自民対非自民の戦い
小沢氏がやっと代表選立候補を表明した。「満を持して」なのか「追い込まれて」なのかは見方が分かれるだろうが、これではっきりしたことが一つある。
それは今度の代表選挙は「自民」対「非自民」の戦いとなると言うことだ。小沢・鳩山を中心とする元自民党員勢力と、非自民で旧自民党流の手法を嫌う勢力との戦いだ。
代表選挙の結果どちらが勝っても党分裂の可能性がある。そして、次の衆議院選挙まで混乱は続くだろう。その間は高級官僚の手腕に頼らなければならないのだが、それだけの気概がある官僚がどれだけいるのか。これもまた、はなはだ心許ない。
一番無難な落としどころとしては、小沢・鳩山派が敗北し離党、自民党との連立政権結成と言うところだろうか。
追記(2010/08/26);
「追い込まれて」と書いたのは、小沢氏が首相を目指す理由の一つ(現時点では最大の理由かもしれない)が、強制起訴逃れと考えられるからだ。小沢氏が菅氏に対して強制起訴からの保護を求めたが菅氏がこれに応じるはずもない。そこで首相を目指さざるを得なくなったという構図なのだが、選挙しかできず、全くの政策音痴の小沢氏が首相になれば日本がどうなるのか・・・・。
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