警報システムに誤報は付きもの
先日、緊急地震速報の誤報が出たことについて、あれこれ批判する人も多いようだ。しかし、警報システムには誤報がつきものと考える方が良い。
なぜならば、誤報を嫌って検知装置の感度を下げたり、警報装置を切ってしまい、その結果惨事につながった前例がいくらでもあるからだ。時折誤報が出るぐらいでなければ警報装置は役に立たない。
もちろん、誤報が出た場合には誤報の原因を確認しなければならない。そして誤報が出やすい理由、たとえば設置場所が不適切で誤報が出やすい、今回のように装置の設定にミスがあるなどがあれば手直しをするのは当然だ。しかし、いい加減な判断で検出感度を下げたり、警報システムを停止したりしてはいけない。過去の例が物語るように、惨事が待ち構えている。
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