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April 2010

April 30, 2010

小沢氏は辞任しない

小沢氏は幹事長を辞任しない。なぜならば、ここまで批判が強まった彼が幹事長職に留まっていられるのは党の資金を一手に握っているためだ。もし幹事長職を失えば、それは投資金に対する支配力を失うことを意味し、それは彼の政治生命が失われることを意味する。

国民の監視が強まった今、小沢氏の集金力も低下し始めているだろう。従って、党資金に対する支配力が失われれば、最早金で陣笠代議士達を縛り付けておくこともできなくなる。小沢氏の権力は資金力に依存しているのだ。

もっとも、民主党の資金は政党助成交付金に依存するところが大きい。これは政党に対して支給されるため、党幹部の支配下になる金だ。この為必然的に党幹部=ボスの支配力が強まり、結果としてボス政治をはびこらせることになる。党利党略のために作られた、政党助成交付金は廃止すべきだ。

辺野古の海はやはり死ぬ;鳩山氏の脳天気

桟橋式であろうと浮体式であろうと、太陽の光を奪われれば浅い海の海底は死ぬ。滑走路のような巨大構造物であれば、それが海の表面であろうと潮の流れは変わり大きな影響を受ける。

誰に吹き込まれたのか知らないが、滑走路建設の影響は決して小さくない。そこに死の海ができることによって、周辺がどのような影響を受けるかの評価は十分に行われていない。

自分に都合の良い提案を受ければ熟慮せずにそれに飛びつく。まさに裸の王様の振る舞いだ。脳天気でお馬鹿な鳩山氏らしいとは言えるが、それで被害を受ける国民はたまったものではない。

民主党は無能自己中党

小沢氏を起訴相当とした決議を受けて、民主党員の一部が検察審議会制度変更の運動を始めたという。民主党は自分に不都合なことがあれば、後先を考えずに自分に都合がよいように変更しようとする。

小沢氏や鳩山氏の政治資金疑惑を捜査していた検察特捜部に対して、政権を取ったら担当者を更迭すると脅した事があった。また、地方自治体からの陳情や誓願については、民主党を支持し協力する地方首長以外からのものは受け付けないと、支持を強要した。さらに、民主党の言いなりにならない官僚は解雇するとの脅迫を行った。

その結果、官僚達は自発的に仕事をしないようになり、官僚機構に匹敵する調査立案組織を持たない民主党の行政は穴だらけになった。その結果、中央地方を問わず行政機構は混乱し始めた。これらは全て民主党のうぬぼれと自己中心主義がもたらしたものだ。

官僚は排除するのではなく使いこなすもの。そうする能力がない政党は政権の座につくべきではない。また、耳が痛い意見も素直に受け入れる度量がないものもまた然りだ。民主党には能力も度量も持ち合わせがない。

April 29, 2010

関空問題;リニア新幹線開通はいつ?

関空振興策として、伊丹廃港の要求は根強いようだ。その根拠として、リニア新幹線の東京-大阪間が開通すれば伊丹-羽田線の利用客が大幅に減るとの予測が揚げられている。しかしここに来てリニア新幹線の開通が大幅に遅れそうな気配が出てきた。

JR東海は昨日(2010/04/28)、リニア新幹線東京-名古屋間の開業目標が2年遅れて2027年になると発表した。経済動向によってはさらに遅れることも繰り上がることもあり得ると言うが、遅れる可能性の方が高そうだ。この調子では大阪まで開業するのは一体いつになるのことか。おおざっぱに見積もっても、今後20年はかかりそうだ。(恐らく、前期高齢者の私は大阪から東京までリニア新幹線に乗れることはないだろう。)

また、東京-大阪間の運賃がどの程度になるのか。国営ではなく民営になったJRでは、むやみに長い償却期間は取れないので、恐らく現行の新幹線より大幅に高くなるだろう。航空運賃に対抗できる範囲になるのかは不透明だ。伊丹廃港派の需要予測では、これが十分織り込まれているようには見えない。そもそも、リニア新幹線の需要予測自体が甘く見つもられているだろう。

それは置くとしても、今後10年20年経つ間に大阪を取り巻く経済情勢は大きく変わるだろう。その時点での大阪の経済状況の予測が立たないまま、リニア新幹線を前提にした議論をするのは時期尚早だ。

何度も書いてきたことだが、大阪経済振興は東京とどうつながっているかだけではなく、いかに多くの地方中核都市との交通利便性が確保されているかが大きく影響する。それを考慮せずにいれば、大阪は東京と並び立つ経済ハブ都市ではなく、ただの地方中核都市に成り下がるのだ。

追記(2010/05/07);今日の報道によれば、リニア新幹線の大阪-東京間開業予定は2045年になるそうだ。九州や東北にまで伸びるのは次の世紀になりそうだ。こうなると、そもそもリニア新幹線建設の必然性自体が議論の対象になりかねない。

従って、「伊丹廃港はリニア開通後に検討する」と言う事は、30年以上棚上げにすると言う意味になる。橋下氏も一体幾つになることやら・・・・。

恐らく、大規模なインフラ整備事業を、民間ベースの独立採算ですべきかどうかを見直すべきなのだろう。竹中平蔵氏達、市場原理至上派は大反対するだろうが。

追記(2010/05/11);今日のasahi.comの記事によると、JR東海は東京-大阪間の料金を1万5050円と想定しているそうだ。もちろんこれは予定ではなく、採算計算のための想定で、現在の「のぞみ」の普通車料金より千円高いが、航空機と競争可能な範囲を考えたとのこと。これには伊丹空港の廃止が織り込まれているのかどうかは不明だ。これが伊丹が存続する前提であれば、廃止の場合はもっと高くなる可能性がある。

April 28, 2010

いまさら・・・・

今更、普天間基地の移設先がキャンプシュワブ沖と徳之島だと言って、民主党政府は通ると思っているのだろうか?「最低でも県外移設」と大見得を切っておいて、結局は現行案の手直しでは誰一人納得しないだろうに。

民主党政府は高い支持率に酔い、政府が決めることに国民全員が従順に従うと勘違いしていたのではないか?民主党を支持して投票したのは国民だが、政府を支持することと、政府に従順であることとは全く次元の異なる話だ。政府を支持していた国民も、政府の行動に納得ができなければすぐに不支持に回るのだ。民主党政府はその区別ができていなかったとしか思えない。

だから普天間基地移設だけでなく不明朗な政治資金問題についても、メディアが追求しようとしても、高支持率を背景に少数派として押しつぶせば良いと考えていたとしか思えない。しかしメディアを支持するかどうかは国民の判断で、少数派が多数派になるのはあっという間だ。多数派となったメディアは決して引かない。国民多数派の支持を得たメディアを非難すれば、ますます国民の反感と軽蔑を買う。

