政府専用機廃止?
JAL再建の煽りを受けて、政府専用機が廃止の憂き目にあいかねないそうだ。
JALが747の運行を止め全機を売却するので、これまで委託してきた乗員の訓練ができなくなるためだ。この対策として政府は維持訓練費を予算化しようとしているが、優先順位が低く必要全額の確保は難しく、場合によってはこちらも運行停止になりかねないようだ。
元々政府専用機は、経済大国の首相が外国訪問に民間機を利用するのは恥ずかしいというおかしな見栄から出たことだ。また、米国製大型機を政府自ら輸入することで、対日貿易赤字に不満を募らせていた米国をなだめるという目的もあった。
そんな経緯を考えると、政府専用機はもうご用済みと考えてもよいのでは無かろうか。メディア関係者や財界人を大勢引き連れて威勢を示すと言う時代でもあるまい。米国のエアフォース・ワンのように核戦争時の空中司令室を兼ねる必要もないので、その都度JALやANAからチャーターすれば済むことだ。
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