KYトレーニング;何重の違反でしょう
三宮で見掛けた違反車両。奥には駐車禁止の標識も。
さて、この車は何重の道交法違反をしているでしょうか?
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罰点は幾つになるのかな? |
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三宮で見掛けた違反車両。奥には駐車禁止の標識も。
さて、この車は何重の道交法違反をしているでしょうか?
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罰点は幾つになるのかな? |
恐らく小沢氏は起訴されることになるだろう。
たとえ検察が起訴しなくても、検察審議会の2回の決議で強制起訴になる可能性がある。たとえ裁判の結果が無罪となるにしても、政治資金の詳細は裁判で明らかにされるべきだから。
それを防ぐ為民主党が法改正に走るかもしれないが、その場合は民主党が政権を失うことになるだろう。
「違法行為と知ってわざとやったのではないから問題は無い」
注;小沢氏の内心でのつぶやき
読売新聞の記事によれば、月や太陽から受ける潮汐力が地震の引き金になると言いう研究が発表されたそうだ。
昔から潮汐力と地震の関係については多数の説が唱えられてきた。また、大地震は満月や新月の前後に多いと言う俗説もある。しかし、満月や新月以外の次期に起きる大地震も多いので、月齢とは無関係とする専門家もいる。
今回の研究結果は、スマトラ大地震の前には潮汐力が最大になる時間帯に小さな地震が多発していたと言うものだ。このことから、この研究者は潮汐力は地震の主原因ではないが、地震を起こす「最後の一押し」になると結論づけているそうだ。
このことから類推すると、地殻を引っ張る力が最大になる時間、つまり、月が地平線の近くにあるときに地震が起きやすいと言うことになる。これは、満月や新月のころは夜明けや夕暮れに、半月のころは昼時や真夜中という事になる。
ちなみに、関東大震災は半月のころで、発生したのは昼前。そして阪神淡路大震災は満月すぎで、午前6時少し前に発生した。阪神淡路大震災では、前夜に真っ赤な満月が昇り、不吉な感じがしたと言う人がかなりいた。
他の地震も月齢と発生時刻を調べてみると、相関があるかもしれない。時間がとれたら調べてみたい。
追記(2010/02/03);先日のハイチ大地震の発生時刻は、現地時間の午後5時頃。月齢は13夜頃と思うので、月の出から1~2時間後程だろう。これもやはり月が地平線に近い時間に発生している。たった3例では、月との関係の論拠にもならないが。
それはともかく、少しさがしてみたが過去の地震に関する資料で、発生時間が分かる資料は見つからなかった。専門家用の資料はあるのだろうが、素人が簡単に入手できる物は無いのだろうか。
追記(2010/02/27);今日チリで発生した大地震の発生時刻は、現地時間午前3時34分ごろで月齢は13日。月の出は午前4時半頃だろうから、やはり月が地平線に近い時間帯に発生している。
追記(2010/02/28);スマトラ近海での大地震の日時を見つけたので、同様に推定してみた。果たしてこれが近いか遠いか、どう判断すればよいのだろうか。私は近いように思うのだが。
発生日時(現時時間) 月齢 出/入時刻(推定)
2004/12/26 07:58 14 05時頃
2005/03/28 11:10 18 09時頃
2007/09/12 06:10 01 07時頃
2009/09/30 05:16 27 05時頃
追記(2010/03/19);その後データーを集めているが、発生時刻と月齢を揃えて集めるのは思ったより手間がかかる。初発の地震か余震などを、どう区別して取り扱うかも考える必要がある。まだ時間がかかりそうだ。
過去にも低床バスの設計の無様さについて意見を書いたことがあるが、今回はエンジンの置き方について考えた。
現在のバスは、特殊な小型の物を除くと全てリアエンジンだ。これはバスのほぼ全長を客室に利用できるという事によるのだろうが、最後部にエンジンを置き、その前の床下に駆動系と燃料タンクを置くため後部の床はどうしても高くせざるを得ない。この為低床バスは前半と後半の床に大きな段差ができてしまう。そして、前輪のホイールアーチが大きく張り出すため、前半部の3~4分の1がふさがれてしまう。
どうせこの部分が利用できないのであれば、前輪を運転席より前に追い出せばよいだろうにと思う。乗用車に多い1.5ボックス車のように前部に小さなボンネットを作り、ここにエンジンを横置きして前輪駆動にする。そうすれば、前輪の大部分を客室から追い出せる。市街地のみを走るバスであれば、燃料タンクも小型でよいから運転席の下にでも置けばよい。
一方後輪は低床トラックをまねて小径の多軸多輪装にする。タイヤも超扁平型にすればよい。駆動系がないので、後部の床も前部並みに低くできるだろう。座席部分が多少高くなるかもしれないが、今の低床バスよりはるかに広く客室を利用できるだろう。
さらに、こうすれば全体の床が低くなった分だけ天井を低くできるので、車両の軽量化にもなる。
そういえば「バカヤロー解散」というのもありましたっけ。
政権を取ってのぼせ上がっている閣僚が多いようですが、皆さんその轍を踏まぬようご注意ください。国民の代表たる政治家としての、品性が問われるという事もありますし、国民に恥ずかしい思いをさせないようにお願いします。
かつて小沢氏は、「社会党は我々とを頼って連立に加わるしかない。だから社会党の要求は無視しておけばよい。」と言う侮辱的発言をして自民・社会連立政権成立の立役者になった。今回もそれの再現になりそうだ。
恐らく、「反自民の世論は変わらないから、次の選挙でも有権者は民主党に投票するしかない。だから批判は無視しておけばよい。」と考えているのだろう。それに対して、有権者がどんな反応を見せるのか?これは全く予測が付かない。
最近は、KYを嫌い勝ち馬に乗りたがる有権者が多いので、次の選挙ではマスメディアの姿勢が大きく影響するだろう。さて、マスメディアの選択はいかに?