今頃になってそれに気づき始めたものも居るようだが、最早それも手遅れだろう。民主党政府は自壊した。

April 27, 2010

強制起訴への第一歩

以前の記事で、小沢氏を検察が起訴しなかった場合は、検察審議会の議決で強制起訴されるだろうと書いた。今日、その一回目の「起訴相当」の議決が出た。検察は、物証がなく公判維持ができないとして再度不起訴にするだろうが、恐らく二回の議決で強制起訴と言うことになるだろう。

脳天気でお馬鹿な鳩山氏であれば、「任せきりで詳細は知らなかった」と言えばそうかもしれないと思う余地はある。しかし、何もかも自分で仕切ろうとするタイプに見える小沢氏の場合、「詳細は知らなかった」、「指図していない」という言い分を信じる人は少ないだろう。

強制起訴後に小沢氏は何というのか。「不正がないから起訴されなかった」という言い分がどう変わるのか。「法律を知らない素人だから、検察の起訴とは意味が違う」と主張するのかもしれないが、その場合国民の多くから反発を買うだろう。

今回の議決によって、小沢氏がまた一歩追い詰められたと言うことだけは間違いがなさそうだ。

April 26, 2010

デジタル一眼レフ;軽量機と中級機の比較(キャノンの場合)

コンパクトデジタルカメラの CANON IXY DIGITAL 210IS を使い始めて約半年になるが、フイルムの残量を気にせず撮影できるという利点がだんだん身にしみてきた。しかしそれとともにコンパクトタイプ故の不便さも感じるようになってきた。

それは手動フォーカスができないという点で、背景のコントラストが強い場合などどうやってもピントが合わない状況がある。ひとクラス上の小型カメラタイプには手動フォーカスが可能なものもあるが、ファインダーが画素数が少ない液晶なので、店頭で触ってみた限りでは合焦状況や焦点深度がよく把握できない。構図はファインダーを覗く方が決めやすいのは当然だが、本来背面のディスプレイで使うよう設計されていて、ファインダーは添え物なのだろう。

と言うわけで、本格的なデジタル一眼レフタイプの購入を検討し始めたのだが、これが意外に難しい。

現在、銀塩カメラは CANON EOS 7s を使っているので、レンズの共用の為やはりCANON製品が第一の選択となる。しかし軽量機のKissシリーズとその上の50D、7D、5DMkⅡ、さらにその上の機種とそれぞれの間の価格ギャップが大きい上に、使い勝手や重量も考慮するとどれも決め手に欠けるのだ。

銀塩カメラのサブ機と考えると、Kissシリーズの軽さと価格は魅力的なのだが、ファインダーの倍率が小さい(0.83倍)ので手動でのピント合わせがやりにくい。なぜこんなに小さいのか理解できない。Kiss X4で手こずった後、50Dや7Dを触ってみるとほっとするほどの差がある。オートフォーカスがあるから、手動フォーカスがやりにくくてもかまわないと言う事なのだろうか?また、7sでも焦点深度確認ボタンが小さすぎて押しにくいのに、Kissシリーズではさらに小さい。これも減点対象だ。

この点は50D、7D、5DMkⅡなどでは7sと同じで、Kissシリーズより良いのだが重量が7sよりかなり重くなっている。こちらを選択する場合、銀塩とデジタルの両方のボディを持ち歩くのはかなり身にこたえそうだ。価格がだいぶ上がるので財布にもこたえるが、ランニングコストが銀塩カメラより安いので2年以内には回収可能。

本当は、レンズの画角の関係でフルサイズのデジタル一眼レフが欲しいのだが、こちらは現状では高すぎるし初老の身には重すぎる。さしあたっては中級一眼レフかと思いつつも、軽量を取るか使いやすさを取るかで思案中だ。安くて軽いフルサイズが出ると良いのだがいつになることやら。

補足(2010/04/27);ファインダー倍率について
35mmフルサイズの、銀塩あるいはデジタルの一眼レフのファインダー倍率は0.7倍程度が一般的である。これと比較するとKissシリーズの0.83倍は大きいように見えるが、APS-Cサイズが35mmフルサイズの0.64倍なので、トータルのファインダー倍率はフルサイズカメラの0.77倍しかない。この為、ファインダー像が小さくて細部が見にくいのだ。

補足(2010/04/29);銀塩写真のランニングコストについて
2010年4月現在、銀塩写真のランニングコストは27枚撮りネガカラーフイルム一本あたりフイルム代を含めて約2,000円だ。一時期よりもフイルム価格、プリント代の双方が値上がりしているためやや高くなっている。(24枚撮りの安価品は最近見なくなった。)これに対してデジタルカメラの場合は、パソコン一式が既にあればほぼ電力代だけになる。

従って、カメラの価格を2,000円で割るとフイルムの本数に換算できる。ボディーだけについて言えばEOS 7Dは130,000~150,000円なので65~75本、EOS 5DMkⅡであれば200,000~220,000円なので100~110本と言う事になる。これを年間消費本数で割れば、購入代金を回収するのに要する期間になる。これはどの機種を購入する際の目安(奥方を説得する口実?)の一つになるだろう。(注;価格は通販と、複数の家電量販店で店員に質問して得た回答)

銀塩からデジタルに乗り換える場合は、このようにコストメリットが出せるのが単純な償却計算だけの銀塩→銀塩やデジタル→デジタルの買い換えの場合とは大きく異なる。

追記(2010/05/02);EOS 5D MkⅢはいつ出るか?
だんだん5Dに傾いているのだが、気になることが一つある。それは、昨年の秋から年末にかけて 1D MkⅣ、7D とダブル Digic4タイプが発売されていることだ。この流れで行くと、今年の秋から年末にかけて 5D MkⅢ が発表される可能性がある。

機能上は 5D MkⅡ でも十分過ぎるのだが、買って間もないうちに新型が出て値下がりすると、損をしたような気になって腹が立つ。購入を急ぐ理由はないので、今しばらく様子を見るべきかもしれない。

追記(2010/05/14);ファインダー倍率についての補足
カメラ関係のサイトを覗いて回っているうちに、アイピースマグニファイヤー1.3倍という商品を見つけた。これを使うと EOS kiss シリーズでもファインダー像がフルサイズカメラのほぼ1倍になる。価格は7,800円と少々高いが、ファインダー像が小さくて苦労している人には良いかもしれない。これは他社のカメラにも使えるようだ。

このサイトでは他にも液晶フードなどの撮影用品や各種アダプター、メンテナンス工具などを通信販売している。
(サイト; http://www.ne.jp/asahi/discoverphoto/co/dpc/main.htm

