空気
民主党を支持し批判を控えてきた朝日新聞も、鳩山政権批判へと急激に傾斜し始めた。反自民だからという理由で擁護してきたが、さすがにたまりかねたのだろう。
一年前は自民党を批判し民主党を賞賛するのが流行で、いわゆる「空気」だった。今は鳩山氏と民主党を非難するのがトレンドで「空気」だ。そこで、メディアは一斉に鳩山政権非難になだれ込んでいる。
しかしメディアはまだ、次に大衆を向かわせる方向を見いだせずにいる。そのため、大勢に従順な人間を作る脱戦後教育を受けた、「空気」を読むのが得意な有権者達は途方に暮れている。それが現状だ。
今や、メディアという権威は大衆有権者に従うべき「空気」という指示を与えられない。有権者は自分の責任において判断することを求められているのだ。
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