潔さが感じられないトヨタ
今回の不具合騒動を見ていると、豊田社長には潔さが全く感じられない。かつてはこんな会社ではなかったと思うのだが、トヨタの経営がもてはやされる中で慢心し責任を取らない社風がはびこってしまったのだろうか。
創業家社長を守ろうとする取り巻きの意向なのか、本人の性格なのか、問題が表面化した後も社長がなかなか姿を現さず、嫌な役目は部下に押しつけて逃げているという印象を与えた。その上、姿を現しても言い訳ばかり並べ立てて、会社に対する信頼性や好感度を引き下げるようなことばかりしている。
社長の潔さが感じられない行動は、今後のトヨタに少なからぬ悪影響を与えそうだ。世界的に失墜したトヨタ製品への信頼度を回復するには、10年いや20年かかるかもしれない。状況によっては、豊田社長の退陣に追い込まれる事もあり得るだろう。
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