追記(2010/05/18);APS-Cタイプのメリット
APS-Cタイプのメリットはなんと言っても価格が安いことだ。本体ばかりでなく交換レンズも安価だ。これは撮像素子が小さいことで、各種収差や光量不足が発生しにくくいのでレンズの設計が容易になり、その結果コストを抑えた設計がしやすいためだ。同じ理屈で、フルサイズ用のレンズを使用する場合は、画像の中心部だけを利用する事になるので、安価なレンズ構成でも歪みや荒れが少ない画像が得られるからもしれない。

追記(2010/05/23);重量について
EOS 7s と EOS 7D を比較すると200g以上重い。デジタルカメラはなぜこんなに重いのだろう。

追記(2010/10/14);EOS60D
店頭で少し触ってみたが、KissX4よりはファインダーが見やすく使いやすそうだ。50Dの後継という位置づけだろうが、APS-Cでも良いという人には候補になるだろう。

追記(2010/11/22);5DMkⅢの動向
私が聞き集めた情報の範囲では、年内発表はなさそうだ。来年春に期待しよう。

追記(2011/08/04);
5D MkⅢもそろそろ、と書いてから1年以上待たされている。早く出してくれないとニコンに乗り換えるぞ。

追記(2012/03/02);5DMkⅢ発表
そろそろ出るのではと書いてから2年近く、やっと2012/3末の発売と発表された。モニター可動でないのに失望する人もいるかもしれないが、アングルファインダーがあるので必ずしも必要ではない。私としてはフルサイズセンサーの画質に期待したい。しかし重量がニコン並みに増加!これはつらい・・・・

半年ほど価格動向をみて購入時期を決めるつもりだ。

追記(2013/01/23);EOS6D
EOS5DMkⅢが出ていらい価格動向を見ていたが、価格の高さと1kg近い本体重量が理由で、値下がり待ちを兼ねて様子見を決め込んでいた。しかしそうこうするうちに、より軽量で安価なフルサイズ機EOS6Dが発表された。そこで両者比較の結果6Dを購入した。

5DMkⅢに較べると、画素数が少なくいくつもの機能が省略あるいは簡略化されている。しかしどのみち私の技量では使いこなすことのない部分だし、年寄りには200g以上軽いことは大きな魅力だ。

春までは試運転という所だが、使ってみた印象を別記事に書き始めているので興味のある方はそちらもどうぞ。

きくらげ

私の住む集合住宅の敷地にある「しなさわぐるみ」に、キクラゲのようなキノコが生えているのを見つけた。

写真の様に、どう見てもキクラゲによく似ているが、市街地の木にも生えるものなのだろうか?

日米首脳10分会談は日本側に記録文書無し

先日のオバマ・鳩山10分会談に関して、日本側は一切の記録を取らなかったそうだ。自分たちに不都合な内容が予測されたので、記録を取らないよう外務省上層から指示が出されたとのこと。後で文書開示を求められてもない文書は出せぬ、始めから作らなかったので不正に廃棄したのではないと言えるようにしたわけだ。

しかし、米国側は記録を残しているだろうし、いずれ公開される。日本側がそのような発言がなかったと言っても、恐らく暴露されることになるだろう。いつものことだが、日本政府と外務省は姑息なごまかしをやめるつもりはないようだ。

April 25, 2010

落とし所がなくなった普天間基地問題

各地から巻き起こる基地受け入れ反対の大合唱。

民主党は、受け入れ賛成派の説得で基地を受け入れ場所が現れるのを期待しているのかもしれないが、どこでも賛成・推進派はごく少数、地域が受け入れで固まる所などありそうにもない。逆に下手をすれば推進派が村八分に合いかねない状況だ。

当初は高支持率を背景に、政府の強権発動で解決できるとたかをくくっていた節もあるが、そんなことをすればかつての砂川闘争や成田闘争並の騒動になるだろう。小沢氏ですらそれには怖気を振るっている様子が見える。

結局の所、民主党の幹部があれこれ言い訳を並べているうちに、普天間基地移転問題は落とし所がなくなってしまった。もはや国外への移設しかないとも言えるが、それには西太平洋地域に関する防衛戦略を日・米・韓三国共同で練り直す必要がある。そして、その協議には年単位の長い時間が必要であることは誰の目にも明らかだ。その間、普天間基地をどうすれば良いのか。

民主党内閣の不用意な公約で、解消のめどが立たなくなった市街地基地の危険性。県外移設をぶち上げたときに、民主党は解決へのどんな道筋を考えていたのか。その見通しを待たずに公約したのだろうか。党首の公式の場での発言は党全体の意思と見なされる。あれは鳩山氏個人の勝手な発言で、党に責任はないという言い逃れは通らない。

普天間基地移転問題は党全体の問題として、全党員が結束して解決にあたってもらわなければならない。閣僚ではないから関係がないと言う言い分は許されない。これには、民主党の公党としての体面と信用がかかっているのだから。

April 24, 2010

児童手当に不正請求殺到?

児童手当に不正請求が殺到していると報じられている。手口としては、他国の福祉施設に日本の児童手当がもらえるからと話を持ちかけ、収容されている子供を法律上正規の養子にし、日本政府から得た児童手当をピンハネして残金を施設に渡すものらしい。どうせ渡すのは一割二割だろうから、人数が多ければ大もうけができる。

不正請求を行うのは外国人だけでなく日本人もいるようで、Web上には不正の手口を紹介し、不正請求をそそのかすサイトもあるという。

そもそも、扶養者控除を増額すれば良いものを、お上(民主党政府)からの支給金にこだわった事がこうした不正手口が可能になる隙を生む元となった。扶養者控除であれば、従来の税務の範囲内で処理できるので、支給に関わる人件費も不要だ。

このあたりの不合理性は、官僚の協力を排除し、十分な法律論上の詰めを行わなかったからだ。安易な政治主導が全ての元凶と言っても良い。これを反省し、早期に支給金から扶養者控除に切り替えるべきだ。

普天間基地移転先は辺野古沖で決着?

主要新聞各紙が、岡田外相が普天間基地の移転先は辺野古沖と米国に伝えたと報じている。現行案に若干の手直しを加えるとのことだが、若干変更するので現行案とは異なると主張するのか?

