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December 2009

December 31, 2009

「可哀想」が子供を駄目にする

子供を「思いやる」教育が始まって、もう長くなった。

その間、授業日数が多いのは可哀想だ、勝ち負けを決めるのは負けた子が可哀想だ、成績などの序列をはっきりさせるのはできない子が可哀想だ、中学に進学して環境が変わるのは可哀想だ、などと言って、子供を保護することを強調する教育がはびこってきた。しかし、これは子供達が本来備えている能力を過小評価し、それが伸びることを阻害している。そしてその結果、大人として社会に適応できない若者を大量生産している。

子供は本来競い合い、勝ったり負けたりすることで社会性を身につけるものだ。その過程で、子供達は敗北や失敗を経験し、精神的にそれを乗り越える能力を身につける。大人よりも、幼い子供の方がそうしたことに対する適応力は大きい。だから、子供達からそうした経験をする機会を奪うことは、社会に対する適応力を身につける機会を奪うことであり、後に社会不適応の不幸な大人に育てる原因になる。

古来、「かわいい子には旅をさせよ」という言葉がある。これは、子供のうちに軽度の失敗やトラブルを経験させる方が子供のためになるという事を説いている。虐待は論外だが、子供が可哀想だからと、敗北、失望、そして環境変化などを全く経験させないことは、子供を不幸な大人にするもっとも確実な方法だと知るべきだ。

December 30, 2009

高齢者マークの取り付け方

運転者が高齢であることを示すいわゆる枯葉マークだが、ユーモアなのかささやかな抵抗なのか面白い使い方で表示しているドライバーを見た。

それは、マーク二枚をハート型にして取り付けていたのだ。高齢ドライバーはこれをつけなければいけない事にはなっているが、どのようにつけなければいけないかは恐らく決まっていないだろう。また、一枚しかつけてはいけないという規則もないだろう。従って、ドライバーの感性で様々な取り付けかたとをしても良いと思われる。

上記のハート型の他、二枚の先端同士をつけて並べると無限大(∞)になる。これで無限に生きて運転するぞ!との意思表示ができる。また、四枚で四つ葉のクローバー型にもできる。

高齢者ドライバーの方々、いろいろな取り付け方で楽しんでみてはいかがですか?

December 29, 2009

関空問題解決への決定打!(?)

橋下氏に関する限り、関空問題の根本はその巨額の負債にある。

それならば根本的な解決策はある。空港会社を倒産させて精算すればよい。

その後大阪府と泉佐野市が、跡地を捨て値で買い取り新運営会社を設立すればよい。こうすれば債務は大幅に減らす事ができ、空港の維持コストが下がるので、着陸料や空港橋の通行料などを安くすることも可能だ。

これが関空問題解決の決定打だ。恐らく国民全体が税金で債務精算の費用を負担することになるが、大阪府の負担は少なくて済む。橋下氏には都合がよいはずだ。

December 27, 2009

もう一つの関空振興策

橋下氏は関空振興策として伊丹廃止に執着し続けている。しかし、私は他の記事に書いているように伊丹廃止が関空振興につながるとは思っていない。関空不振の根底には大阪経済の衰退があると考えているからだ。

これも他の記事に書いていることだが、関空建設を声高に叫んでいた関西系大手企業はこぞって東京に本社を移して大阪を見捨てた。この為、航空旅客数を下支えするビジネス客が著しく減少した。これが関空不振の主な原因なのだ。

出張に航空便を使えるのは、大部分が大手企業の本社に勤務する上級社員達だ。海外へ頻繁に出張するのも同じ本社の上級社員であり、海外からのビジネス客が訪れるのもまずは本社の上級社員だ。つまり、大阪から大手企業の本社が去ったことが、関空利用者減少の最大の原因なのだ。この点の改善を図らない限り、いかなる策も関空の振興にはつながらない。

そこで、関空の利用を増やすにはどうすれば良いかだが、熟慮していないワイドショーの話題狙い的なは思いつき発言ばかりの橋下氏に倣って、無責任な思いつき提案をしてみよう。

まず、率先的利用者として大阪府の上級職員の出張には、関空からの航空便の利用を義務づける。知事は最高の広報担当として、これを率先してもらわなければならない。まずは東京出張に新幹線を利用せず、関空からの航空便を利用することは必須だ。

次いで、関空から出張しやすくするため、大阪府庁を始め関係機関の全てを「りんくうタウンに」移転する。そのための土地はいくらでもある。もちろん府議会も移動しなければならないし、各種手続きを受け付ける窓口機関も、国の出先機関もだ。つまり大阪府の中心を大阪市から泉佐野市に移動させるわけだ。そして、ここに本社を移転させた企業に対して法人税減免などの優遇策をとることにする。

さらに、空港島へのアクセスを無料にする。客を集めたいと言う一方で通行料を取って、入り口を狭めるなどといったばかげたことはやめるべきだ。

とまあ、無責任な思いつき提案を書いたが、要は橋下氏が東京行きの出張に利用しないような関空を、喜んで利用するビジネス客は少ないと言うことだ。

December 26, 2009

八方美人に政治はできない

小沢氏のような独裁指向は困るが、鳩山氏のように八方美人狙いでは政治はできない。

政治においては誰かの利益を図れば、それで不利益を受ける者がいるのが通例だ。だから、誰かを喜ばせれば誰かが怒ると考えなければならない。誰からも反発されない政治は不可能だ。