橋下氏が、今度は神戸市長と市民が悪いと言い出した。関空の利用が伸びないのは神戸空港のせいだと言いたいらしい。
思い通りに行かないことがあると、すぐに他人が悪いと言い始める橋下氏。見かけは大人だが、知性(知識ではない)は幼児並ですねぇ。典型的なアダルトチルドレンだ(笑)。
昨年から不手際が続くトヨタ自動車。
ベンツの物真似にすぎないレクサスで舞い上がっていた付けでは?
それにしても、私にはレクサスの各車種が韓国車に見えるのだが・・・・。
相変わらず朝日新聞社は民主党に対する批判を控えている。朝日新聞社は反自民だから、反自民勢力を支援すると言うことかもしれないが、このまま行くと過去の大失態(対米開戦を支持した)の再現になりかねない。
民主党が一党独裁を指向する体質を持つことに注目し、その点を追求すべきだ。選挙で大勝したからその党の全てを支持すると言うのでは、かつて大政翼賛会支持と同じ事の繰り返しだ。
是は是、非は非として毅然とした態度を示せないようでは、大朝日の先輩達の顔に泥を塗ることになる。そろそろ目を覚まして、目の前の現実を直視すべきだ。
普天間基地移転問題が行き詰まってしまったことについて、民主党幹部から「米軍基地問題は国家の問題だから地方の意見など考慮する必要がない」と言う発言が出始めている。最近は何かにつけファシスト的な言動が目に付く民主党だが、これは自民党ですら公然とは言わなかった程の暴論だ。
野党時代、民主党は地方分権、地方への権限委譲を主張してきたが、政権を取るととたんに中央集権主義に鞍替えしたらしい。選挙受けだけを考えて、実際に政見を取った後それをどう実行するのかについては、全く考えていなかったとしか思えない。
自分たち、そして日本を取り巻く状況が全く見えない(JMな)民主党にはあきれるばかりだが、こんな民主党を誰がどうやって立て直すのか?他の幹部でもできるものは居そうもない。まして小沢氏ではとうてい無理だ。
小泉氏が「ぶっ壊した」のは自民党だけではなく、日本の政治そのものだったようだ。
高齢の義理の母の耳が遠くなり、少し離れるとテレビの音が聞き取りにくいというので、本体から離して手元に置ける小型スピーカーをさがしていたのだが、良いものを見つけた。
それは、オーディオテクニカ社(団塊の世代にはレコード再生用のピックアップカートリッジでお馴染み)のワイヤレス・ステレオスピーカーだ。本体とスピーカーの間をコードでつなぐと、足を引っかけて転倒することもあり得るので、ワイヤレスのものをさがしていたからぴったりだ。音量もスピーカー上面のつまみで調整できる。同社の製品には赤外線式のものもあるが、多少陰になっても使える電波式の方が使いやすいだろう。
どちらも通常店頭には並べられていないが、取り寄せを依頼すれば良い。家電量販店の通販でも購入できる。
メーカーのWebサイト;オーディオテクニカ社
製品型番等;
[SOUND ASSIST] ワイヤレスステレオスピーカーシステム AT-SP770TV AD-S720JE
赤外線コードレスステレオスピーカーシステム AT-SP550TV
追記(2010/02/22);
行きつけの電器店(上新電器三宮店)で取り寄せてもらってAT-SP770TVを購入した。義母に使ってもらったところ、音量調節用のつまみが小さくて若干回しにくいようだが、気に入って機嫌良く使ってくれている。
![]() | 散歩の途中で見つけた勇ましいダイハツ・ミゼットⅡ。前照灯を6個も増設してラリー仕様!(まさか)。 |
ナショナルジオグラフィック日本版の記事(南極、幻の山脈:翼下にレーダー[2010/01/25])を見ていると、写真の背景にC-130とともにダグラスDC-3らしき機体が写っているのを見つけた。
DC-3は、第二次世界大戦前から戦後にかけて製造された機体で、軍用輸送機として大量に使用された。また戦時中、日本でもコピー機が製造された。戦後は日本の民間航空会社でもローカル線用の旅客機としても用いられていた事がある。
写真では、エンジンが別のものに交換されているようにも見えるが、尾輪式の機体はどう見てもDC-3にしか見えない。だとすると、この機体は一体何年使用されて飛び続けているのだろう。それも環境が厳しい南極観測でだ。使い勝手の良さと信頼性の高さで名機と呼ばれたDC-3だが、その頑健さには驚く他はない。
補足;DC-3同様、頑丈さが売り物で長く飛び続けた機体の一つに、フォード・トライモーターがある。第一次と第二次の大戦の間の期間にフォード社が製造したものだが、昭和40年代中頃にアマゾン地域の貨物輸送用に使われて飛行している写真を見た記憶がある。
追記(2010/01/28);
この写真の機体は、エンジンをターボプロップ式に積み替えた、BT-67と呼ばれる改造機のようだ。
鳩山内閣の迷走ぶりと、解決が困難な問題を次々に先送りしている様子を見ていると、「どうせ民主党政権は長続きしないから、面倒な問題は先送りして次期の自民党政権に押しつけよう」と考えているのではと思いたくなる。
国家財政再建問題もそうだが、普天間基地問題はその典型で、自分から袋小路に入り込んで、出口をふさいでいるようなものだ。「ゼロベース」とは辺野古への移転も排除しないと言う意味で逃げ道を残したつもりだろうが、沖縄の人には県外への移転に限るという印象を持たせようともしている。たぶん解決できないことを隠すため、賢く振る舞っているつもりだろうが、いずれ有権者の目は厳しくなるだろう。詐欺同様、二枚舌はいつまでも続けていられるものではない。
と言うわけであれこれ考え合わせると、民主党政権は将来展望を全く持っていないか、あるいはどうせ民主党政権は長続きしないから、面倒な問題の解決は次の自民党次期政権に押しつければよいと思っているかのどちらかとしか感じられない。
