珍しいことだが、石原慎太郎に同感
MSN-産経の記事で、石原都知事が珍しく同感できることを言っている。
それは、記者に「参院選で民主党が柔道家の谷亮子さんなど有名人に頼った選挙戦を展開していることをどう思うか?」問われた回答だ。特にその最後の
「国民の目は君たち(マスコミ)が作ってるんだろ? だから大事なんだよ。一人ひとりの記者が自分の見識、責任で物事を見届けてきた上で質問しなさいよ」
「彼女が政策を持っていないとは、言えないんじゃないですか? 確かめてきなさいよ、あなた」(この部分サイトから引用)
と言う下りだ。
これは何の見識もなく、ばかげた質問をすることが多い各メディアの記者達に対する強烈な批判だ。テレビや新聞で報道されるインタビューや会見での、ただ相手の感情を煽ろうとするだけの質問や、答えのわかりきった間抜けな質問にうんざりしているものとしては実に同感だ。
そう言えば昔、オウム教団の「ああ言えば上祐」氏の見え透いたディベート手口にまんまと乗せられている記者達に、大笑いしたことがありましたっけ。あれも記者達が見識と冷静さを持って対応すれば、あんな無様な姿をさらさずに済んだはずだ。
同じ事は今も言える。見識と先を見通す冷静さがあれば、やたらに感情を煽るだけのようなインタビューにはならない。これは囲碁や将棋で差し手が状況を判断し、先を読むことと何の変わりもない。
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