情報源は、米国を代表する新聞社の一つである「ワシントンポスト」が、米国高官談話として伝えた記事らしいので、全くのガセネタではなくそれなりの根拠はあるのだろう。他の新聞社からの問い合わせに対し、日本政府高官は否定したと言うが、この報道に先だって民主党の輿石氏が辺野古沖はあり得ないとわざわざ否定していることを考え合わせると、全く根も葉もない話ではなさそうだ。少なくとも内閣関係者、特に外交関係者の間で存在したことは間違いがないだろう。

以前このブログで書いたように、結局のところゼロからの再検討には現行案も排除しないという意味らしい。元々辺野古沖案も含まれていたのだから、公約違反ではないというのだろう。少なくとも沖縄以外へ移設すると見得を切ったはずだが、これは鳩山氏の個人的発言で、公約ではなかったらしい。

追記(2010/04/24);読売新聞によるワシントンポスト紙記事の要旨

April 23, 2010

この道はいつか来た道

鳩山氏が「職を賭して云々」と国会で発言したそうだが、同じように「職を賭して」と見得を切ったものの、その後政権を投げ出した人がいた。今回もまた同じ道をたどりそうだ。

いやむしろ、鳩山氏の場合は、普天間基地移転問題を解決できなかった責任を取って止めるのだという形を作って、政権投げ出しを取り繕うとしているように見える。実体は、政権投げ出しにまた一歩近づいたと考えるべきだろう。

鳩山氏が政権を投げ出した後、民主党は一体どうするのか?自民党の選挙無し政権交代を前例として居座るのか、自民党を非難した手前総選挙に踏み切るのか(これはありそうにもないが)注目したい。

総選挙がない場合は、民・自連立の目もあるのだがさてどうなるか・・・・。

April 22, 2010

禁煙、減量は「もったいない」の精神で

ダイエットに関する記事を書いたら、ダイエット宣伝サイトのトラックバックがうるさいので、どんどん削除している。

食べる以上に体を動かすだけで減量はできるのだが、安直に減量したい人が多いのでダイエット商品がよく売れ、ダイエットサロンも流行っている。それが雇用を生み出している面は否定しないので、安直に痩せたい人にはどんどんお金を使ってもらいたい。

ただ、減量でも禁煙でも同じ事だが、最も重要なことは途中でやめないことだ。何とか3日続いたら、折角だから1週間は続けてみよう。一週間続いたらここでやめたらもったいない、もう一週間がんばってみよう。この「もったいない精神」が続ける原動力になる。私はこれでたばこを止めたし、血糖値と中性脂肪を下げることもできた。

「せっかくだからもう少し」で粘る事にはお金がかからない。金をかけずに成功したい人はこれに限る。

出たのか出されたのか?

桝添氏が離党届を提出し、新党立ち上げに踏み切った。

去年の総選挙以後、自民党内での影響力を強めようと動いていたようだが、元々一匹狼的な性格が強い桝添氏だけに反発も強く成果が上がっていないようだった。今回の離党でも後に続くものはおらず、自民党内での孤立ぶりを際立たせる結果になった。桝添氏は自分が党首になるつもりのようだが、それで丸く収まるかどうかは予断を許さない。

以前から、メディアがいつ新党を立ち上げるのかと盛んに煽り立てていたため、自民党内からも離党すべきではないかとの声があった。それだけに、自ら党を出たのか、出ざるを得ない状況に追い込まれたのかわかりにくい。メディアが作らせた新党と言っても良いのかもしれない。

鳩山氏は両面宿儞?

鳩山氏には口が幾つもあるようだ。両面宿儞(宿禰とも)のように顔が二つあり、相対する両者におのおのの口から違う言葉を発する、あるいはグランド・フェンウイック国の国章の双頭の鷲のように、一方の口からは「イエス」と言い、もう一方の口からは「ノー」と言う。これでは関係者は鳩山氏がどうしたいのかを知るすべがない。

閣僚や官庁の高官達も、もううんざりしていることだろう。退陣直前の安倍氏同様パニック症候群の可能性がある、そろそろ精神科医などの助言や治療が必要な段階かもしれない。

April 21, 2010

相も変わらぬ漂流民主党、そして有権者の責任

相も変わらぬ民主党の漂流ぶり。いっそのこと漂流党と名称を変更すればよい。

普天間基地問題は、「決着させる」から「努力する」に変わり、高速料金は「無料化」から「値上げ」さらに「値上げ幅見直し」に、「児童手当」も支給額がたびたび変更されている。結果として何も決まらず、財政状況の各課だけが進んで行く。

小沢氏は姿を隠し、党や政府の幹部達は「言い訳」と「言い逃れ」ばかり口にする。

先の選挙で高い支持率を得たので、民主党の指図に誰もが従うと勘違いしたのか、それとも小沢流に地方交付税という札束で自治体の横面を張り飛ばせば言うことを聞かせられると考えたのか。いずれにしても民主党の安直な考えが全ての元凶だ。

さらに元をたどれば、政権交代とはやし立てたメディアと、空気を読んで時流に乗り遅れまいとした有権者の愚かさと言うことになる。昔流に言えば、一億総愚昧化時代と言うことか。現状は自分たちの責任であると反省し、メディアも有権者も先を見通す力を取り戻さなければならない。

空気を読む力よりも、自分たちの行動の結果を見通す力の方が重要だ。

やっと初夏の気配が

明日からまた雨になりそうなので散歩に出かけた。低温の日が多く、八重桜もやっと盛りになり始めたと言ったところだが、今日は気温も上がりようやくこの季節らしい陽気になった。

散歩の道すがら、気がつくと平戸ツツジが咲き始めているし、ある小さな教会の塀では藤が満開になっていた。もうすぐ5月、やっと初夏の気配がし始めたようだ。

教会の塔と藤の花(2010/04/21 神戸市中央区)

April 20, 2010

今度は宇宙庁;止めどなく増える省庁

日経オンラインの記事によれば、前原宇宙開発担当大臣の私的懇談会が2011年度に宇宙庁を設置するようにと提言したという。

有識経験者達が、自分が影響力を行使できる省庁や部局を作ろうとするのは昔からの習性だが、斯くして政府機関は止めどもなく増殖する。

追記(2010/04/23);
省庁はまだまだ増やすようだ。今度は「公務員庁」を作る検討を民主党が始めたとか。なぜ人事院の改革ではいけないのか?自分の顔が利く省庁を増やしたいのは国会議員も同じということだ。

橋下氏、市長風情がと逆上す

橋下大阪府知事が平松大阪市長に対して宣戦を布告したそうだ。

どうも橋下氏の大阪”都”構想を、平松氏が大人の余裕で受け流したのが気に入らなかったようだ。知事に対して市長風情が生意気なと逆上したといったところか。

平松氏にしてみれば、「東京と同じでなくちゃ嫌だ」と子供のようにだだをこね続ける橋下氏にあきれていると言うのが本音だろう。「東京がうらやましい」症候群で、子供並みの反応が多い橋下氏だが、次は何にヒステリーを起こすのか?

