孤立無援の首相達
安倍政権末期から、日本では閣内で首相が孤立無援になる伝統が確立してしまったようだ。
事前に首相と調整すること無しに勝手な個人的見解をメディア相手にしゃべる、あるいは公然と首相の発言に反対する。これは自民党も民主党も全く同じだ。その結果内閣はばらばらになり、首相が政権を投げ出さざるを得なくなる。鳩山政権もまた、その道を歩み始めているようだ。
これはもう、首相の指導力の低下と言うよりも、国会議員達が団結して政権を支えると言う意識を持たなくなったからとしか思えない。政権よりも自分のメディア受け、あるいは話題性を優先することが政界の常識になってしまったのだろう。国会議員だけでなく、地方自治体の首長達にも話題狙いのスタンドプレーが多いという同じ事が言える。
これを是正するには、有権者がメディアで話題になった候補に投票する悪い習慣を改める必要があるのだが、空気を読むのがうまい人たちにそれを期待するのは無理かもしれない。
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