従って、鳩山氏のように誰からもいい顔をされたいと思っていては何一つできない。政治の世界では、八方美人でいることは不可能なのだから。

そのためには、その場しのぎに受けが良さそうなことを喋っていてはいけない。発言内容がふらついては信頼を失うからだ。国民や他国からの信頼を失えば、政治家としての致命傷になる。

国家の指導者たらんとする者は、自らの発言の重さを十分に認識し無ければならない。そして内容について熟慮を重ねた上で、発言は必要最小限に止めなければならない。十分に説明して理解を得ることと、饒舌であることは全く違うのだから。

関西三空港問題(伊丹廃止で客が流れる先はどこか)

橋下氏は相変わらず伊丹廃止に執着しているが、果たして伊丹を廃止した場合客は関空まで行くだろうか。私はそうとは思わない。

東京へ向かう客の多くは新幹線を利用するだろう。そしてその他の客の多くが神戸空港に流れる可能性がある。大阪市北部いわゆるキタからは、関空へ行くより短時間でしかも半分以下の料金で神戸空港へ行くことができる。それを狙って中小航空会社は神戸空港発着を増やすだろう。関空よりも着陸料が安い神戸空港の方が、運航費を抑える上で魅力的なこともそれを後押しするだろう。

さらにまた、難波を中心とするミナミの振興策として大阪市が推進してきた阪神難波線も、皮肉なことにミナミからみた神戸空港の利便性を高めている。所要時間はともかく、ミナミからの運賃は神戸に行く方が安い。これに対抗するには、JRの「はるか」や南海の「ラピート」の特急料金を廃止させなければならないだろう。特急並みに早いJRの新快速にしても阪神の特急にしても基本運賃だけで利用できるのだから。

かくのごとく、関空の振興には伊丹の廃止はあまり役に立たない。むしろ大阪の経済地盤沈下を促進するだけの結果になりかねない。旅客の利便性から見ル限り、一番不要な空港は関空なのだから。

橋下氏が八つ当たりすべき相手は伊丹空港ではなく、商売熱心なJRと、大阪を見捨てて東京へと去った元関西財界の大物達だ。大阪発の航空旅客が減少した最大原因は大阪経済の地盤沈下だから。従って、大阪経済が復活しないかぎり、航空便の利用者の総数は増えない。パイの大きさを大きくすることが先決なのだ。そのためには、国の資金を当てにするばかりの橋下氏は、方針を切り替え自助努力する必要がある。

そのためには大阪に残る経済機能を、もう一度よく見直してみることだ。大阪は歴史的に輸出入をになってきた神戸港に隣接していたため、今でも中堅以下の貿易商社は多い。輸出に賭けたい中小製造業も多い。それらの航空貨物便利用を支援することで、関空での貨物取り扱いを増やす余地はある。関空内やその対岸には貨物取り扱い施設を作ることが可能な空き地がたくさんあり、これを利用しない手はないのだ。扱い量の限界に近い成田から溢れる貨物を受け入れる、第2の貨物ハブ空港としての可能性は大きい。わざわざ成田まで陸送している関西の貿易商社に喜ばれることも間違いない。

橋下氏は貨物ハブという考えには大きな抵抗があるようだ。恐らく貨物中心では成田より格が一段下がると感じるのだろう。しかし、貨物便の利用が増えれば着陸料が下げられるし、旅客にとっても大阪中心部からの心理的距離が短くなるだろう。遠回りに見えるかもしれないが、こちらの方が確実だ。

歴史的建築物の火災続く

旧吉田邸に続き、今度は太宰治にゆかりの建築が全焼した。ここのところ神奈川県を始め、各地で歴史的建築物の火災が多い。

共通する点は公開されていたが、重要文化財には指定されていないので防火や警備の体制が厳重ではなかった事だ。このような歴史的・文化的建築物を狙う放火犯がいるのではないかと思わせる。

建物自体には建築学的、あるいは美術的価値がないとしても、歴史的・文化的な意味がある建築物にたいしては重要文化財に準じる警備をお願いしたい。

December 25, 2009

ゴイサギ

散歩の途中、王子動物園の水鳥舎の屋根にゴイサギの仲間が一羽止まっているのに気がついた。しばらく前から、声が聞こえたり飛ぶ姿をちらりと見たりしてはいたのだが、種類を見極めることはできていなかった。
今日は全体が褐色のゴイサギの仲間であることを確認できた。写真を撮って帰り、図鑑とつきあわせるとどうやら「ゴイサギ」の幼鳥らしい。動物園に餌のおこぼれをもらいに来ているのだろうか。

ごいさぎ

王子動物園で見たゴイサギの仲間(2009/12/25)


December 24, 2009

航空業界;大手のピンチは中小のチャンス

航空業界は、大手が地方路線からの撤退に追い込まれる一方で、中小航空会社が空いた路線に就航する形で路線拡大を続けている。

利用客が少ないローカル線でも、購入費が安く運航費も安い小型・中型機を主力とする中小航空会社にとっては採算が取れる。また、便数を増やすことで利便性を高め、利用者がさらに増える形も出ているようだ。特に騒音が低いターボプロップ機は、便数が増えても騒音苦情が出にくい。都市型空港と地方空港を連絡するには最適だ。

