政党中心の政治で何が変わったか?
一時期マスコミがこぞって賛美した政党中心の政治だが、結局のところ何が変わったのだろうか?
昔は大物と言われる政治家が個人で集めていた資金を、政党助成金や政党への献金を優遇することで党に集中させ、党幹部の権力を強めただけではないだろうか。その結果、自身の資金力がなく党大物の指図に唯々諾々と従うだけのチルドレンが増加した。
そして、集金力のある個人政治家から、党資金を自由に使える党幹部に変わっただけのボス政治が続いている。いや各人の集金力が弱まった分、ボスの支配力は昔より強くなっているように見える。政党中心の政治によって、以前より少数の党幹部によるボス政治が強まったような気がするのだ。
その中で、小沢氏のように利権を売って個人資金を集め、さらに党資金を一手に握るボスの存在は、民主主義政治にとっては重大で危険な障害だ。今や小沢氏はボス政治家というよりは政治マフィアと言うべきだ。
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