小沢氏がはしごを外さなければ・・・

小沢氏に近い筋は、小沢氏がはしごを外さなければ鳩山氏で参議院選挙を戦うことになると言っているそうだ。しかし、そもそも小沢氏にはしごを外せるのだろうか?

鳩山氏が登ったはしごを外すことは、小沢氏が登ったはしごを自分で外すのも同然だ。鳩山氏が責任を取って自ら辞任したと、誰もが納得する形でない限り小沢氏も退陣を迫られるだろう。いや、そもそも政治資金疑惑などで、小沢氏と鳩山氏は一蓮托生なのだ。

だから、小沢氏が鳩山氏のはしごを外すなどとはあり得そうもない。

April 19, 2010

3D

3D映画や3Dテレビが話題になっている。しかしなぜ「立体」と言わずに「3D」なのだろう。画像そのものが立体である「真性立体画像」ではないからだろうか?

それにしても30年以上昔にやはり立体映画が流行したことがあった。その時は目が疲れるなどといった理由ですぐに廃れてしまった。制作費用が高いことも影響したかもしれない。

ところで、SFによく出てくる360度どちらから見ても完全な立体に見えるディスプレイはいつになったらできるのだろう。眼鏡はうっとうしいし、レンチキュラーレンズ方式やそれに類似の方法も、画像が荒くなるし少し動いても画像がちらついて目が疲れそうだ。「真性立体画像」が待ち遠しい。

と言うわけで、今回の3Dブームも長続きしないような気がする。

出たい人より出したい人を

これは古い選挙の標語だが、全有権者はここに立ち返る必要がある。メディアが煽った二大政党制に空気を読んで乗った愚かさを反省し、党丸抱えのイェスマンではない、自己主張を持った候補者に投票しよう。

もちろん投票する候補が、自分自身の政治的主張を共有しているかを判断基準にするのは当たり前だ。以前、勝つ候補に投票しなければ、自分の票が死に票になるから損だ。だから自分の政治的願望とは関係無しに、勝ちそうな候補に投票するという者がいた。こんな馬鹿なことをしていては、日本の政治は良くならない。

自分の政治的要求を共有する候補に投票しなければならない。そのためには、有権者自身が候補者の人物を見抜く目が必要なことは言うまでもない。またメディアは、流れを作って煽ろうとするのではなく、有権者が候補者の人物を見抜く助けになるような報道をすべきだ。

そして、政党本位の選挙も、そろそろ終わりにすべきだ。政党本位の選挙で利益を得るのは、巨額の政党助成金を手にする大政党のボスだけだから。

鳩山首相の語学力

先日の非公式会談で、オバマ氏が普天間基地移設先の五月末決着に疑問を呈したとの報道に対し、鳩山氏はオバマ氏はそんなことを言っていないと、メディアに対する怒りを表明したという。

しかし米国側の情報では、信頼できる通訳を同席させてそのような意思を伝えたとのこと。だとすると鳩山氏は、ご自慢の英語だけではなく日本語の語学力にも疑問がもたれることになる。語学力よりもむしろ言語能力と言うべきかもしれないが。

世の中には、自分に都合が悪い事は一切耳にも目にも入らない人たちがいる。鳩山首相もそのような人物の一人なのだろうか。

April 18, 2010

神戸空港ー茨城空港運行開始

神戸空港と茨城空港の間で旅客便の運行が開始された。神戸市民から見ての利便性はあまりないように見えるが、運行会社は東京までの格安料金を掲げてやる気十分に見える。

ただ、この航路開設で喜ぶ人もいるだろう。それは筑波研究学園都市と神戸市内の先端研究施設間を行き来する研究員達だ。特に神戸空港に隣接するポートアイランドに施設がある、幾つかの研究機関の研究員には便利が良くなる。どちらから出張するにしても片道は航空路が使えるからだ。望むらくは往復とも航空路が利用できるよう便数が増えることだが、これは利用実績次第と言うことになる。

これをてこに、神戸市内とその周辺に先端研究施設が増えるとうれしい。それを期待しよう。

追記(2010/07/11);茨城空港の使いにくさを理由に、運行会社はさっさと運行を休止している。さすがは低運賃航空会社だ。これくらい変わり身が早くないと、利益を出せないのだろう。それに対抗するには、空港側があの手この手でメリットをひねり出し、粘り強く営業活動を続けるのみ。どこぞの府知事さんのように、文句を言うばかりで営業活動をしないのではだめだ。

April 17, 2010

おいそれとは行かぬ照明のLED化

白熱電球をLEDで置き換える事が話題になっている。そこで我が家でLED化のできるところを考えてみると、可能な場所が少ないので、消費電力の節約には大してならないことが分かった。

その理由は、長時間点灯する場所の照明には蛍光灯が使われていて、白熱電球が使われているのは、浴室、トイレ、玄関とごく短時間しか点灯しない場所だからだ。ただし玄関は、透明電球で陰影ある照明効果を狙ったものなので、LEDにすると雰囲気が全く変わってしまう。

結局のところ、単純に交換できるのは浴室とトイレだけだ。その他は全て灯具からの交換になる。これでは経費がかかりすぎておいそれとはできない。故障した灯具から順次交換することにしよう。

いずれにしても、蛍光灯の置き換えが可能な形状の発光体や、将来は専用の灯具も必要なようだ。いずれは、電圧調整を灯具側で行う方式になるのだろうとは思うが。

April 16, 2010

もはや大学は教育機関ではない

最近、大学で就活口座を開くところが出てきているという。それをてこに学生を有利に集めようという魂胆だろうが、今や教育機関ではなくなり就職資格取得のプロセスでしかない大学の現状をよく表しているものだとも言える。

日本では久しい昔から、学士の肩書きは本人の資質を表すものではなく、単なる就職資格証明になっている。学士が資質を証明するものであったのは恐らく昭和初期、戦前まで遡らなければならないだろう。我々戦後世代が大学に進学し始めたころから既に、大学は就職前の一時休養所のような色合いを見せ始めていたからだ。

その時代から各地に大学が増え始め、駅弁大学と揶揄されるところもあった。また、二流三流の私立医学部では裏口入学が公然と行われていた。もっとも当時は受験地獄と言われていた時代で、上位大学の受験倍率は学部にもよるが2~5倍が普通で、国立大の医学部は10倍を超えているのが当たり前で、大学全入化をと言う声が上がり始めた時代だった。

その後大学の巨大化と新設が続き、今では大学が学生集めに苦労する時代になった。その結果、上位校にこだわらない限り大学への門は広がった。しかしそれに連れて学士の価値が下がったのは当然だろう。

今後学士の就職を容易にするためには、大学が本来果たすべき高度な教育機関として機能すべきだろう。誰でも入れ、何も学ばなくても学士の肩書きがもらえるようでは、学士の価値がない。学士にふさわしく学んだものだけが、その肩書きを得られるようにしなければ、学士の復権はできないだろう。

