民主党への要望
日本郵政社長人事の不手際で、次の政権を民主党が得る事がほぼ確実になった。そこで民主党への要望をかいてみたい。
まず、今までのように「どうせ否決されるから単なる人気取りでよい」といわんばかりの政策ではなく、現実に実行可能な政策を提出してほしい。
次に、自民党と変わらない、いやむしろ激しい党内の派閥抗争はやめてもらいたい。自民党は元々寄せ集め集団だが、政権奪取だけが共通目的の自民党以上の寄せ集めの民主党では、党内抗争が激しくなればたちまち分裂するだろう。
次いで、「骨太の方針」という美名(?)のもとに行われた、小泉改革の弱者切り捨てや国民資産の投げ売りの是正を行ってほしい。民営化による無駄排除との仮面の下で、実際には資金を持つ者の利益を優先して行われた改変の結果、多くの勤労者が苦しむ事になった。これを改めない限り日本社会の安定度はどんどん低下するだろう。
1960年代から盛んに行われた教育改革で、日本政府は権威に従順な国民を育てようとしてきた。それは成功し、若者たちは大勢に従う事を美徳と考え、独自性を主張する者を「KY」と呼んで集団から疎外する事が当然と見なされるようになった。また、政府とマスコミが協調して行うキャンペーンは鵜呑みにして信じる者が多い。この結果、現代社会に違和感を覚える者は疎外を恐れ沈黙し、それがさらに疎外感を募らせ、ついには暴発に至る。現在はこれが散発的に起きているだけだが、やがては集団で暴動となる可能性は大いにある。これを防ぐためにも、小泉改革では無視された弱者への目配りのある政策を求めたい。
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