2012年人類滅亡説ブーム
アメリカでは、マヤの古文書が2012年末での人類滅亡を予言しているとの説がブームらしい。これもネタにした映画もあるようだが、いつの世にも人類滅亡予言マニアは尽きないようで、ナショナルジオグラフィックの日本語サイトにどのようにして滅亡するのかの説が幾つも紹介されている。
もっとも、当のマヤの末裔によれば、2012年で人類が滅亡するのではなく、カレンダーの新しい周期に入るのだそうだ。滅亡説の根拠とされる文書にも人類滅亡と書かれているのではないらしい。
このあたりは1999年の人類滅亡ブームと似通っている。このときは「大予言者ノストラダムス」の予言書が1999年の7の月に大魔王が降臨すると書かれているとの説が根拠となった。しかし、当然のことながら何事もなかった。そもそも7月がその7の月かどうかも定かではなかった。名前に7が付くのはSeptember=9月の方だが、あの時はなぜか7月説が主流だった。もっと元を正せば、いわゆるノストラダムスの大予言と言われる書物が、予言書として書かれたものかどうかも定かではないそうだ。
ただ、人類の滅亡が予言されていると言えば滅亡説マニアは飛びつくし、メディアの話題になれば収入にもつながる。パニック映画が大好きな米国人ならなおさらだ。これからも古書を漁っては人類滅亡予言を探す者は絶えないだろう。
ナショナルジオグラフィック・ジャパンの記事へのリンク
終末予言の歴史:古代ローマ
終末予言の歴史:ハレー彗星
このときの騒ぎは、コナンドイルの小説のネタにもなりました。
終末予言の歴史:ブラックホール
加速装置で極小のブラックホール(素粒子並の質量!)ができるとしても、
地球が危険な状態になるには長い時間がかかりそうに思える。
2012年中にはとても間に合いそうもない。
2012年終末説の真実:“惑星X”
2012年終末説の真実:銀河直列
そういえば惑星直列で人類が滅亡すると言う説もありました。
2012年終末説の真実:太陽フレア
2012年終末説の真実:大陸大移動
2012年終末説の真実:マヤの予言
2012年終末説の真実:マヤの絵文書
« 野菜が健康に良いのは本当か? | Main | F-1レースの転換点 »
Comments