高速道路通行料金(利用者負担か全納税者負担かの選択)
高速道路の通行料金の全面引き下げや無料化を各政党が唱えている。しかしそれで良いのだろうか。
高速道路の通行料金は、基本的に建設借入金と管理費(補修費、人件費など)に充てられる。従って、通行量を無料化したり極端に引き下げたりすると、高速道路会社は借入金の返済ができず、道路を維持管理する費用も払えなくなる。そうなれば、返済不履行で高速道路が差し押さえられたり、補修ができないため荒れ果てて通行できなくなったりする。
そうならないためには誰かがその費用を払う必要がある。その財源をどこに求めるのかと言えば、結局は税金をつぎ込まなければならない。つまり利用者が負担する代わりに、高速道路を利用しないものを含めた納税者全員がそれを支払う事になるのだ。
というわけで、この問題は利用者負担か全納税者負担かということに還元される。果たしてあなたはどちらを選ぶのだろうか?
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