どちらにしても、今の民主党幹部には政権政党としての自覚も責任感も感じられない。利権誘導による金権政治といい、ボスによる密室政治といい、今の民主党はかつての自民党の悪いところばかりを引き継いでいる。
名護市長選挙で、民主党も推薦に加わった受け入れ反対派の候補が当選したため、普天間基地を名護市の辺野古沖に移転することはほぼ不可能になった。まさか自党が支援した市長と対立するわけには行くまい。
しかし、五月末までに移転先の結論を出すと言うならば、実際問題として選択肢は辺野古沖しかない。米軍が辺野古沖にこだわるのは、沖縄本島北部に米軍が自由に使える訓練場があるからだ。従って、以前にも書いたように、沖縄以外に海兵隊基地を移転するならば、至近に訓練場の新設も必要になる。訓練場の新設を含めての移転となれば、これは1年や2年で結論が出せるはずもない。従って、五月中に結論を出すというのは、当然辺野古沖への移転でとりまとめる事を念頭に置いてでなければあり得ないはずだ。しかし、受け入れ反対派を支援し当選したことでそれが不可能になったというわけだ。
はてさて、民主党は普天間基地移転問題をどのように収束させる筋書きを持って移転反対派を支援したのか。有望な筋書きがあってのことのようには見えない。もちろん、民主党が頼りにする小沢資金をもってしても解決できるような問題ではない。その結果、米国の鳩山内閣に対する不快感はさらに高まるだろう。
今後、普天間基地移転問題で米国の不興をかった穴埋めに、反イスラム教軍事作戦への自衛隊の戦闘参加を推し進める事にならないことを願う。米国は日米同盟の修復のためと称して、当然それを要求するだろうから。
追記(2010/01/25);
1.早速自衛隊派遣で米国の機嫌を取ろうとする動きが出てきた。防衛大臣がハイチへ治安維持部隊を派遣する準備を命じたというのだ。治安維持出動すれば現地の住民に銃を向け、発砲することも十分にあり得る。その結果生じる事態を十分に考えているとは思えない。民主党の短絡思考にはあきれるばかりだ。
2.普天間基地の移転先をゼロから検討する場合の移転先には、現状案の辺野古沖も当然含まれると言う発言が民主党幹部から出ている。これは予想通りのことではあるが、反対派を支援しておいて、やはり辺野古沖に移転しますというのは重大な背信行為だ。そんなことをすれば、民主党の信用は地にまみれるだろう。反対派を支援すると言うことは、当然辺野古沖には移転しませんという意味合いが含まれるからだ。
3.民主党がこのような事態を招いたことで、普天間基地問題の解決は20年以上遅れる事にもなりかねない。そもそも民主党は、解決する道筋をどのように想定していたのだろうか?いつまでに解決するというのは、それがあって初めて言えることなのだが、それなしに言っているのだとすると無責任の極みだとしか言い様がない。
場所前には調子が上がっていないと、横審から不評をかった朝青龍が優勝した。最近の朝青龍は場所前の評価が悪いときの方が好成績を残すようだ。これも横審から毛嫌いされる理由の一つだが、それは朝青龍の年齢から来るものだろう。
長い間横綱を張ってきた朝青龍はもう若いとは言えない。だから場所前に作りすぎると後半で息切れするのだ。まだ若い白鵬とはこの点を同一には扱えない。
最近は興行成績を上げようと初日から上位同士の対戦が組まれたりするが、30年ほど前までは前半に上位同士の取り組みが組まれることはなかった。上位同士の取り組みは10日目をすぎてからと決まっていた。この為、上位力士は前半の下位との取り組みで少しずつ調子を上げ、終盤の対上位戦に備えるのが当たり前だった。ところが、前半から対上位戦が組まれる現在ではそうも言っていられない。これが上位のベテラン力士の負担を大きくしていることは間違いないだろう。
横審も昔と違い老年の素人集団だ。ベテラン力士が一場所を通じて好成績を上げるためには、場所前からどう調子を上げていけばよいのかを考えることができないのは仕方がないのだろう。因習にしがみつくしかできない年配の親方衆とともに、これも大相撲の退化の原因の一つかもしれないが。
自民党政権時代は憲法改正論議が盛んに行われたが、民主党政権になるとそれは影を潜めた。その代わり民主党による憲法無視が目につくようになった。
民主党が政権公約に掲げた官僚に対する政治優位というのは、どうやら行政に対する政権政党(=立法)優位という事であるようだし、最近は司法に対する政権政党優位の主張と思われる行動も目立ち始めた。これらはどちらも憲法で規定された「三権の分立(=独立)」に違反する行為だ。
憲法に従って政治を行うべき政権政党が憲法を無視するようでは話にならない。どうやら日本の政治は、確実に退化の道を歩んでいるようだ。
最近のニュースによると62GBのフラッシュメモリーが発売されるそうだ。外形はSDメモリーと同じで、SDメモリーの上位規格となるようだ。解説では将来は1TBも可能だと言うことで、半導体メモリーの大容量化と低価格化は止まるところがない。
SFでは昔から超小型のデーターチップやメモリーキューブと言った固体メモリーが小道具として登場する。結晶体を利用したホログラフメモリーなどもあるが、現実世界では光の波長に制約されない電気(子)式メモリーの方が開発が容易だったようだ。とうとう光ディスクを上回る容量になり、書き換え可能な光ディスクの存在意義が薄れる可能性が出てきた。
もっとも、より小さな容積でより大量の情報が持ち運びできるのはそれなりに便利なのだが、私のように散らかし癖のある人間はすぐ紛失してしまいそうだ。その点ではある程度の大きさがある光ディスクの方が見つけやすい利点はある。