これは一方で空港の利用促進とも関連している。便数が少なく利便性が悪い空港は利用者も伸びない。小型機でも便数を増やすことが重要なのだ。地方空港は大手のジェット機の就航がステータスを上げるなどとは考えず、中小の小型機で便数を増やすことを考える方が良い。

December 23, 2009

日本はナチス勃興前夜

最近目に付くのが独裁的指導者待望論だ。

これは歴代の首相に指導力がなく、閣僚や与党党員が首相の権限を尊重せず、それぞれに身勝手な放言を繰り返しているからだろう。これはナチス勃興前夜のドイツワイマール時代に酷似している。当時のドイツ国民は不景気と勝手な議論ばかりしている議会に嫌気がさしていた。そこにナチスが決断力と行動力、そしてゲルマン民族の威信回復を売り物にして進出し、ドイツ国民はそれを熱狂的に受け入れた。その結果何が起きたのかは言うまでもない。

今の日本はそれときわめて似通った状態にある。不景気、そして停滞する国内政治。全体主義者がつけいる下地は十分にできあがっている。もし、マスコミにそれをあおるような動きがあれば、一気に全体主義へと突き進む危険がある。今のマスコミは、自分たちの行動の結果に責任を取らないだけに心配な情勢だ。マスコミには自分たちの行動に十分に注意してもらいたい。

December 22, 2009

もうごまかしが通る時代ではない

米国国務長官が駐米日本大使を呼びつけて、鳩山首相の発言に抗議したという。最早密約の時代ではないと民主党が宣言した以上それも当然だ。

かつて日米間でいくつもの密約が結ばれていた時代、両国政府は国内向けとして事実と異なる説明を自国側の認識として行うことを互いに黙認しあってきた。米国政府が日本政府とは食い違う公式説明をしても、日本政府はが米国の立場があるでしょうからと言って抗議しなかった例はいくらでもある。米国側も自国向けと異なる日本側の説明に何の反応も示さなかった。これは密約を維持する上で、互いにそうする必要があったからだ。

しかし民主党政権が、密約は結ばない、過去の密約は全て暴露すると宣言した以上、米国としても自国の認識、あるいは事実と異なる日本側の説明を放置するわけにはいかなくなった。だから、鳩山氏の米国務長官が普天間基地移設計画の見直しに同意したかような説明に対して抗議するのは当然だ。

駐在大使を呼びつけて抗議の意志を表明するというのは友好国の間ではきわめて異例で、通常は非友好国に対してしか行われない。従って今回の事態は、米国側が鳩山政権に対する不信感をきわめて厳しい形で表明したと見るべきだ。

もう、国内向けと国外向けの二枚舌が通用する時代ではない事を、政治家達は認識すべきだ。

December 21, 2009

小沢氏が逃げを打ち始めたような・・・・・

強気で押し通そうとしてきた小沢氏の発言が微妙に変化し始めたように見える。

「違法でないからかまわない」、「政府が天皇に指図するのは当然の権利だ」、「宮内庁長官ごときが生意気だ」などと意固地に言い張っていたが、「天皇の行動に助言するのは内閣の責任で私が指図したわけではない」、「天皇は嫌がっていなかった」などと他人に責任を転嫁しようとする内容が出始めた。国民の広い範囲からの非難に慌て始めたのだろう。

どうやら指示したのは首相だということで、鳩山氏に責任を押しつけて逃げようという気配だ。

また、小沢氏の尻馬に乗って宮内庁長官を非難した民主党員もいるが、こちらは調子に乗って二階に登ったものの梯子を外されたと言うところか。

なんのこっちゃ・・・

子供手当を支給する代わりに扶養控除をなくす。

燃料の暫定背率を廃止する代わりに新税をかける。

エトセトラエトセトラ・・・・・

差し引きで増えるのか減るのか。
何をしているつもりなのかさっぱり分からん。

なんのこっちゃ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

December 20, 2009

日本の政治に強まる閉塞感

日本の政治状況に閉塞感が強くなり始めている。

幹部が勝手な行動や発言を繰り返し一体感のない内閣。選挙で圧倒的な支持を受けたのは俺だとばかりに、ボス政治の復活を目指す小沢氏。そんな民主党に対する失望感が高まる一方で、自民党も新たな魅力を打ち出せずにいる。

与党が変わっても何もよくならず、全体としてはむしろ悪い方向に動いている。そして受け皿となす勢力はない。そんな政治状況に、失望と閉塞感が高まっている。

やはり党員を縛る政党中心の議会は、民主主義としては良くないのではないだろうか。所属政党で選ぶのではなく、候補者自身の人柄と能力で選ぶ方が良い。

December 19, 2009

日銀は、物価下落認めないと言うが

日銀は物価下落認めないと言うが、自由市場経済のもとでは下落を阻止することは不可能だろう。

今の販売業者は売り上げが減少すれば、より安価な外国製品を輸入して販売する。購入者も安い方が良いとそれを喜んで買う。すると国内生産が減少し、購入者の収入が減少して売り上げが再び減少する。これの繰り返しが現実に発生しているからだ。また、大企業が製造用の原材料や部品を安価な外国製品に切り替える事もそれに輪をかけている。自分が望む品質のものを外国で生産させるために、技術の持ち出しすら大がかりに行われている。

これから抜け出すには、輸入制限を行う、あるいは輸入課徴金または関税引き上げによって国家収入を増やしそれを国内生産者の支援に充てて国民の収入を増やす、などの政府の行動が必要だ。そのほかには国産品愛用キャンペーンも必要だろう。

しかしこれは、どれも国際自由貿易協定の体制下では不当行為になるので、政府主導では実行できない。唯一の方法は、消費者団体が主導して国産品あるいは国産化率の高い製品を優先的に購入する運動を行うことだ。しかし、今の消費者団体にはそのような行動を行う意思がないし、必要性も理解していない。

よって、物価下落を阻止することは事実上不可能だ。

December 18, 2009

死刑志願者に死刑判決は適切なのだろうか?

