大相撲の取り組みが変わった
今場所(2010年大阪場所)から相撲の取り組みが大きく変わっている。先場所まで序盤からあった上位同士の対戦が無いのだ。
かつては、上位同士の取り組みは終盤(10日目以後)にしかなかったのだが、いつのころからか序盤戦の客の入りを増やすため序盤にも行われるようになった。この為上位力士に序盤から土が付くことが多かったのだが、これが上位力士が初日から調子を上げておくことを強い、疲労蓄積による故障の原因ともなっていた。以前は、上位力士は下位力士との取り組みで調整し、終盤の上位戦に向けて徐々に調子を上げていったのだが、近年はそれができなくなっていたのだ。また、横綱審議会に名を連ねる知ったかぶりの素人が、場所から調子を上げておかないと避難するのも悪かった。
今場所のように序盤に上位同士の取り組みがないのは、相撲協会の財産である上位力士を怪我から守る上で良いことだ。もっとも、相撲協会がこのように変更したのは単純に、一人になった横綱と、人数が減った大関に序盤から土が付かないようにと考えてのことだろうが。
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