電気式メモリーもいずれ量子の壁に突き当たると予想されているが、そこではどんな新技術が生み出されるのだろうか。
追記(2010/01/24);
基板材料の制約から、光ディスクの利用波長をさらに短くする余地はあまりない。青色よりも波長が短い紫外線領域に入ると、透明な材料が限られるからだ。さらに波長の短い遠紫外線になると、空気ですら透明ではなくなる。もっと波長が短い、γ線やX線になれば再び透明になるが、放射線障害の恐れがあるため使い方が難しい。光ディスクの大容量化は、当面多層化に頼るしかないだろう。
結局のところ、日本の政治は何も変わっていない。利権を売って資金を集め、それで小物政治家達を支配するやり方は、自民党1.5党体制時代と全く同じだ。
つまるところ、自民党内の権力争いに負けた者たちが新党を作った。言い換えれば自由民主党の一部が分裂して民主党を作った。まさに名が体を表すというとおりで、民主党は自民党の一部を、もしかしたら金権主義という一番悪い部分を引き継いでいるのかもしれない。
民主党議員が躍起になって検察に圧力を掛けようとしているのは、小沢氏が有罪であると感じているからだろう。このまま捜査が進み、小沢氏の有罪が確実になれば、小沢氏によって利益を得てきた自分たちにも疑惑の目が向けられる。そんな恐怖が彼らを駆り立てているのだろう。
自民党政治のもっとも汚い部分を継承してきた小沢氏を迎え入れ、彼に頼ることから当然予測できた事態だ。これは今の政治家達の矜恃のなさと金に対する汚さ、そして先の見えなさを象徴する事態だ。
野党時代は熱心に利用して「もっと出せ!公開しろ!」。
与党になったら「出すのはけしからん!」。
身勝手ですね。
敗戦後、昭和30年代前半まで東京にはトロリーバスが走っていた。トロリーバスは今でもヨーロッパの街では走っているようだが、架線から電力の供給を受けて走る電気自動車の一種だ。線路のない路面電車と言った方が良いかもしれない。
東京では次第に増加する道路交通の邪魔になるという事で、路面電車やトロリーバスは廃止して地下鉄にするという方針になりどちらも廃止されてしまった。これには米国崇拝意識も関与したと思われる。当時は米国のように個人の自動車に頼る方が合理的で、公共の路面交通機関は進歩的でないという意見があったからだ。
しかし現在の目で見ると、電力のみで走るトロリーバスはCO2排出の点でも大気汚染の点でも優れた交通機関だった。走行速度が遅く架線を離れてはほとんど走行できなかった当時と違い、今の技術を用いれば給電無しで走れる距離を伸ばすことも、走行速度を上げることもできるだろう。架線の設置という問題はあるものの、もう一度見直しても良いのではないかと思う。
さらに、トロリーバスには大きなジーゼルエンジンを積む必要がなく、いわゆる電気自動車のように大容量の電池を積む必要もない。この為足が不自由な人たちの乗り降りが楽な、低床バスの設計も楽だろう。今の低床バスはいかにも不細工で、前後の段差や大きなホイールハウスがあるために車内のスペースの無駄が多すぎる。
橋下氏が、景気対策を求められたのに対し、「景気対策は国の役目だから」と応じたそうだ。関空振興や府庁舎移転には執着するが、景気対策や大阪経済の浮揚には関心がないようだ。
しかし景気対策には、国と地方自治体の両方がそれぞれの立場と視点で取り組まなければならないことは言うまでもない。国にしかできないことを国に期待するのは当然だが、地方自治体には国にできないきめの細かい対策ができる。国の役目だから大阪府としては取り組まないというのは全くの心得違いだ。
日頃から地味な仕事を嫌う橋下氏だが、反省を求めたい。
一時期マスコミがこぞって賛美した政党中心の政治だが、結局のところ何が変わったのだろうか?
昔は大物と言われる政治家が個人で集めていた資金を、政党助成金や政党への献金を優遇することで党に集中させ、党幹部の権力を強めただけではないだろうか。その結果、自身の資金力がなく党大物の指図に唯々諾々と従うだけのチルドレンが増加した。
そして、集金力のある個人政治家から、党資金を自由に使える党幹部に変わっただけのボス政治が続いている。いや各人の集金力が弱まった分、ボスの支配力は昔より強くなっているように見える。政党中心の政治によって、以前より少数の党幹部によるボス政治が強まったような気がするのだ。
その中で、小沢氏のように利権を売って個人資金を集め、さらに党資金を一手に握るボスの存在は、民主主義政治にとっては重大で危険な障害だ。今や小沢氏はボス政治家というよりは政治マフィアと言うべきだ。
どうも民主党がすることは高圧的でお上意識が強いように感じる。
児童手当にしても、税控除型にすれば地方自治体が新たな手間と費用を負担することもないのに、わざわざ給付金とするのは「民主党が下々に下し与える金じゃ、ありがたく受け取れ。」と言う時代がかった意識があるような気がする。手間暇かけて受け取らせれば、それだけ意識に残りありがたく思うだろうと言うわけだ。(これは昨年の給付金でも同じではあるが・・・・。自民党も民主党も体質は同じと言うことだ。)
これに対して控除の新設では、毎年提出する紙切れ一枚の扶養申告書に一項目書き加えるだけですむので、受け取る側の有り難みが減ると考えているのだろう。民主党のそんな体質のせいで給付金原資の幾ばくかは事務経費として失われる。
控除にすれば掛けずに済む費用を、党利党略のためにわざわざ掛けさせる。なんと無駄なことか。それこそ仕分けに掛けるべきだ。
また、首長が民主党支持を表明しない地方自治体からの陳情は受け付けない、あるいは政治献金をしない企業や団体からの陳情や誓願も受け付けないと表明するなど、民主党は、官僚以上にお上意識が強く、自民党以上に金権意識が強い。
このままでは日本の民主主義は一体どうなるのか?