昨年から多発した死刑志願者による無差別殺人。その加害者の一人に死刑判決が出た。

大勢の罪のない人達を殺した者に、死刑の判決はやむを得ないのだが何か釈然としない。加害者の希望通りで良いのだろうか。このような犯罪を抑止するには、加害者が希望する「人道的で苦痛のない死刑」よりもむしろ、「苦痛が大きい死刑」や「終身禁固刑」の方が良いのではないだろうか。

人道主義者や人道保護活動家は反対するだろうと思うが。

禁じる法律がなければしてもよい(小沢氏の言い分)

小沢氏の言い分は、一ヶ月以内に天皇の会見を設定することを禁じる法律がないから問題は無いと言うことのようだ。つまり、法律で明示的に禁じられていないことはしても違法行為ではないから、非難されるいわれはないと言うわけだ。その言い分は、悪徳業者が法律の抜け穴をさがしては不正な事業を行うのとも変わりがない。 たとえば、日本の法律で殺人を明示的に禁じている条文はない。ただ、殺人を行ったものは刑罰を受けると言うことだけが書かれている。ならば、刑罰を受けることを受忍すれば、殺人も違法行為ではなく非難されるべきではないことになる。 法律で禁止されていなくても、道義的に許されないことは数多くある。天皇の健康を気遣って決めたルールを、法律ではないからと言って無視して良いというのは、単なる我が儘でいい大人がすることではない。

わがままと意固地がはやる時代

小沢氏、橋下知事、何とやらという阿久根市長。ワイドショー向きのわがままで意固地な者たちが人気を集め、はびこる時代のようだ。有権者達は、彼らの身勝手でトラブルが起きるのを、見せ物あるいは娯楽として楽しんでいるのだろう。

お笑いでもわめき合いどつきあいが受けるようで、テレビ番組に氾濫している。政治の世界でのもめ事は娯楽ではないし人ごとでもないのだが・・・・・。

伊東沖群発地震

三宅島の噴火からだいぶ経つので、そろそろ大島の三原山の活動が活発化する前兆かもしれない。伊東周辺だけでなく、大島にも注意を払う方が良いだろう。

前回の三原山の噴火時には、次は箱根か富士山かと言われたが、また三宅島に戻った。再び三原山が活動する可能性は大いにあると思う。

トンデモ科学者の疑問(宇宙編8)-宇宙の表面

半径約140億光年と言われる宇宙の果てはこの宇宙の始まった瞬間で、その大きさは無限小だという。そしてあなたがどちらを向いても、目の前にあるのは過去ばかりで、未来はどこにも存在しない。

それはつまり、あなた自身から時間が流れ出して過去を形成していると考えても良い。言い換えればあなた自身が膨張する宇宙の表面で、膨張することによって時間が経過するとも言える。これはあなたが周りを見回すとき、あなたは宇宙の表面から内側をのぞき込んでいるという事も意味する。

あなたが後ろを振り返るとき、あなたの前で宇宙が半回転するのだ。別の言い方をすれば、あなたが半径140億光年の宇宙の反対側に移動しているとも言える。何という奇妙でばかばかしく壮大なビジョン!

そして宇宙には無数の意識体がある。そのそれぞれがそれぞれの宇宙を内包しているとすれば、この宇宙(Cosmos)には無数の宇宙(Universe)がある事になる。それとも膨張する宇宙の表面は、無数の意識体が持つ表面が縮退したもなのだろうか。

"The Ash Grove"(トネリコの木立)

以前から知ってはいたウエールズの伝承曲だが、キャサリン・ジェンキンスのCDでこの曲の良さを再認識した。

以前からあるCDはコーラスグループのもので、手の込んだ編曲のため特に印象に残っていなかった。しかし、キャサリン・ジェンキンスのソロで、この曲のシンプルな良さに惹かれるようになった。

CD;Katherine Jenkins/Première UCJ UCSS-1082 986 606-4
1. Questo è per te
2. The Ash Grove
3. Ave Maria
4. Baïlèro
5. Ar Lan y Môr
7. Sweetest Love
8. Habanera
9. Cymru fach
10. Caro mio ben
11. Lascia ch'io pianga
12. Miserere
13 Absence
14. Cwm Rhondda

本人がウエールズの出身なので、何曲かはウエールズ語で歌っているようだ。"The Ash Grove"の英語の歌詞は何通りかある。

追記;このような伝書曲の歌詞やメロディーを調べたい時は、別記事「伝承曲の歌詞やメロディーを調べるには」を参照してください。

December 17, 2009

橋下氏の狙いは基地負担金?