昭和初期にも「大学は出たけれど」と言われた、学士就職が困難だった時代はあった。私が就職した直後の「ドルショック」、「一次、二次石油ショック」の時代にも就職が困難だった。学士就職が困難だった時代は今だけではない。ただ、今回は学士の価値低下と、景気の沈滞の双方が絡んでいるだけに、景気対策でだけでは不十分な面があるだけだろう。

法科大学院だけではなく、一般の大学についても廃止統合を進め、大学の質の向上を図るべきだと思う。また企業の側においても、学士の知識を必要としない業務にも学士の肩書きを要求している例が多い。学士である必要のない業務には低学歴のものをもっと多く採用し、幹部要員にはそれにふさわしい能力のものを学歴にこだわらずに登用するべきだ。

火山噴火で飛行禁止

アイスランドの火山が噴火活動で大量の火山灰を吹き上げたため、西ヨーロッパの効範囲で航空機に対する飛行禁止命令が出ているそうだ。この為、各国の主要空港と結ぶ路線が運行できなくなり、人々の移動に大きな影響が出ているという。

国内移動の鉄道依存度か高い日本と異なり、航空輸送への依存度が高い西ヨーロッパでは経済活動への影響も深刻だろう。特に今回の地割れ噴火は長期化する可能性があるだけに、やっと回復し始めた西ヨーロッパ経済が再び停滞する恐れもある。

早期の噴火終息に期待したい。

日本の政治家はネットに不向き

最近はブログやトゥイッターでネット向けに発言する政治家(むしろ「屋」だが)が増えているらしい。しかし日本の政治家の多くは、ネット発言に不向きだと思う。

それはただでさえ不用意な発言が多くなった最近の政治家が、気軽に発言できるブログやトゥイッターでは何を言い出すか分からないからだ。初期設定で非公開に設定できるブログサイトでは、まだ推敲した上で文章を公開する可能性もあるが、非公開設定ができないブログやトゥイッターでは不適切な内容のまま公開されてしまう。

このように不用意になりがちなネット発言は、不適切発言が多い最近の政治家にとって致命傷になりかねない。ネット発言を使うにしても、十分に推敲能力がある代筆者に発言内容を伝えて書いてもらう方が良い。

首相辞任への準備?

鳩山首相が普天間基地移設問題の五月末決着を強調することに、民主党内で当惑が広がっているという。

これについて私は、鳩山氏が辞任の腹を決め、そのための伏線だと考えている。ここ数代の首相と同じく、彼もまた政権幹部達が自分勝手な発言を繰り返して自分に従わず、政策実行も思うに任せない事にいらだち、首相を続ける意欲をなくしたのだろう。さらに、メディアの批判や支持率の低下がそれを後押しした。そのため、普天間問題決着失敗の責任を取って辞任という形を整える準備を始めたのではないかと思う。

前記事に書いたように、衆議院解散、衆参同時選挙の可能性は十分にある。民主党内の多くはそれに抵抗するだろうが、首相交代後は必ず総選挙をと主張してきた民主党に居座りを許すかどうか、それは有権者とメディア次第だ。

April 15, 2010

月面の小磁気圏(磁気異常)

ナショナルジオグラフィック・ジャパンに月面で小磁気圏が発見された事が紹介されている。磁気圏ができた推定原因も紹介されているが、私は全く別のことを思い浮かべた。

それはSF映画の名作「2001年宇宙の旅」中で、モノリスが発見されるきっかけが磁気異常だったことだ。月面でもっとも目立つティコ(タイコ)クレーターの近くで異常な磁気が発見され、その場所を発掘するとモノリスが現れたことになっている。

記事によると、そのような磁気がある場所は人間に有害な太陽風を避けられる可能性があるので、月面基地の建設適地なのだそうだ。将来、人間が再び月に行き、小磁気圏の中心で基地を建設中に、異星の文化遺物が出てくれば面白い(キリスト教徒にとっては悪夢)のだが・・・・。

2010/夏、衆参同時選挙?

日米トップ会談が不発に終わり、米国メディアでは鳩山氏を酷評しているようだ。もっとも、米国メディアでなくてもこき下ろしたくなる無様さではある。最早、日本の恥と行っても良い。

それはそれとして、ここまで支離滅裂になってくると、衆院を解散して総選挙をしてもらいたくなる。小沢氏とその取り巻きはなんとしても阻止しようとするだろうが、前回はメディアに煽られて民主党政権に雪崩を打った有権者がどう動くのか。メディアも明確な有権者誘導ができずに立ちすくんでいる今こそ、有権者が自分で判断できる可能性がある。

空気を読むのが得意な人たちにとっては、読むべき空気がないかもしれないが。

April 14, 2010

アクセス改善努力が続く成田空港、何もしない関西空港

都心から遠い成田空港は、羽田に対抗すべくアクセス改善の努力が続けられている。成田と都心を結ぶ新鉄道路線が完成して試運転が始まったそうだ。これにより所要時間は30分、料金は2,400円で都心と結ばれるという。

これに対し、関西空港はどうだろう。橋下大阪府知事は盛大にごねているが、大阪府としては改善努力を何もせず、国の資金でリニア鉄道を建設しろ、伊丹を廃止しろと言うだけだ。本心から関西空港の利用拡大を図るならば、夢物語を国に要求するのではなく、まず自分自身が関西空港の利便性を高める工夫をすべきだ。

他人に要求するばかりで自分自身は何もしないのでは、何一つ解決できないだろう。現状では橋下氏はただのゴネ屋にすぎない。

門前払い

オバマ米国大統領に泣きつきに行った鳩山氏だが、予想通り門前払いされたようだ。普天間基地移転先の日本政府案について、米国側では素人の稚拙な考えだと評価している。普天間基地の継続使用がほぼ決定的になったようだ。

それは当然だろう、日米の専門家が十数年かけてようやく合意にたどり着いた現行案に代わる案を、基本プランとはいえ軍事専門家チームの助言無しに数ヶ月で作れると考える方が無茶だ。私は、ジュゴンの棲む辺野古の海を埋め立てる現行案には反対だが、辺野古が選ばれた理由は理解できる。

そんな非常識がもたらした民主党政府の現状。他の政策についても、耳に快いと言うだけで、財源や実施上の問題点を考えもしなかったものが多い。実現への道筋を考えずに掲げた公約の付けをどう払うのか?