ドバイの600m級超高層ビルの映像を見る度に、デューラー(だったと思う)の絵画「バベルの塔」を思い出す。互い違いに積み重なったような外観が、螺旋状に天を目指すこの絵の塔を連想させるのだ。
昨年のドバイショックは、天を目指したバベルの塔同様、人間の傲慢に対する神罰だったのか、それとも神罰はこれから下るのか。キリスト教同様、旧約聖書を信奉するイスラム教圏だけに興味をそそる。
民主党議員達が口を閉ざし始めている。小沢チルドレンには小沢氏周辺から箝口令が出ている可能性もあるが、ベテラン議員も含めての一斉沈黙は不自然だ。
結局のところ誰も小沢氏の潔白を信じていないのだろう。うかつに彼を弁護すれば自分も致命傷を負いかねないと言う不安が、彼らの口を重くしているのだ。彼の潔白を信じるならば、強力に弁護するはずだ。
選挙前、小沢氏は政見を取れば捜査をやめさせると豪語していた。指揮権発動だけでなく、検察幹部の首を飛ばすようなことさえ言って脅そうとしていた。しかし現実には、指揮権発動は政見の致命傷になりかねない。従って、今の小沢氏には国会議員の特権を利用して事情聴取から逃げ回るしかない。しかし、それは小沢氏に対する疑惑を深めることになるだけだろう。
小沢氏自身も、「故意に違法行為を行ったわけではないので問題は無い」という発言で、違法行為があったことを事実上認めてしまっている。したがって、引き延ばせば引き延ばすほど彼にとって事態は悪化するはずだ。そして彼を切れない鳩山氏にとってもそれは同様だ。
民主党は、小沢氏の金を取るか有権者の支持を取るかの二者択一に追い込まれている。民主党が小沢資金に依存してきた、また今後も利権政治で得た小沢資金に依存しなければならないだけに深刻な問題だ。
小沢氏のような金権政治家が第一党を仕切るようでは日本の民主主義が危ない。黒白は裁判で決着させればよいことだから、検察は断固として捜査を進めるべきだ。
議会の多数政党の力でごり押ししなければ自分を守れない小沢氏と、小沢氏の金がなければやってゆけない民主党。小沢氏と民主党の両者は互いに依存しあっている。そのため両者は協力して、検察も官僚を悪役に仕立て上げて切り抜けようとしている。しかし、メディアも国民もそれに乗せられてはいけない。
利権を売って金を集め、それで政界を支配する者がいるようでは、日本の政治の公正さは保てないからだ。検察がんばれ!
このところ立て続けに露見している、TBS番組での不当取材問題。TBSは番組制作委託先のやったことで、知らなかったと釈明している。しかし、少なくとも番組のディレクターには知ることができたはずで、むしろ暗にこのような取材を行うよう仕向けていたと考える方が自然だ。
委託元が私は知らないことにするからと言って、委託先(あるいは下請け)に不法行為をさせるのは日本では当たり前のように行われているからだ。別会社だから知らなかったと言って言い抜けるつもりだったのだろう。社内ですら、上司が知らなかったことにして部下に不法行為をさせるのは珍しいことではない。
このような問題が発生する根本原因は、TBSの体質にあると思われる。
「小沢氏への捜査は、国民に対する官僚の挑戦だ!」と言う声が、そろそろ民主党から出てきそうだ。理屈は、「国民は政治資金問題があるのを知りながら小沢氏を支持した。その小沢氏を捜査対象として貶めようとするのは、官僚である検察が官僚の利益を守るために行っているので、これは国民日する挑戦で許せない。」という事だろう。
官僚と言っても、立法、行政、司法に関わる者はそれぞれ独立した権限を持っており、特に検察は法治主義を守るのが使命という意識が強い。ドラマでは与党幹部が警察や検察に圧力を加え捜査をねじ曲げる場面がよくあるが、実際には帰って反発を招くことも多いようだ。検察はこれまでにもいくつもの政治家の汚職を暴いてきた。造船疑獄、リクルート事件、ロッキード事件などだ。そのどれにおいても政治の中枢にある人物が捜査の対象になった。
そして今回は、ロッキード事件の主役であった田中角栄氏の衣鉢を継ぐと自認する小沢氏だ。越山会と陸山会の酷似した名の通り、小沢氏の政治手法も田中氏のものを踏襲し、利権を金で売り、得た金で小物政治家達を支配する。それが彼らのやり方だ。今も小沢氏の周辺から離れられない小物政治家が多いのは、小沢氏から離れて彼から資金がもらえなくなると、政治家活動(政治活動ではない)に支障を来すからだ。「小沢チルドレン」は、子供が親の金に依存するように小沢氏の金に依存する、という意味において「チルドレン」なのだ。
日本の政治は今でも金次第だ。所詮は金を持つものが権力を持つ。これは民主党でも同じだ。脱官僚も、金で言うことを聞かない官僚を排除して、金を持つ大物政治家(つまり大口献金をする者)に都合の良い政治状態を作ろうという願望の裏面だ。
自民党も民主党も所詮は一つ穴の狢、つまり金権党でしかない。今の日本の議会は金権2党が支配している。自民党と同じく民主党も絶対多数を与えてはいけない。与党をコントロールできる第三勢力が必要だ。しかし、ここで国民が注意しなければならないことがある。過去において、このような状態から全体主義政党は台頭した例が幾つもあることだ。第三の選択にあたっては、その勢力の実体をよく見極めねばならない。
鳩山氏が、汚い金の問題を承知で有権者が支持したのだから小沢氏が自認する必要はないとの趣旨の発言をしている。小沢氏が辞任すれば、同じく政治資金問題を抱える自分にも波及するからだろう。しかしこの論法は阿久根の無法市長と同じだ。
有権者の支持を得たのだから法を超越した権利を持つというのは、法治国家の原則を崩壊させるものだ。こんな考えが広がることを許してはいけない。そうしなければ独裁者の出現を許し、日本は全体主義国家、つまりナチズムの国になるだろう。
この件に関して、自由と人権の擁護を旗印にしてきた朝日新聞が批判を控えているように見えるのは理解しがたい。自民党を批判して受けを狙うするだけの新聞に成り下がらず、長年よりどころとしてきた理念に立ちかえり、法治主義の擁護と、独裁や全体主義への反対に立ち上がって欲しい。
反自民だから、あるいは選挙で高い支持を得たからと、法律無視や独裁から目をそむけているようでは、朝日新聞の先人達の顔に泥を塗ることになる。
ハイチの大震災に対する政府の対応は鈍感すぎる。現地では何よりも救助にあたる人手と資材を求めているのに、官房長官は資金援助を検討すると言うだけだ。
事態が落ち着いてから10億単位の資金援助をするよりも、今すぐに人手や食料、医薬品などの資材を送り込む方が被災者にとってありがたいと言うのに。政府の鈍感さにはあきれ果てる。
数機の大型輸送機と、十数台の小型建機(日本のお得意だ)、そして自衛隊の医療部隊とその資材、さらに資材や患者の輸送にあたるヘリコプターを常備しておくべきだ。何千人もの戦闘員を米国のキリスト教徒が異教徒を制圧しようとする戦争に従事させるよりよほど良い。
そもそも日本はキリスト教国ではない。何で同じ神を崇拝する一神教同士の宗教戦争に首を突っ込まなくてはいけないのか?
