わきまえとけじめを失った日本人
オリンピックに出場するスノーボード選手の服装や態度が議論になっている。批判と擁護の両方があるようだが、この背景は日本人が場所と状況をわきまえた服装や態度を取らなければいけないという、わきまえとけじめを失ったことにあると思う。
本人は服装にこだわりがあるそうだが、場所と状況に合った服装ができるかどうかと言うことは、本人の人間性の評価に直結してしまう。場所と状況を無視してまで主張するのは、やはり周囲に対する気配りをしない自己中心で社会性が欠如していると見なさざるを得ないからだ。
日本では公式の場所に出る機会が少ないため、周囲の大人や教育者も、そのような場でどのように振る舞えばよいのかについての知識がない。それが原因であるのは分かるが、やはり日本の社会全体として何とかしなければならない問題だろう。現状はあまりにもわきまえとけじめがなさ過ぎる。
それはともかく、「こだわり」という言葉はいつから良い意味で使われるようになったのだろう。本来は悪い意味で使われることが多いと思っていたのだが。
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