橋下氏は普天間基地を関空に移すことに執着しているようだ。狙いは米軍基地のある自治体に支払われる負担金だろう。これを関空の赤字補填に当てたいのがたぶん本音だろう。

しかし、地元自治体である泉佐野市とその周辺市町村が同意するとは思えない。関空の一部を米軍使用とするのは問題がないとしても、住宅を対岸の泉佐野市に造らなければならないし、海兵隊には降下訓練などの陸戦の演習場も数十km以内に必要だ。さらに、空港連絡橋を通行する米軍車両は無料としなければならない。これらは空港利用者や地元の反発を買うだろう。

これまでも、橋下氏は目先の注目を追って馬鹿なことばかりを言っている。以前から私が書いているように、関空不振の主原因は大阪の経済的地盤沈下だ。これを先に解決しなければ、何をやっても関空の利用は増加しない。むしろ新幹線の高速化、リニア新幹線の建設、第二名神の開通など、関空のライバルは勢いを増すばかりだ。これは、関空と言うよりは航空業界全体に言えることなのだが。

航空業界全体の不振によって、航空各社はコスト削減を迫られている。その結果、一便あたりの収益が低い路線は切り捨てられ、それが利便性を低下させてさらに利用者が減少する悪循環に陥っている。これは地方公共交通機関の縮小と同じ構図だ。空港振興はその事も考慮しなければならない。

いずれにしても関空振興は、大阪経済の沈滞対策から手をつけるべきだ。このままでは大阪経済の地盤沈下はさらに進むだろうし、大阪市内の経済重心もさらに北に移動するだろう。これはどちらも関空振興にはマイナスとなる。

一方で東京への一極集中もさらに進むだろう。最早大阪は、東京に対比できる経済中心としての地位は失っており、東京から見れば一地方都市にすぎなくなっている。橋下氏はその事を認識すべきだ。現状の大阪には伊丹を考慮に入れなくても、関空を満たすだけの需要はない。その需要を増やすためには、大阪経済の拡大が不可欠だ。関空建設の大合唱の主役だった大企業の多くが東京に去った今、新規起業の優遇や誘致が橋下氏のなすべき事だ。

December 16, 2009

児童手当のごまかし

児童手当はどう見てもごまかしだ。

今までは税として取らなかった分(扶養者控除)を取り、その分を改めて政府が支給するからありがたく思えというわけだ。もともと取られていなかった分をありがたく受け取らなくてはいけない理由は何だろう?子供を育てるのに金がかかるからと言うのであれば、扶養者控除額の子供分を大きくすればよい。

これは朝三暮四と同じ類のごまかしだ。増税し、その分をお上がくださると言ってありがたく思う必要はない。元々取られていなかった金なのだから。

冬の桜

うっとうしい話題ばかり続くので、気楽な話題をひとつ。

我が家の近所の女子校の塀際に冬に咲く桜の木がある。冬桜あるいは十月桜と呼ばれるものだろうが、十月後半から咲き始め、小振りの八重の花が冬中咲き続けてソメイヨシノと同じ頃に咲き終わる。サザンカのように目立つ色ではないが、冬空を背景に、控えめに街に彩りを添えてくれるのも良いものだ。

ソメイヨシノのころまでこのような感じで咲き続けます

照明の矛盾

温暖化対策のため屋内照明を落とす事が推奨されているが、その一方で建造物や街のライトアップ、イルミネーションがどんどん増殖する。一方で減らしながら他方ではそれを上回る勢いで消費電力を増やしている。これは完全に矛盾している。

国内照明を落とす事を呼びかけるならば、ライトアップやイルミネーションも減らすべきだと思う。

民主党議員への役職椀飯振る舞い

政治主導の名の下に民主党国会議員への役職の椀飯振る舞いが行われている。それは副大臣政務官の倍増計画だ。
経費削減の名の下に公務員人件費を減らし、それを国会議員への役職手当を増額の原資にいるのが実態かもしれない。本来は党が自腹で政策スタッフを雇い、それで閣僚を支援すべきで、税金で自党の利益を図るのは正当とは言えない。

December 15, 2009

皇族に基本的人権がないとは言え奴隷扱いとは・・・・

日本国憲法は「国民」に対して基本的人権を保障している。従って、「国民ではない(だから戸籍に記載されていない)」皇族に対しては憲法は何も保証していない。

だからといって、小沢氏が天皇を奴隷並に扱って良い訳がない。

注;憲法のどこにも、「国民」に皇族を含むとは書かれていない。これを根拠に、皇族は特別の存在であり国民ではないことになっている。別の言い方をすれば、この点は戦前の憲法と基本的な点では変わっていない。
しかし、これは皇族を政治的利用から守るためのものであり、政党が自由に党利に利用しする権利を保障するものではない。その点で小沢発言は誤っている。

朝日新聞の沈黙

昨今の民主党問題に関して、朝日新聞が沈黙を続けている。鳩山一家と小沢氏の政治資金問題にもほとんど触れず、今回の天皇への会見指示についてもほとんど報道していない。

政治改革の期待を込めた民主党の迷走と暴走に、朝日新聞らしからざる事だが、困惑し対応をを決めかねているようだ。憲法の平和精神擁護を掲げる朝日新聞社としては、小沢氏の身勝手な憲法解釈に一言あってしかるべきなのだが。

