小沢ガールにイエローカード
衆院内各委員会の混乱で転倒した民主党の三宅雪子氏が、車いすで登院して負傷をアピールしたそうだが、本人の意図に反して各紙の取り扱いは冷たいようだ。読売が「衆院内閣委の採決で痛めた足をアピールする三宅雪子議員」と冷笑気味に取り上げた以外は、主要各紙は無視している。
それも当然だ、打撲や軽度の捻挫程度の怪我であれば。プロ意識の高い者は怪我を隠したり、せいぜい杖程度で済ませる事が多いからだ。骨折ならいざ知らず、この程度の怪我でそれを強調するようではプロとして情けない。
サッカーでは実際にぶつかって転倒しても、大げさに痛がったりすれば警告のイエローカードが出る。こんな甘ったれのおこちゃまにはレッドカードの方が良いかもしれない。
追記(2010/05/13);そもそも、議場が混乱することを予測せず、ハイヒールで出席したのが間違い(注1)。自民vs.社会で議場混乱が日常茶飯事だったころは、女性議員でも若手は、もみ合いに参加するためローヒールで出席していたはずだ。そのあたりは、福島氏や辻元氏から聞いて勉強しておかなくてはいけない。
ハマコーさんを始めとする各党のもみ合い要員にとっては、こぶやあざは日常茶飯事で、誰も怪我をしたなどとアピールはしなかった。むしろ、怪我は大丈夫かなどと質問すれば、じろりとにらみ返されただろう。
彼女がもみ合いを予測していなかったとすれば、政治家として予見能力に欠けると言わざるを得ないし、予見していて巻き込まれたのだとすると、そののろまぶりが問題だ。あるいはアピール目的で、わざわざ巻き込まれに行ったのか。だとするとそれこそ「シミュレーション行為」でレッドカードだ。
(注1)失礼。転倒時の写真をさがしてみたら、脱げたミドルヒールのパンプスが写っているものがあった。さすがにハイヒールではなかったようだ。突き飛ばされたとして懲罰動議が出ているようだが、突き飛ばしたものが写っている写真はまだ見つからない。
追記(2010/05/14);この件に対して懲罰動議も出されたようだが、これは逆効果で民主党に対する評価を下げることになるだろう。また、この程度のことでいちいち懲罰にかけていては、いずれ自分たちにはね返ってくる可能性が大きい。そのあたりの簡単な予見も民主党にはできないらしい。
ネット上では彼女に対する非難が多いとの報道もある。それは恐らく、今回の同情を引こうとするように見える彼女の行動に、女の甘えを感じた人が多いからだろう。政治の世界では、男も女も区別のない男女平等だ。か弱い女だからと言う論理は顰蹙を買うだけだ。体力のないものは無いなりに、うまく立ち回らなくてはいけない。
追記(2010/05/18);本人は自作自演だとの非難を受けて、ブログで否定しているようだが。か弱さを強調したがる女性は、無意識の自作自演をする事がある。弱者の立場を強調したがるあまり、些細なきっかけを利用して被害を装い、はずみで本当に負傷してしまうこともあるのだ。中学生のころそのような女子生徒がいて、すれ違う際に少しからだが触れただけでもよろけて痛い痛いなどと大騒ぎするので、皆が悩まされたことがある。
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