追記(2010/01/15);
最近の災害発生の様子だと、救援隊の派遣は年に数回はあるだろう。人員もその都度かき集めるより、常備しておく方が良い。日航救済をかねて、747を2~3機買い上げて救援隊の兵員輸送用にすれば、一度に千人近くを送り込める。F22一機の代金で、年間維持費はまかなえるだろうに。
電器点でキーボード(音楽用鍵盤)を見た後、隣に並んでいたニンテンドーDSを見ていると、これはビジネスツールとして便利に使えそうな気がしてきた。
もちろんビジネスに使うにはそれなりのソフトウエアが必要になるが、現在のハードウエアが備えている機能で十分使用できるように思う。メールとブラウジング用のソフトウエアを開発するのはそう難しくないだろうし、後はプレゼンテーション用に携帯型の小型プロジェクターへの出力端子があればいい。キーボードはないが、スタイラスが使えるのでメールの手書き入力に苦労はしないはずだ。(昔のビジネスツールによくあったジェスチャー入力は使いにくかった。)これだけ備えれば、スマートフォンよりもビジネス用にはずっと使いやすい。
ビジネス以外の用途には、予定表兼日記に使えるソフトがあると(もちろんパソコンと連携できる方が良いが)私もひとつ欲しくなりそうだ。
追記(2010/02/26);
DSをビジネスツールとして使うときにぴったりの、手のひらサイズの超小型プロジェクターが3Mから売り出されている。プレゼン資料などのデータはマイクロSDメモリに格納して、PC無しでも表示投影できる。これがあればかさばるPCを持ち歩かなくても済む。後は手元用資料をアプリケーションカードスロットからDSに読み込めれば言うことはないだろう。
製品名;3M PocketProjector MPro150
訂正(2010/03/04);
DSにはSDメモリ用のスロットがあるので、訂正します。これがあれば、メモリカードでPCとのデーター受け渡しが可能だ。
手書き入力なら立ったままでも楽に入力できる。アプリさえできれば、スマートホンやネットブックよりずっと使いやすいと思う。暇つぶしには脳トレもできるし。任天堂さんいかがですか、作りませんか?
これは最近の小沢氏の発言だ。政治資金の取り扱い問題に関して、故意に違法行為を行ったのではないから問題は無いのだそうだ。
つまり、違法と知らずに行った行為は犯罪にはあたらないという考えを示したものだ。しかし、これは法に対する無知を暴露したもので、実際には違法と知らずに行った行為も犯罪として裁かれる。またもし小沢氏の言い分が通るなら、過失による違法行為は全て免責されることになる。従ってこのような発言は立法府に関わるものとしては不適切だ。
恐らく、小沢氏は権力ゲームだけに関心があり、政策や法律のなんたるかについては、政治家が持つべき知識が不十分なのだろう。やはり小沢氏は政界トップに置いておける器ではない。
このような者を代表的政治家として扱うことは日本の恥だ。
昔々、山村新治郎氏が「身代わり新治郎」として名をはせた事があったが、今は「居直り一郎」が名をはせているようだ。
「身代わり新治郎」氏は超法規的措置で人質の身代わりとなったが、「居直り一郎」氏は民主党の圧倒的な得票で超法規的存在になったようだ。少なくとも本人はそう思っているのだろう。
民主党が自党議員の準閣僚ポストの大幅増加を図っているようだ。
なんと100名近くを政務官などの準閣僚として任命するという。その分の手当はどこから出すのか?まさか民主党が支出するわけも無し、その分税金が国会議員の役職手当として支払われるのだろう。
政党主導を口実に、特大お手盛りで自党議員の収入増を図るとは、民主党もさもしい限りだ。
最近はほとんどTVを見なくなった。
民放地上波は、無責任な内容のワイドショーとミステリドラマの再放送、それに安く購入した韓国/台湾製のドラマばかりで埋め尽くされている。これでは全く見る気がしない。
一方のNHKも最近は再放送とチャンネル間の使い回し、さらに最近は自局番組の宣伝ばかりが増えてきている。私はこんなものを見せられるために受信料を払っているのではない。こんな状態を続けるのであれば、受信料の一部支払い拒否をしたくなるだろう。
NHK会長は良い番組を作っているのだから、宣伝して知ってもらうのは当然と言っているそうだが、受信料を取って自己宣伝というのは非見識も甚だしい。
もうかなり昔のことになるが、仕事の合間に後輩と間近に迫った選挙の話をしていたときのことだ。
どう投票するかの話題になったとき、彼は政見とは関係なく勝ちそうな候補に投票するのだという。なぜかというと投票した候補が落選すると自分の票が死に票になるからだという。それを聞いて私はあきれてしまった。
自分の意思を持たず、世論調査の多数派に同調し、勝ち馬に乗ったことで満足する。これは民主主義体制で与えられている政治的意思を表明する権利の放棄ではないかと思ったのだ。しかし、彼にとっては死に票になると投票が無駄になるように見えることの方が重要だったようだ。
なぜこんな事を書いたのかというと、今や政治の世界でもKYが蔓延しているように見えるからだ。KYを恐れる習性が付いた有権者は少数派になることを避けるため、世論調査での多数派になだれ込む。彼らには、意思を表明する権利よりも多数派でいることの方が重要であるようだ。
