「書を捨てよ、街に出よ」
「書を捨てよ、街に出よ」とはどなたの言葉であったか。かつて反安保闘争や大学紛争が盛んであった時代にかけて、学問書ばかり読んで行動しないインテリに対しての、街に出て政治行動に参加せよとの呼びかけであったように記憶するが、いま再びこの言葉が必要な時代が巡ってきたようだ。
庶民、特に若者が政治に背を向けている間に政治はすっかり堕落して、党利党略と自己の経済的利益しか頭にない人ばかりが国会議事堂を占拠する事態になっている。このままでは日本の政治は立ちゆかない。特に、町に失業者があふれ、「大学は出たけれど」といわれた昭和初期の大不況に匹敵するこの大不況のさなか、庶民が結集して声を上げなければ将来への希望は持てない。
若者よ、「書を捨てよ、街に出よ」。
その書がコミック書でしかないのが悲しいが、今はコミック書を読みふけっていては自分たちの権利が守れない時代なのだ。
注;この言葉は寺山修司氏のものであったように記憶するが、確信がないので「どなたの言葉であったか」とした。
« The time is changin'. | Main | 次の選挙、消去法で伸びるのは共産党? »
Comments