小沢発言は続く;「与党が天皇に命令するのは憲法の規定通りだ」

またまた小沢氏の問題発言。「与党の指示に天皇が従うのは憲法に規定されている。反対するものは憲法を読み直せ」と。

それは一体何条の何項にあるのだろうか?天皇が与党の命令に従わねばならないなどはどこにもない。小沢氏こそ憲法を読んだことがないのだろう。

そろそろ謝らないと極右が騒ぎ始めるだろう。もっとも最近の極右はネットで騒ぐしか能が無いから、警備側はのんびり構えていられるだろう。政治テロもバーチャルの世界で行う時代だから、サイバーパトロールだけで十分だ。

December 14, 2009

小沢氏は、天皇は政治の道具に過ぎないと言い放ったも同然

TVニュースで小沢氏の発言を見た。いろいろ言い分を言い連ねていたが、つまるところは国民の天皇に対する感情を見損なっていたのだろう。

日本国民の多くは、天皇制への賛否にかかわらず高齢の天皇の体を気遣っている。小沢氏はその国民感情を、「天皇は政治の道具に過ぎない。天皇の行動を指図するのは国民の支持を得た与党の権利で、どうしようと勝手だ。それが民主主義のルールだ。」言ったことで逆なでしたのだ。

恐らく、この傲慢さの対価は高く付くことになるだろう。民主党への支持をぐらつかせ、政権を崩壊させかねないほどに。

ますますエスカレートする小沢氏の傲慢(天皇に指図するのは与党の権利?)

小沢氏が中国要人と天皇との会見を、ルールを無視してセットしたことに批判が出ている。しかし小沢氏は、与党が天皇に自由に指図できるのが民主主義のルールだと言い、宮内庁長官に反対なら辞表を出せと言った。

小沢氏の傲慢ぶりはだんだんエスカレートしているが、ここまで来ると最早無視できない。国内政治のルールだけでなく外交上のルールも無視し、俺に反対のやつは辞職しろと言う。周囲全てをイエスマンで固め、好き勝手に権力を振るおうという意図が露骨だ。目指すは小沢独裁政治なのだろう。

この国で毒際せ一次を許すわけにはいかない。次の選挙では小沢民主党には絶対に投票しないつもりだ。

December 13, 2009

大河ドラマは?

最近、ニュース以外のテレビ番組をほとんど見ないので今頃になって気がついた。今年のNHKは大河ドラマの総集編をやっていない。例年であれば12月は総集編を延々とやっていたと思ったのだが・・・・・。

あまりの不評に耐えかね、ひと月早く切り上げて他のドラマを押し込んだのかな?

天皇への会見に特例を認めてはいけない

小沢氏が中国要人が天皇に会見することの特例を要求しているようだ。小沢氏は既に事実上会見を保証する発言を行い、内閣に特例を宮内庁に認めさせるよう指示している。

しかし、一国に特例を認めれば他国からの要求を拒めなくなり、結局特例が特例ではなくなってしまうことは歴然としている。外交では、敵対国を除く全ての国を等しく扱うことがルールであり。ある国に認めたことを他の国に認めなければ、その国を軽んじた事になり関係悪化の原因となる。だから、外交儀礼では一切の特例を認めないことが求められるのだ。

今回の要求は外交の経験が無く、SM(先が見えない)民主党の未熟さを暴露している例なのだろう。小沢氏は自分の権勢を示すために特例を認めさせたいのだろうが、ここは宮内庁が定めたルールに従うべきだ。それとも小沢氏は天皇を自分の意思に従わせ、指図できることで、日本の最高権力者であることを誇示したいのだろうか。小沢氏は平清盛や藤原道長、あるいは秀吉のような摂政関白を気取っているのように見える。

December 12, 2009

KYトレーニング

危険予知トレーニング(KYT)をどうぞ。

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あるショッピングセンターに写真の様なくず入れがありました。近くにはカート置き場や、持ち帰り用のから段ボール置き場もあります。休日には家族連れが大勢やってきます。
ここにはどんな危険が潜んでいますか?

くず入れの高さは約130cm、上部の板を押して開きゴミを投入する構造になっています。

December 11, 2009

温暖化ガス排出の削減

COP15はどうにもまとまる気配がない。先進国と発展途上国の利害対立が激しいので、時間がかかるのは致し方ないのだろうが、短期の配当利益を求める投資家や投資機関の意を受けた者たちが、躍起になって温暖化を否定しようとする動きがそれに輪をかける。はたしてそんな時間的余裕があるのかが気にかかる。

平等の原則から言えば、地球全体での排出許容量を推定し、それを地球上の総人口で割り、各人の排出限度量とすべきだろう。つまり地球全体の排出限度を各国に人口比例で割り当てることになる。そしてこの限度を上回る国は、割り当てに達しない国から排出枠を買い取らなければならないことにする。

こうすれば先進国から発展途上国に資金が移動するので、途上国はこれを原資に温暖化ガスの排出を抑えながら経済を発展させることができるだろう。途上国に資金があれば、先進国は排出抑制技術の援助料でその一部を取り戻すこともできる。

こうなれば先進国は排出抑制技術の開発に一層努力するだろうし、途上国は特許などの技術使用量を実質的に抑えることができる。

長期的に見ればこれが最良だと思うのだが、近視眼でかつ視野の狭い先進国の政治家や有権者が同意しそうもない案ではある。と言うわけで温暖化ガスの排出量は増え続けるのだろう。

