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July 05, 2010

国家像が見えない各党の公約

各党の選挙公約や党首演説を見ても、それぞれがどのような国家像を持って日本の国を運営するのかが見えない。

ここで国家像というのは、国を運営するに当たっての目標や各部署の構造や役割、そしてそれらに割り当てる費用の事だ。それ無しでただ経費削減や増税について、抽象論だけで議論していても意味がない。抽象論だけなら小学生の子供でもできる。もっと具体的に議論をすべきだ。

たとえば、公務員改革で経費を削減すると言う主張について考えてみよう。

対象とする国家公務員とは、どのような範囲で具体的に何人が削減可能なのか。それを実行するには何年必要なのか。それによりいくら経費が減少するのか。また、雇用への悪影響はどの程度か。さらにそれによる景気への負の効果はどの程度で、税収にはどう影響するのか。これらを他の施策との相互関係を踏まえて具体的に提案し、互いに議論しなければただの空論だ。空論を空論と戦わせても何の意味もない。

各党は自党のスタッフにこのような検討を行わせ、それを公表しなければまともな政党とは言えない。一年前に民主党に対して述べたように、「そんな公約をして、政権を取ったら一体どうやって実行するのか?」という質問を各党にしたいものだ。

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