身勝手な言い逃れは聞きたくない。

April 13, 2010

ダイエットして・・・

血糖値と中性脂肪値が高いと言われ、半年で5Kgほど減量した。その成果で両方とも正常範囲まで下がってくれた。散歩と腹筋運動などの効果で、腰回りが細くなってズボンがずり下がって困る。ベルトを少し切り詰めなければならないようだ。

しかし、風呂に入る度に鏡に映る腹回りは、少しも細くなった気配がない。これはなぜなのか?

美容整形が当たり前になると

韓国や中国では美容整形が一般化して、男女とも見た目が良くないと良い仕事に就けないという。それに較べると日本は美容整形後進国だそうだ。

とはいいながら、日本でも豊胸、脂肪取り、しわ取りその他に大金をつぎ込んでも若く美しく見せたいという人が急激に増えているようだ。それはそれで、消費拡大の一端をになっていると言えるのかもしれないが。

しかし、美容整形が当たり前になって美形ばかりになると、美形である事の価値が無くなるだろう。その先に来るものは何か?ダークSFの世界のようなグロテスクな肉体改造か?そんな世界では、阿修羅のごとく三つの顔と六本の腕を見せびらかすものもでてくるかもしれない。

老い先長くない私は、そんなおぞましい世界を見なくても良さそうだ。その事に感謝しよう。

上がり続けるガソリン価格(2010/4)

メディアが知らぬ顔をしているので騒ぎになっていないが、今年の初めからガソリン価格が上がり続けている。恐らく軽油も同じ状況だろう。

今日(2010/04/13)通りすがりに見た、神戸市内の数カ所のGSの看板ではレギュラーで140円前後、ハイオクでは150円前後になっていた。去年はこのあたりで大騒ぎになっていたはずだ。

原油価格はまだ去年ほどはないがガロン100ドルに近づいてきて、値下がりに転ずる気配はない。この調子では一ヶ月ほどでレギュラー150円を超える可能性がある。

民主党の公約では、レギュラー150円を超えると暫定税率を中止することになっていたはずだが、バラマキ政策の結果、財源不足で増税を迫られている現状で果たして暫定税率中止をできるのかどうか注視している。中止しない場合無責任なメディアがどう動くのか、これもまた注視する必要がある。

April 11, 2010

小沢氏の選挙戦略

次の参院選に対する小沢氏の選挙戦略が見えてきたようだ。

それは、支持率低下で選挙区候補が敗れても、複数候補を立てることで党得票を増やし、比例代表候補を多く当選させることで当選者数を確保しようと言うことだ。複数定数の選挙区に、共倒れ承知で複数立候補を強行しようとするのもこれで理解できる。落選しても復活当選が狙えるからだ。

そして、比例上位の候補は小沢氏に忠実な者を並べるだろうから、たとえ過半数が取れなくても党内への支配力は確保できると見込んでいるだろう。

つまり、党内支配力の維持を最優先に狙う、これが小沢氏の選挙戦略だろう。

二大政党制に変化?

日本では二大政党体制である事が先進国のあかしで、多数政党体制は政治的に未熟だからなのだと言われてきた。そして、英国や米国のようになるべきだと米英崇拝者が多い政治評論家は言い、メディアもそう言ってきた。しかし二大政党体制の本家の英国では変化の兆しがあるそうだ。

それは、二大政党以外の勢力が増加する傾向が見られるからだと言う。英国の有権者達が二大政党体制での選択幅の狭さに不満を感じ、もっと幅広い選択の自由を求め始めたという世論調査結果もあるそうだ。

確かに二大政党体制では政党を取り巻く勢力が固定され、両者の間での利権のキャッチボールになりがちだ。その結果、有権者の意識が低い国では政治的腐敗の可能性も高い。また、利害関係勢力が決まっているため、政策も利益誘導型で固定的になるだろう。二大政党体制はそのような欠点を持っていることも認識しておくべきだ。

先進国で行われていることが正しく優れているのだから、それに倣うべきだと主張する学識経験者や評論家は政治に限らず多い。しかしそのような先進国に倣え主義は的外れなことも多い。全世界的に見れば、先進国と言われる国々においても二大政党制は少数派だ。ほとんど英国の流れをくむ国に限られていると言っても良い。頭から二大政党体制がよいと決めつけるのは、やはり誤りだろう。

翻って日本は、二大政党制は始まりもしないうちから崩壊し始めた。再び1.5大政党体制に戻るとしても、日本にとってはその方が良いのかもしれない。

April 10, 2010

売国的

平沼新党は民主党の売国的法案は許さないと言う。

しかし、これまでに売国的な秘密協定で、日本の国益を米国に売り渡していたのは自民党政権と外務省だ。

それを隠す事に協力してきた平沼氏達が言うと、非常に白々しく聞こえる。

April 09, 2010

Windows7その後

Windows VistaからWindows7にバージョンアップして3ヶ月経った。

バージョンアップ当初は起動が速かったのだが、パッチがあたる度に時間が延び、今ではVistaの時とあまり変わらなくなってきた。もっとも、シャットダウンだけは今でも確実に早いが。

また、アプリケーションの起動についても同様で、やはりVista時代と変わらないレベルまで遅くなっている。特にIE8はなぜかVista時代より起動時間が長く、フリーズも多い。アイコンが勝手に入れ替わる現象も直る気配がない。これはIE9が近い将来公開されるようなのでそれに期待するしかなさそうだ。Webの閲覧にはSafariやFireFoxも使うのだが、IEでなければ利用できないサイトもあるのは困った物だ。

そのほか現在手こずっているのが、一度削除したガジェットは再登録してもOSを再起動すると削除されてしまうトラブルだ。これは新規登録したガジェットでも同じ現象が起きる。OSを修復セットアップすれば直るのだろうが、他に簡便な方法が無いものかと思っている。

と言うわけで、Windows7も欠陥が多く、本質的にはVistaと大差ないというのが現在の感想だ。

April 08, 2010

違和感がある「地方主権」

最近よく用いられる「地方主権」という言葉には違和感がある。なぜ昔から用いられている「地方自治」や「地方分権」ではいけないのか?そもそも憲法で「主権在民」と規定されているにもかかわらずだ。

どうもこの言葉の裏には「主権は国家権力が持つ」という、戦前の「天皇主権」と同じような考え方があるように感じるのだ。その本来国家権力が持つ主権の一部を「地方権力」、つまり地方の首長に譲り渡せと言う様に聞こえるのだ。

「地方自治」と言う言葉には地方のことは主権者である住民が自ら決めると言う響きがあり、「地方分権」には国全体として共通する事項に関する権限以外は、地方が自由な裁量で決定すると言う意味合いがある。もちろん「地方分権」の「権」は「主権」の「権」ではなく「権限」の「権」である。この二つの「権」の違いは分かるはずだ。

と言うわけで、私は「地方主権」という言葉には違和感があるのだ。「主権」と「権限」の区別ができない国民が多いと言うことだろうか?それともその違いはどうでも良いと考える者が多くなったのか?