そして行き着く先は、経済的損失が無視できないほどの温暖化なのか、それとも海水や大気の大循環の激変による寒冷化なのか。いずれにしても人類が大きな付けを払わされる事にならねば良いのだが。

孤立無援の首相達

安倍政権末期から、日本では閣内で首相が孤立無援になる伝統が確立してしまったようだ。

事前に首相と調整すること無しに勝手な個人的見解をメディア相手にしゃべる、あるいは公然と首相の発言に反対する。これは自民党も民主党も全く同じだ。その結果内閣はばらばらになり、首相が政権を投げ出さざるを得なくなる。鳩山政権もまた、その道を歩み始めているようだ。

これはもう、首相の指導力の低下と言うよりも、国会議員達が団結して政権を支えると言う意識を持たなくなったからとしか思えない。政権よりも自分のメディア受け、あるいは話題性を優先することが政界の常識になってしまったのだろう。国会議員だけでなく、地方自治体の首長達にも話題狙いのスタンドプレーが多いという同じ事が言える。

これを是正するには、有権者がメディアで話題になった候補に投票する悪い習慣を改める必要があるのだが、空気を読むのがうまい人たちにそれを期待するのは無理かもしれない。

December 10, 2009

富裕層の金銭感覚

鳩山一家にとっては数億円など、ほんのお小遣いで税務申告が必要とは思わないんでしょうね。

庶民との金銭感覚のずれなのか、マザコンなのか・・・・・。こんな人たちに、失業や所得減少に苦しむ庶民を救済できるのかと、疑問に思うのは私だけだろうか。

December 09, 2009

PS3でスーパーコンピューターを作る話

最近の記事によれば、米国防総省がPS3(PlayStation 3)を2200台まとめて発注したそうだ。目的はスーパーコンピューターの能力強化だという。

元々、PS3のCellと呼ばれる128bitsCPUはスーパーコンピューター用のCPU並の能力があるのだが、これに目をつけた国防総省がスーパーコンピューターに利用する目的で購入することにしたそうだ。Cell CPU 2個を搭載しているスーパーコンピューター用ユニットに較べて能力は約1/2.7だが価格は約1/20で、単独での能力が劣る分は数を増やして補えば済み、経費が大幅に削減できると言うことらしい。

ゲーム専用機恐るべし。しかし、日本では官庁であろうと民間であろうと、スーパーコンピュータに使用するからと言って、PS3大量購入の予算申請を出しても承認されるとは思えない。これも米国流合理主義と言うところか。

December 08, 2009

脱官僚の本音は一党独裁?

民主党の脱官僚の主張の後ろから、なにやらきな臭い臭いがし始めている。

官庁への直接陳情を禁止し民主党経由でなければならないと言うが、その一方で小沢氏周辺は民主党支持を表明しない地方首長の陳情は受け付けないという。結局のところ本音は民主党の一党独裁を目指し、さらに小沢氏が政府関係の全権益を独占することではないのか?

小沢氏周辺には、なにやら議会民主主義体制としては穏当でない気配が漂ってくる。行き着くところが党幹部による金権支配政治でなければよいのだが。

December 07, 2009

地方空港赤字の原因

関空を含めた地方空港赤字の3大原因

1.地方経済の沈滞。(東京集中で地方の大企業人口が減少していること、及び地方企業の出張経費節減。)
2.JRの営業努力。(JRは航空路線対策の営業に懸命である。)
3.高速道路無料化。(これは多くの地方航空にとって、とどめをさされるに近いだろう。地方中小空港から主要空港に客が流れるのは不可避だ。)

追記(2009/12/07);
一番の問題は、航空会社と空港の営業努力が不十分なことだろう。現状では、JRに営業活動で完全に負けている。
採算が悪いからと言って便数を減らせば、さらに利用客が減少する。これは地方の公共交通機関で過去に証明済みのことだ。これを運行経費の削減や公費援助で便数を増やす事で打破した地方公共交通は採算が改善している。減便に走る航空会社や、それを黙ってみている空港運営主体は20年前の地方公共交通と同じ道をたどっているのだ。
空港運営主体も、運行経費の安い航空会社に公費援助をして便を誘致する努力ぐらいはすべきだ。

December 06, 2009

追い詰められつつある?身動きがつかない鳩山政権

鳩山政権が少しずつ追い込まれ始めたように見える。

原因は先の選挙で有権者の支持を集めるために立てた公約だ。実現する過程で当然発生し、乗り越えなければならない障害をほとんど考慮せず、票が取れそうな公約の椀飯振る舞いをしたため、実現が不可能に近い課題が続出し始めたからだ。

今でも支持が高いと言われる仕分けにしても、過去の経緯や将来への展望、さらに関連事業への影響などを考慮せずに、ただ止めさせればよいと視野の狭い仕分け人たちが気楽に行ったため、閣内からも判定結果に対する拒否発言が出る有様だ。

さらに、数ヶ月では米国と合意など、常識的に考えればできるはずもない普天間基地移転先変更問題を、年内に解決するなどと不用意に公約した。同じようなお気楽な公約はまだ幾つもあり、果たして政権を取った後のことをまじめに考えていたのだろうかと思わざるを得ない。もしかすると、民主党自身が政権をとることを真剣に考えていなかったのかもしれない。