最近の選挙で結果の振れが極端に大きくなっているのは恐らくこの為だろう。選挙前にメディアがどちらか一方のみを批判すると世論が他方に傾く。そして世論調査の結果として、どちらが優勢かが報道されるとさらにそちらに傾く。これが最近の選挙で繰り返されているのだ。
こうなると選挙の結果を作為的に誘導するのは簡単だ。主要メディアを丸め込んで、自分たちが優勢だという雰囲気を作ればよい。後は有権者が勝手になだれ込む。
実はこれはナチスが行ったことでもある。メディアを誘導して、自分たちが国民の圧倒的な支持を得ていると言う雰囲気を作り世論を誘導した。そして国民もそれに迎合した。つまりKYを恐れる今の日本の状況は、メディアを操作することによって全体主義体制を作りやすい状況なのだ。それが右になるのか左になるのかは分からない。砂山を崩す最後の砂粒がどこに落ちるかは予想できないからだ。
メディア関係者はこのことを十分に認識し、自分の報道が不用意な世論誘導にならないよう注意してもらいたい。
補足;
さらに言えば、鳩山政権もKYを恐れて右往左往しているように見える。
あるグループの支持を得ようと何か言えば、当然ながらそれが不利益になる者たちからは批判される。するとまたそれに迎合するような発言をする。これの繰り返しだ。KYを恐れて八方美人になろうとすると、結局何もできない。
鳩山政権の現状はこのように見える。しかしKYを恐れずに行動すれば、KYを恐れる有権者の支持は失うことになるだろう。KYを恐れる者はKYを恐れない者を嫌うからだ。
阿久根市長の無法ぶりがますますエスカレートしているようだ。
労働基準法を無視、裁判の判決を無視、、防災無線を勝手に使う、エトセトラエトセトラ。法規無視のオンパレード。その上自分の好き勝手に賞罰ができるよう、賞罰委員会にイエスマンを配置する。中小企業のワンマン経営者に時々見られるタイプのようだが、これではモラルの低下が酷いだろう。
今や阿久根市は無法地帯になっているようだが、阿久根市民はよく恥ずかしくないものだ。
関西の三空港についていろいろな議論がある。橋下氏はあくまで関空以外の空港を廃止することに執着しているが、それは関西経済に対するダメージが大きすぎる。それよりも三空港の特性を生かして欠点を補い合うようにして活用する方が良い。
まず、一番の難物が関西空港だが、ここには空港本体と周辺に広い空き地がある、終日発着が可能である、と言う特徴がある。これを国際航空貨物に利用しない手はない。空港内と周辺の空き地を利用して、荷捌き施設用の敷地が簡単に確保できる。さらに24時間通関手続きを可能にすれば、国際航空貨物のハブとしての魅力を持たせることができる。もちろん空港連絡橋は無料化し、着陸料も下げる必要はある。成田の貨物取扱量が飽和状態になっていることを考えると、これはすぐに取りかかるべきだ。ただし、関再空港は主要高速道路から大きく外れており、連絡道路も渋滞が激しい。貨物利用が増えれば渋滞がさらに激しくなるので、これの対策も必要だ。
次に伊丹の大阪空港だが、発着数が厳しく制限されているので、国内の主要都市と結ぶ旅客幹線を主に受け入れる。畿内三都市へのアクセスの良さを生かして、国内ビジネス客の利用に集中するのだ。主要都市の空港には国際便があり、成田や羽田への便もあるので、伊丹で国内幹線から国際線に乗り継ぐ客は少ないと思われる。従って、伊丹から関空への移動の不便さはほとんど問題にならないだろう。
最後に神戸空港だが、こちらは発着枠に厳しい制限がある伊丹に代わって、国内ローカル線を主に受け入れる。そして、関空との近さを利用して国際線への乗り継ぎ客の利便性を図る。関空の着陸料の高さに耐えられない中小航空会社にとっては、神戸と大阪に向かうビジネス客以外にも需要を増やすことができるメリットがあり、関空を利用する国際線航空会社にとっても旅客増を期待できる。なぜならば、ローカル線を関空発着にすると国際線への乗り換え客しか期待できないので、中小航空会社にとっての魅力がなくなるからだ。
関西の三空港はこのように個性が大きく異なる。この違いを生かしあった運用を行えば、全体の航空需要を増やし、さらにまた大阪の地方都市化を食い止める手段にもなるだろう。橋下氏には、関西空港を残すために大阪経済の地盤沈下を促進するような愚は思いとどまってほしいものだ。
橋下氏がまたまたボケを言い出したようだ。私は先日(2009/12/27)、橋下氏が東京出張に使わない関空が必要なのかと書いたばかりだが、こんどの言い分は、「大阪と東京の間は新幹線があれば十分だから、伊丹をはじめとする関空以外の近畿周辺の空港は全部廃止するべき」だそうだ。
南紀白浜空港や徳島空港などは、新幹線から遠い各県が東京へのアクセス改善を狙って開設した物だから、各県は当然反発するだろう。また伊丹を廃止することは、大阪の東京従属を強めることになるだろう。なぜならば、大阪と地方空港を結ぶ主役となる中小航空会社は、着陸料が法外に高い関西空港から地方空港への路線は開設しないだろうからだ。その結果、大阪は東京経由でしか日本の各地とはつながらなくなってしまう。そして大阪は、東京に隷属する地方都市のひとつに成り下がるだろう。
橋下氏にとって、関西空港と大阪復権とどちらが重要なのだろうか。大阪の地位を低下させてでも関空を守りたいというのでは本末転倒だ。
追記(2010/01/04);