最近、日本の民主主義が崩壊し始めたような気がしてならない。

April 07, 2010

だんだん語呂が悪くなる;新党の名称

平沼新党の名称は「たちあがれ日本」だそうな。「みんなの党」もそうだが、だんだん名称の語呂が悪く長たらしくなる。そう言えば「がんばれイタリア」というのもありましたっけ。二番煎じ、三番煎じのような気もしますな。

いっそのこと「すばらしき新世界、日本」はいかがかな。何でもおもしろおかしく、センセーショナルに取り扱うメディアの活躍で、とっくの昔に「Brave New World」になっていますので。

あるいは「ニッポンチャチャチャ」もメディア受けするかも。

April 06, 2010

麻薬犯は死刑で当然

中国で日本人の麻薬密輸犯が死刑執行された件に対して、刑が重すぎるという批判が多いようだ。しかしこれは、処刑されたのが日本人であり、執行したのが中国である事がに対する不満が批判の背景になっているように思う。日本に麻薬を密輸しようとして処刑されたのが中国人であれば、誰もこのような非難はしないだろう。

そもそも私は、麻薬の密輸や密売に対する刑は死刑または無期懲役で良いと思っている。なぜならば、麻薬は多くの人の人生を破壊し、常用者本人だけではなく無関係の者たちも数多く死なせている。麻薬常用者による無差別傷害や殺人事件が起きると、その常用者を極刑にせよとの大合唱が起きる。しかしその者に対して麻薬を密売し、事件に至らしめた者を非難する声はなぜか上がらない。

だが、私は密売人こそ非難され追求され、そして極刑に処されるべきだと思う。密売人がいなければその事件は起きなかったのだから。ゆえに、たとえ報酬に目がくらんだ運び役でしかなかったとしても、麻薬密輸犯が死刑にされても当然だと思う。彼もまた、無差別殺人の共犯なのだから。

April 05, 2010

ミツバチの巣

例によって散歩中、いやに多くのミツバチが飛び回っているのに気がついた。周囲を注意してみると、歩道と車道の間に並木として植えられている「ゆりの木」の根本に空いた穴の周りに群がって出入りしている。どうやらこの中に巣があるらしい。

体が小さめで、色が黒っぽいので日本ミツバチだと思う。この種類は性質が穏和で、滅多に人を刺さないそうだが、慌てて手で払ったりすると刺される可能性もある。虫嫌いの人の要求で、駆除されたりしなければよいのだがと思う。

巣に出入りするミツバチ
写真は巣の入り口。誰かがふさごうとして小石をおいたようだ。

付け加えると、「ゆりの木」は空洞ができやすいようで、頻繁に切り倒されて若木に更新されている。切り株を見ると、どれも根元に大きな空洞ができている。

財界の変質

このところ財界その他の団体が民主党にすり寄り媚びを売る事が目立っている。かつては財界団体は与党がすり寄り媚びを売るものだったが、今や完全に逆転しているようだ。事の善し悪しは別にして、これは財界を始めとするこの手の団体の政治への影響力が著しく低下したことを物語るのだろう。

その元はと言えば、政治資金改革によって作られた政党助成金かもしれない。これによって寄付団体の力が弱まり、助成金を一手に握る政党幹部の力が強まった可能性がある。その結果が、政党幹部によるボス政治になっているのであれば問題だ。

民主党はマニフェストを仕分けすべし

民主党は、政権について以来財政を無視してばらまきを行ってきた。その結果、国家財政は破綻状態になっている。そろそろ国が財政再建団体に該当しかねない状態だ。にもかかわらず、今後さらに参院選に向けたばらまきマニフェストを作るのだろうか?

ここで民主党に提案したい。それは民主党のマニフェストを仕分けにかけることだ。財政状況とにらみ合わせながら各項目を順位付けし、財政上無理なものは切り捨てる。それをしなければ数年以内に国家財政が破綻するかもしれない。与党はそれを防止する責任がある。人気取り公約では駄目だ。

April 03, 2010

PS3でスパコンが作れなくなる?

以前に、米国の国防総省がPS3を大量購入してスーパーコンピュータに使うという話を書いたが、最近のPS3のシステムアップデートでPS3専用のシステム以外は使用できなくした。

理由ははっきりしないが、IBMが販売しているスーパーコンピュータ用モジュールと競合するからだろうか?これまではPS3がもっとも安価なスーパーコンピュータ用モジュールだったらしいのだが、そのような使い方ができなくなったのであれば残念だ。

April 02, 2010

若林氏の辞職;初期の認知症では?

隣席の投票ボタンを押した若林氏が辞職した。当然だとは思うが、あれこれ非難する以前に軽度の認知症なのではないかと思ってしまった。

老いも若いも言動に疑問が多い代議士先生、他の面々は大丈夫か?

矛盾だらけの橋下式地方分権

地方分権を主張しながら、市町村からは権限を取り上げようとする。
地方に決定権をと言いながら、国が決めなければ地方は動けないという。

矛盾だらけですな、橋下はん。つまりはわがままなだけでっしゃろ。
ええしのぼんぼんですな。

April 01, 2010

新大関誕生

把瑠都が大関に昇進してまずはご同慶の至り。相撲協会が、白鵬と同じく簡単には負けないような取り組み相手を選んでいたとは言え、これだけ勝てれば立派なものだ。

今後相撲協会に望みたいのは、酷使して怪我をさせないよう大事に使って欲しいと言うことだ。このところ、勢いよく幕内上位や三役まで昇進したが、その後怪我で鳴かず飛ばずになってしまう力士が多すぎる。これは、鍛錬方法や興行が最近の大型化した力士に適合していないためだ。

増えた体重に見合う関節周りの強化など、これまでとは違うやり方が必要だ。ただ稽古量だけを増やして、関節を消耗させてしまうような愚を犯してはならない。スポーツ医学からの助言を求め、力士が消耗しなくて済むトレーニングや興行スケジュールに代えてゆくべきだ。

稽古の量だけにこだわる、旧弊な親方衆や横綱審議委員には退場してもらおう。

野村前監督のイヤミ症候群

楽天の野村前監督のイヤミ症候群がブチブチと進行中だ。

名誉監督就任で機嫌を直したのかと思ったら、俺がやればこんな事はないとばかりに、「今年は最下位だ」との仰せ。いつものひけらかしだが、それほどは続かないだろう。5月になればオリックスが指定席に戻るから。

選手の年俸が上がるのを好まないオリックス経営陣が、選手のやる気を失わせ、球団成績が下がるあの手この手をすぐにうってくるだろう。

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