つまみぐい
阿久根市長が、鹿児島県知事に副市長任命の合法性に疑問があると言われ、今度は司法の判断に従うべきだと言ったそうだ。
その言い分は「法治国家であり、違法かどうかは司法が判断することだ」、「知事でも政府高官でも判断すべきではない」、と言うことだそうだ。今までは司法判断も「裁判官も公務員だから従う必要はない」と言ってきたこととは裏腹な発言だ。
要するに「自分に都合が良ければ法に従うよう要求する」、「自分に都合が悪ければ法を無視する」、と言うことらしい。最近、世の中に自分に都合の良いところだけ法律を振りかざし、都合が悪ければ無視する者が日本中で増殖しているが、阿久根市長もその一人ということだ。
法治国家の行政官として、法律のつまみ食いは許されることではない。市長を支持してきた阿久根市民にも遵法意識が無いと言うことだろう。
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