ダグラス DC-3
ナショナルジオグラフィック日本版の記事(南極、幻の山脈:翼下にレーダー[2010/01/25])を見ていると、写真の背景にC-130とともにダグラスDC-3らしき機体が写っているのを見つけた。
DC-3は、第二次世界大戦前から戦後にかけて製造された機体で、軍用輸送機として大量に使用された。また戦時中、日本でもコピー機が製造された。戦後は日本の民間航空会社でもローカル線用の旅客機としても用いられていた事がある。
写真では、エンジンが別のものに交換されているようにも見えるが、尾輪式の機体はどう見てもDC-3にしか見えない。だとすると、この機体は一体何年使用されて飛び続けているのだろう。それも環境が厳しい南極観測でだ。使い勝手の良さと信頼性の高さで名機と呼ばれたDC-3だが、その頑健さには驚く他はない。
補足;DC-3同様、頑丈さが売り物で長く飛び続けた機体の一つに、フォード・トライモーターがある。第一次と第二次の大戦の間の期間にフォード社が製造したものだが、昭和40年代中頃にアマゾン地域の貨物輸送用に使われて飛行している写真を見た記憶がある。
追記(2010/01/28);
この写真の機体は、エンジンをターボプロップ式に積み替えた、BT-67と呼ばれる改造機のようだ。
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