いずれにしても、熟慮せずに公表した公約が、鳩山政権をゆっくりと追い詰め始めたと感じるのは私だけだろうか。

December 05, 2009

鷹ひとつ

「鷹ひとつ見つけてうれし・・・」は有名な句だが、三日前(2009/12/02)の散歩の途中、王子公園の上空に鷹が一羽舞っているのに気がついた。トビではないことはすぐに分かったが、双眼鏡を持っていなかったので尾羽の形と腹と翼の下面が明るい色である以外は識別できなかった。

この鷹は、見ているうちにもどんどん高度を上げ、最後に摩耶山の尾根に向かって一直線に飛び始めたところで私の目では見えなくなった。鷹の渡りの時期はとっくに終わっているはずだが、あの鷹はどこに向かっていったのだろうか。

尾羽の先が凸型なのでトビではない

腹と翼の下面の色が明るい


差し引きゼロ?

暫定税率を廃止すれば、代わりに環境税を創設する。給付金を新設すれば控除を廃止する。結局、差し引きゼロで納税者の負担は減らないようだ。いや、財政赤字対策としてむしろ税負担は増えることになるだろう。

自民不信に凝り固まり、民主の公約に目がくらんだ有権者の選択の結果、国民の生活は良くなるのか悪くなるのか。

また、米国依存の日本外交にとって、米国の不信を買ってその支持を失えば、国際的な影響力は大きく失われるだろう。これは貿易交渉などでも不利に働き、輸入拡大要求などとなって国民生活にマイナスの影響を与えるだろう。

国民も政党もメディアに踊らされ近視眼になっている今、日本は一体どこに漂流してゆくのか?国民もメディアもそれで良しとしている以上、致し方がないのだが。

December 04, 2009

旧態依然たるパソコンの世界

妻のパソコンが旧式化し、新しいソフトについて行けなくなったので更新した。

パソコンとはPC-ATが出る前からの30年以上のつきあいで、機材の更新は幾度も行って来たが、その度に面倒で時間のかかるなセットアップ作業にうんざりさせられる。今回もまた、ほぼ半日をつぶされてしまった。

他の家電にはないこの作業も、パソコン業界の人には当然と思えるだろうが、私には一般消費者向けの電気器具としては全く不適切だと思っている。さらに言えば、パソコン業界の甘えとしか思えないのだ。

買って帰り、コンセントにつなげばそのまま使える、これが一般人向けの商品の正しいあり方だと思う。にもかかわらず、この業界はハードもソフトもメンテナンス性の悪さを放置しているし、インターネット経由でユーザー負担でメンテナンスを行わせるなど甘えきっている。

5年程度の耐久性しか見込んでいないことと併せて、一般消費者向けの商品としては落第点しかつけられない。

買って帰ればそのまま使える、新しいシステムの出現を切望する。またそれが出現すれば、現状の不出来なシステムはあっという間に駆逐されるだろう。

December 03, 2009

村山政権誕生と同じ事の繰り返し

村山政権誕生時と同様に、小沢氏の人を見る目のなさが再現されているようだ。

小沢氏は権力を握るとそれに傲り、弱者の意地を理解できない。村山政権誕生時も、社会党は何もできないから、最後は自分の言いなりになるしかないと言い放って、村山氏や土井氏を怒らせて自民党との連立政権樹立に追い込んだ。今回もまたいつもの癖で、社民党は与党でいるために長年の主張を取り下げると高をくくったのではないだろうか。

元々、政策は権力争いの道具としか見ない人だが、再び弱者の意地を甘く見た報いがどう出るのか。小沢氏が反省して行動を改める人ではないだけに、民主党への他国からの信頼と国民からの信頼の両方を損なうことにならなければよいのだが。

他国からの政権党への信頼は、それを選んだ日本人全体への信頼でもある。国民はその事も認識して民主党の動向を見守らなければならない。

December 02, 2009

景気の足を引っ張る輸入品安売り

景気が悪くなり消費が鈍る度に大々的に行われる、輸入品の安売りや円高還元セール。これを喜ぶ人も多いが、実はこれが景気の足を引っ張っているのだ。

理由は単純。安い輸入品が売れる度に国内生産が減り、輸入代金として賃金が流出してしまう。これがまた需要を減退させ、流通業者はさらに安価な輸入品で売り上げを回復しようとする。この繰り返しで国内の労働需要が減り、賃金と労働需要が減少し続ける。これがデフレスパイラルの正体だ。

これを抜け出すには、輸入品を買わず国産率の高い製品を買うことだ。国産率100%の製品ばかりであれば、その代金は国内を回り続け、いずれ自分自身の賃金となって戻ってくる。原料の輸入依存率が高い日本では、こうはうまくいかないが、価格中の国産率が高い製品を優先して購入することでデフレは鈍化させることができるのだ。

December 01, 2009

ワイドショー型政治

劇場型政治はもう古いようだ。最近はワイドショー出身者がワイドショー受けしそうな発言を繰り返す例が目立つ。ワイドショー型政治と言う方が良い。
ワイドショーでやってきたように、その場の思いつきに近い身勝手な内容を大声で叫び散らして相手を黙らせ、自分の主張を通そうとする。特に、相手を威圧しようとして大声で一方的に発言を続け、相手の発言に全く耳を貸さない者が多いのは困ったことだ。民主主義の基本ができていない。

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