札束より、知恵と心の政治への転換を
脳天気な政治家は鳩山首相とその取り巻きに限らない。ギリシャの財政危機を他山の石とせずに、ほとんどの政党が公約に大規模財政出動を公約に掲げる様子だ。一体どこにその財源を求めるつもりなのか?
民主党のお気楽公約が日本の財政不均衡を推し進め、日本の財政は破綻にまた一歩近づいた。「監視人を誰が見張るのか?」という言葉があるが、地方自治体の財政破綻は国が基準を定めている。しかし国の財政破綻は誰が監視するのだろう。市場から不振を突きつけられてからでは遅い。
弱者を救済し国民の福祉を維持するためには、札束の大きさよりも、限りある資金をいかに効率よく使うのかの知恵が求められている。そして使い先を決めるのに必要なのは、弱者の痛みを知る心だ。
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