測光,補正無し |
露光不足になったのでPCで調整後の画像。 比較のため、標準レンズ相当で撮影したもの。上の画像と較べると、超広角の威力が分かります。 |
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「ホシハジロの雄」 焦点距離=840mm相当 撮影モード P,ISO=160 f=5.6,1/250 パターン測光,補正無し |
長焦点の威力で、このような被写体は狙いやすい。手ぶれ防止もしっかり効いています。
ただし、デジカメの常でレリーズ遅れが長いので、波に揺られる鳥を思い通りの位置で収めるのは苦労します。 |
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「ポートタワー」 焦点距離=24mm相当 撮影モード P,ISO=80 f=5.6,1/400 パターン測光,補正無し |
塔を支えるパイプのパターンが面白いので、ちょっと悪戯をしてみました。 これぐらいの広角になると、いろいろ楽しく遊べます。 |
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「ゆりかもめの若鳥(冬羽)」 焦点距離=約570mm相当 撮影モード P,ISO=80 f=5.8,1/160 スポット測光,補正無し |
冬の弱い日差しの中で、なにやら眠そうな様子。成鳥になると嘴と足が赤くなります。
東京方言では「みやこどり」といいますが、これが在原業平の「伊勢物語」中のよく知られた和歌「名にしおわばいざこと問わん都鳥我が思ひし人はありやなしやと」の枕として登場するのはご存じの通り。
四隅がケラレ気味なのは、径違いの小さなPLフィルターを無理矢理取り付けていたため。 |
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「昇ったばかりの14夜の月」 望遠端で撮影した画像をトリミングした物 下側のクレーターは凹凸がはっきり分かるので、 月が球体に見えるような気がします。 |
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こちらは皆既月食の画像。 焦点距離=840mm相当 撮影モード P,ISO=AUTO f=5.8,1秒 スポット測光,補正-1/3 |
望遠端で撮影し、トリミングはしていません。光量不足でオートフォーカスが働かなかったため、手動フォーカスで無限大に合わせたほかはカメラ任せで撮影しました。
縮小したのでかすかな点になってしまいましたが、月の右上に星が一つ写っています。 |
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快晴の日の正午頃に、まともに太陽を取り込んだ無謀な画像。
できの悪いクロススクリーンをかけたような状態になってハレーションがきれいに出ないのは、センサーの画素間で発生する光の干渉の為でしょうか? このあたりはデジタルカメラの限界かもしれませんが、クロススクリーンを使う場合には想定外の結果になることもありそうです。
あるいは減光フィルターを使えば改善できるのか?フィルターアダプターの径が67mmと大きいため、フィルターの価格が高いのが悩ましいところです。 |
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これは偏光板を使った遊びの画像。ネガやポジのチェックに使うライトパネルの上に偏光板を置き、その上にアクリル製の雲形定規をのせてカメラに偏光フィルターをつけて撮影したもの。偏光フィルターを回転させると視野が明るくなったり暗くなったりします。
カラフルな縞模様は、射出成形時に残った分子配列の偏りと歪みによって生じた光学異方性(向きによって屈折率が異なる現象;複屈折)が作り出すものです。歪みが大きいほど縞の間隔が狭くなります。
この性質を利用して、構造物の模型を透明なプラスティックで作り、それに力を加えて縞模様の変化を観察して、構造物への力のかかり具合を調べる方法があり、これを「光弾性試験法」と言います。最近はコンピューター・シミュレーションを使う方が簡単だとして使われなくなりましたが。 |
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これは赤外線写真用フィルター(ケンコー製;Pro1 Digital R72)を使用して白黒モードで撮影したもの。
空がもっと暗くなると期待したのですが、イメージ通りにはなりませんでした。
焦点距離=24mm相当 撮影モード P,ISO=400 f=2.7,1/8 パターン測光,補正無し
シャッター速度が遅いので、三脚使用がお勧め。 |
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これは金環蝕の太陽(2012/05/21 07:29頃)。このような場合には840mm相当の超望遠の威力が発揮されます。 神戸市ではぎりぎりの金環蝕でした。下半分は薄雲がかかって暗くなっています。 |
撮影モード;マニュアル 焦点距離 840mm相当 ISO 80 f=8.0 1/1600 トリミング無し ケンコー製 ND10000 100×100mm を使用 |
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