橋下氏は市場原理に従わない空港は廃止すべきとも言ったそうだが、伊丹と関空とどちらの空港が市場指向的(マーケット・オリエンティッド)であるかと言えば、これはもう伊丹の方が圧倒的に上だ。そして利用者の指向性で言っても伊丹の方がはるかに高い。つまり関空の方が要らない空港なのだ。新幹線に対して競争力がある伊丹を廃して、競争力のない関空を残しても関西にとって利するところは何もない。むしろ大阪経済のさらなる沈滞を招き、国際線運行会社にとっての大阪の魅力はさらに低下するだろう。
また、利用者(旅客、航空会社の双方)にとってどれだけの魅力があるかを無視して、権力ずくで利用させようとしても、それこそが市場原理の無視で決してうまくはいかない。橋下氏の、細い筒を通して見るような狭い視野では関空問題の解決は無理だ。このような問題の原因を洗い出し、解決策を見つけ出すにはQCの手法が適しているのだが、彼は恐らくQCの手法やツールも知らないだろう。
橋下氏よりも、改善活動に慣れた製造業従業員の方が良い対策を見つけ出す可能性が高い。いっそのこと、大阪府下の起業従業員のグループ活動に改善提案を求めてるとよい。
最近、Vistaの調子がどんどん悪くなって行く。パッチがあたる度に悪くなり、使い物にならない状態に近づいている。7への乗り換えを促進するために、マイクロソフトが故意にやっているのではないかと勘ぐりたくなるほどだ。もちろん、過去のパッチ当てで生じたエラーがパッチ当ての都度に拡大しているのだろうが、マイクロソフトならやりかねない。
と言うわけで、Vistaで再セットアップをするか、マイクロソフトの陰謀に乗せられて7に乗り換えるか思案中のこの頃だ。どちらをするにしても、クリーンインストールで行わなければ意味がないし、そうなるとアプリケーションの再セットアップも含めてほとんど二日がかりになる。
これだから最近のWindowsは嫌だ!
追記(2010/01/09);
Windows7を特売しているのを見つけたのでアップグレード版を買ってきた。少しずつ移行の準備をするとしよう。Vistaで動いていたアプリケーションは、ほとんどが7でも動くと思うが不要なものの選別も必要だ。
Lotus Approachはどうしよう。Vistaではかろうじて動いていたが、7ではさてどうなるか見当がつかない。MS Accessは個人で使うには高すぎるし・・・・・。
追記(2010/01/11);
Windows7にひとまず上書きインストールでバージョンアップしてみた。Vista上で使っていたアプリケーションやドライバーは一応問題なく動いているように見えるが、欠陥もそのままで特にどこかが良くなったと言う風には見えない。IE8のWebアイコン化けは相変わらずだし、ブラウザロンチのゲームの幾つかがIE8の背後で起動するのも同じだ。
強いて言えば、メディアプレーヤーが11になって起動が早い事ぐらいだ。と言っても、Vista上の10でも2回目の起動からは早かったのだが。
「レッテル貼り」は今年もはやりそうだ。「なんとか系」という言葉が念書からメディア上に溢れている。
貼った方はそれで対象を理解できた気になり安心する。貼られた方も社会的に認知されたと安心する。そのような心理効果があるので、「レッテル貼り」は一向に収まる気配がない。
もっとも、単なる分類として使われる限りは差し支えがないのだが、これが差別を目的として使われることがあるので注意しなければならない。優越感を抱きたいために他人に[レッテル」を貼り、差別すべき集団として分類してしまうことは歴史上幾度も繰り返されてきた。この方向に流れないよう、「レッテル貼り」が大好きな習性があるマスメディアは自分たちを厳しく律するべきだ。
例によって散歩に出かけたが、いつも通る市民に開放されているサブグラウンドで少々寂しい思いをした。それは絶好の風が吹いているにもかかわらず、凧揚げをする子供が一人もいなかったことだ。
冬場に風が強い東京郊外で育ったせいもあって、私が子供のころは冬の遊びと言えば凧揚げが一番だった。近くの畑の小道では何人もの子供が腕を競っていたものだ。私は小学生のころにはとんび凧を主に揚げていたが、たまに中学生や高校生が揚げている六角凧を持たせてもらうと引きずられてしまうほどの風が吹いていた。紙ではすぐちぎれてしまうので、麻紐を尾にしていた記憶がある。
そんな私の世代は既に孫がいる年代になり、今の父親世代はファミコン世代だ。彼ら自身が凧揚げをあまりしなかったので、子供に凧揚げの腕を見せて自慢することもないのだろう。多少はゲイラカイトで遊んだことはあるかもしれないが、伝統的な和凧をどうやって揚げればいいのかはほとんど知らないのかもしれない。父親向けの凧揚げ教室が必要だ。もっとも市街地に暮らす子供達には、そもそも家の近くには凧揚げをする場所がないだろうとは思う。市街地に凧揚げが可能な公園を作ることから始めなければいけない。
いまや凧も遊ぶ物ではなく、部屋を飾るインテリアや外国人旅行者向けの土産物になってしまったのだろう。残念なことだ。
補足;考えてみれば、子供達が外で遊ばないのも当然だ。屋外で遊ぶ場所が手近にはないのだから。学校の校庭ですら、放課後や休日には自由に遊べないのは情けないと言うべきなのだろう。子供が遊んでいてけがをすれば親が文句を言いに行くので、事故防止を口実に解放しないらしい。私が子供のころは、親が学校に謝りに行ったものなのだが・・・・。
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