日本はナチス勃興前夜
最近目に付くのが独裁的指導者待望論だ。
これは歴代の首相に指導力がなく、閣僚や与党党員が首相の権限を尊重せず、それぞれに身勝手な放言を繰り返しているからだろう。これはナチス勃興前夜のドイツワイマール時代に酷似している。当時のドイツ国民は不景気と勝手な議論ばかりしている議会に嫌気がさしていた。そこにナチスが決断力と行動力、そしてゲルマン民族の威信回復を売り物にして進出し、ドイツ国民はそれを熱狂的に受け入れた。その結果何が起きたのかは言うまでもない。
今の日本はそれときわめて似通った状態にある。不景気、そして停滞する国内政治。全体主義者がつけいる下地は十分にできあがっている。もし、マスコミにそれをあおるような動きがあれば、一気に全体主義へと突き進む危険がある。今のマスコミは、自分たちの行動の結果に責任を取らないだけに心配な情勢だ。マスコミには自分たちの行動に十分に注意してもらいたい。
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