地方主権に干渉する橋下大阪府知事
先日、竹原阿久根市長を賞賛した橋下氏がまた、竹原氏の演出が見事だと賞賛しているそうだ。ワイドショー型政治を目指す橋下氏としては、話題作りとして市議会との対立をことさらに演じるのが好ましいと言うことらしい。
しかしながら、このところ橋下氏の発言は支離滅裂になり始めている。自分の思い通りにならないと、大げさに非難して悪役に仕立てようとするのはこれまで通りだが、最近はた他の地方自治体の自治に介入しようとする行動が目立つ。竹原阿久根市長を賞賛し支援しようとしたり、市長派による名古屋市議会のリコール請求署名集めを後押しする発言をしたりしているのがその例だ。
しかし、他の地方自治対内の問題に介入するのは地方主権を侵害する行為だ。国に対して分権を求める発言をする一方で、自分の言いなりにならない府内市町村に対しては権限を取り上げて集権化しようとしたり、自分のイエスマンを市町村長にしようとする行動も目立つ。
橋下氏の場合、地方主権拡大の主張も、所詮は自分の権限を拡大し、独裁体制を作りたいと言うことのようだ。
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